後半に得点を重ねた日本がクウェートを破り、2大会連続の決勝進出!《AFCフットサル選手権2014》

2014.05.08 19:03 Thu
▽8日に行われたAFCフットサル選手権2014準決勝、フットサルクウェート代表vsフットサル日本代表は、日本が6-1で勝利した。前日に行われたタイとの準決勝を1点差で逃げ切った日本は、同じく準々決勝でオーストラリアを5-2で下したクウェートと対戦した。立ち上がり1分、日本はFP西谷がミドルレンジからファーストシュートを放つ。3分には、右サイドからFP吉川がシュートパスを入れると、FP小曽戸がファーに詰めるもわずかに合わない。

▽序盤から試合の主導権を握る日本は、4分にFP森岡の絶妙なサイドチェンジから吉川が折り返し、最後はゴール前に小曽戸が詰めるも相手DFにブロックされてしまう。さらに、5分、日本はFP佐藤、FP稲葉、FP内村、FP渡邉と3つ目のセットを投入すると、この交代がいきなり功を奏す。左サイドでパスを受けた稲葉が左足一閃。これが右隅に決まり、日本が先制する。

▽先制点を奪った日本は、終始ボールをキープし、相手陣内でプレーする時間が続く。9分、FP滝田のパスをFP星がシュート。これは相手DFがわずかに触り、枠の右に外れる。11分にはFKの流れから小曽戸がシュートも枠を大きく外れる。直後にはFP皆本がボックス手前からシュートを放つもGK正面。日本は攻め込む時間が長いものの、追加点が奪えない。

▽対するクウェートは12分、FPアワディがボール奪取からシュート。しかし、前に出たGK藤原が体でブロックし、日本は事なきを得る。それでも15分、キックインを受けた6番がFP佐藤を背負いながらも、強烈な反転シュート。藤原が一度は弾くも、FPムハンマドがこぼれ球を豪快に蹴り込み、クウェートが同点に追いつき、前半は1-1で終了した。

▽迎えた後半、日本は森岡、皆本、吉川、稲葉とセットを変えてスタートする。すると21分、森岡のパスを受けた皆本がボックス右からシュート。これがGKの手を弾いてネットを揺らし、日本が勝ち越しに成功する。勢いに乗る日本は22分、吉川のパスを受けた稲葉が強烈なシュートを右隅に突き刺し、リードを2点に広げる。

▽2点のリードを許したクウェートは、23分からFPラーマンをGKにおいてパワープレーを開始。しかし24分には、ミスを突いた小曽戸が無人のゴールへシュートを沈め、4-1とする。リードを広げられたクウェートは、GKをアワディに代えてパワープレーを継続。しかし27分、鋭い出足でボールを奪った小曽戸が再び無人のゴールへ流し込み、5点目を奪うと、29分には小曽戸の折り返しを後方から走り込んだ星が蹴り込み、リードを5点とする。その後は、クウェートがボールを保持する時間が続くものの、日本の集中した守備の前にゴールを脅かすことができず。そのまま試合は終了し、日本が6-1で勝利。優勝した前回大会に続いて、2大会連続で決勝進出を決めた。日本は今後、イランvsウズベキスタンの勝者と10日に決勝戦を行う。

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