大儀見救った なでしこ豪とドロー

2014.05.15 09:00 Thu
<15年W杯カナダ大会予選・AFC女子アジア杯:オーストラリア2-2日本>◇14日◇1次リーグ◇ベトナム・ホーチミン
初優勝を目指すなでしこジャパン(FIFAランキング3位)が、オーストラリア(同11位)と引き分けた。前半21分に相手のカウンター攻撃から失点。すかさず合流したばかりのエース大儀見優季(26=チェルシー)を投入した。後半にも失点したが、オウンゴールと大儀見の得点で追いつき、勝ち点1をもぎ取った。第2戦は16日にベトナム(同28位)と戦う。

大エースさまさまだ。1-2の後半38分。川澄の左後方からのパスをゴール前で受けた大儀見が、見事なダイレクト左足ボレーを決めた。前半から劣勢続きだったなでしこを救う起死回生の1発。大儀見は「どうだ」とばかりの表情で仲間とハイタッチをかわした。

大儀見の存在が試合の雰囲気を一変させた。キックオフ直後は完全にオーストラリアのペース。前半21分にはDF岩清水の縦パスをカットされ、そのまま右サイドを破られた。FWフォードにドリブルでゴール前まで運ばれ、先制ゴールを決められた。このままでは何点取られるか分からないような苦しい出来に、佐々木監督もたまらず大儀見を投入した。
「FWのところで起点が作れていなかった。なるべく前でマイボールで試合ができるように工夫した」と大儀見。ほとんどボールを触れなかった先発FW吉良と違い、パスが出てこないとみるや低い位置まで下がってポストプレー。自分にボールを集めて、サイドの川澄らのマークを軽減した。なでしこ反撃の1点目は川澄の鋭いクロスが相手DFに当たったものだった。

たとえオーストラリアに敗れていたとしても、残る2戦は28位ベトナムと54位ヨルダンが相手。普通にやれば準決勝進出でW杯出場は決まる。だが、この日は「アジア杯初優勝」「W杯連覇」と口にするのもためらわれる内容。「コンディションもいいし、あと2戦フル出場するつもりで挑みたい」という大儀見は1次リーグ終了後にイングランドへ戻る。初優勝へは、まだ課題が残されている。
◆アジア杯大会方式 A組(ベトナム、オーストラリア、日本、ヨルダン)とB組(韓国、中国、タイ、ミャンマー)の2組に分かれグループリーグを戦う。上位2チームずつが準決勝、その勝者が決勝を行う。準決勝の敗者は3、4位決定戦、グループ3位チームは5、6位決定戦を行う。上位5チームが15年W杯カナダ大会の出場権を獲得できる。

提供:日刊スポーツ

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