女子アジアカップに海外組6選手を招集できず… 上田・女子委員会副委員長が経緯を明かす
2014.05.02 20:56 Fri
▽日本サッカー協会(JFA)は2日、5月8日に行われる『なでしこジャパン WORLD MATCH』のニュージーランド女子代表戦と、5月14日からベトナムで行われるAFC女子アジアカップに臨むなでしこジャパン23名を発表した。
▽今回のアジアカップが、インターナショナルマッチ(以下、IMD)に認定されなかったため、熊谷紗希(リヨン/フランス)や大野忍(アーセナル・レディース/イングランド) ら海外リーグでプレーする6選手を招集できず、クラブ側が招集に応じてくれた4選手(MF川澄奈穂美、FW大儀見優季、DF宇津木瑠美、MF木龍七瀬)の 内、大儀見はグループリーグのみの参加となる。
▽女子委員会副委員長を務める上田栄治氏が、アジアカップがIMDに設定されなかった経緯について次のように明かしている。
▽「今回、アジアカップがIMDとしての設定されなかったために海外のクラブは選手をリリースする理由がなく、なでしこジャパンに収集することができませんでした。JFAとしてはギリギリまで直接、選手たちの所属クラブと掛け合いましたが、リーグの佳境を迎えるヨーロッパのクラブの了解を得ることができずに6名の選手を招集することができませんでした。その結果、6名の選手を除いたチーム編成でアジアカップに臨むこととなりました」
▽「JFAは、アジアカップの日程がIMDとなっていないことを認識した2012年11月から、FIFA(国際サッカー連盟)やAFC(アジアサッカー連盟)に対して継続的に指摘してきましたが、結果的にIMDに入れられなかったことを残念に思っています。今回のような事態を招いた理由として、アジアカップの開催地決定のタイミングが遅かったことが挙げられます。時系列で説明しますと、FIFAのIMDの決定は、2012年の11月でした。同時期にアジアカップのホスト国として挙がっていたのは、5月または11月に大会の開催を予定するオーストラリア、5月の開催を予定するベトナムでした。FIFAは、開催予定の時期が流動的だったため、『IMDに加えることが困難』という判断されました」
▽「その後、オーストラリアが2013年4月に立候補を取り下げ、ベトナムが5月にアジアカップの予選を突破したことにより、アジアカップ本戦の開催国として決定しました。開催国決定後、AFCからFIFAに対して、アジアカップをIMDに加えるよう要請したとされますが、認可が下りることはありませんでした。JFAとしては継続的に指摘してきましたが、2014年2月にFIFAがJFAに対して、『IMDに加えるのは困難』ということで、日本人選手が所属する各クラブに対して、直接交渉するようにとの話をいただきました」
▽「今年4月には、代表チーム部の部長が海外クラブとの直談判を行いました。ヨーロッパのクラブは、状況に理解を示してくれましたが、各クラブの状況、特に優勝争いや残留争いに関わるクラブは、選手のリリースに難色を示されました。帰国後も、引き続き各クラブと交渉を続けると同時にFIFA、AFCと調整をしてきました。ヨーロッパの選手が大会途中から参加できるようにアジアカップの登録選手数を23名から25名まで幅を持たせるといったことについて、現在も交渉を続けていますが、結果はまだ出ておりません」
▽「今月5日からキャンプが始まり、チーム編成をする上で今日がタイミリミットということで、6名の選手が招集できないことを前提にメンバーを選びました。このような中、海外から4名の選手を招集することができました。その4名は、川澄、大儀見、宇津木、木龍です。大儀見は1次リーグの3試合のみという期限付きですが、他の選手はアジアカップの全日程で起用することが可能となりました。4名の選手を招集できたことには満足しており、了承してくれたクラブには感謝したいと思っています」
▽「当初、なでしこジャパンのメンバー発表を4月24日に予定しておりました。しかし、このような厳しい状況となったために、本日の発表となりました。発表が遅くなり、なでしこリーグや選手所属の各クラブ、選手、メディア、多くのサポーターの皆様にはご迷惑をお掛けすることになり、大変申し訳ありません」
▽「アジアカップがアジア最高峰の大会というだけはなく、ワールドカップの予選でもあります。このような大会が、FIFAのIMDに含まれないというようなことは、あってはならないことです。今後、このような事態を招かないように、AFCに働きかけていきたいと思います」
▽今回のアジアカップが、インターナショナルマッチ(以下、IMD)に認定されなかったため、熊谷紗希(リヨン/フランス)や大野忍(アーセナル・レディース/イングランド) ら海外リーグでプレーする6選手を招集できず、クラブ側が招集に応じてくれた4選手(MF川澄奈穂美、FW大儀見優季、DF宇津木瑠美、MF木龍七瀬)の 内、大儀見はグループリーグのみの参加となる。
▽女子委員会副委員長を務める上田栄治氏が、アジアカップがIMDに設定されなかった経緯について次のように明かしている。
▽「今回、アジアカップがIMDとしての設定されなかったために海外のクラブは選手をリリースする理由がなく、なでしこジャパンに収集することができませんでした。JFAとしてはギリギリまで直接、選手たちの所属クラブと掛け合いましたが、リーグの佳境を迎えるヨーロッパのクラブの了解を得ることができずに6名の選手を招集することができませんでした。その結果、6名の選手を除いたチーム編成でアジアカップに臨むこととなりました」
▽「JFAは、アジアカップの日程がIMDとなっていないことを認識した2012年11月から、FIFA(国際サッカー連盟)やAFC(アジアサッカー連盟)に対して継続的に指摘してきましたが、結果的にIMDに入れられなかったことを残念に思っています。今回のような事態を招いた理由として、アジアカップの開催地決定のタイミングが遅かったことが挙げられます。時系列で説明しますと、FIFAのIMDの決定は、2012年の11月でした。同時期にアジアカップのホスト国として挙がっていたのは、5月または11月に大会の開催を予定するオーストラリア、5月の開催を予定するベトナムでした。FIFAは、開催予定の時期が流動的だったため、『IMDに加えることが困難』という判断されました」
▽「その後、オーストラリアが2013年4月に立候補を取り下げ、ベトナムが5月にアジアカップの予選を突破したことにより、アジアカップ本戦の開催国として決定しました。開催国決定後、AFCからFIFAに対して、アジアカップをIMDに加えるよう要請したとされますが、認可が下りることはありませんでした。JFAとしては継続的に指摘してきましたが、2014年2月にFIFAがJFAに対して、『IMDに加えるのは困難』ということで、日本人選手が所属する各クラブに対して、直接交渉するようにとの話をいただきました」
▽「今年4月には、代表チーム部の部長が海外クラブとの直談判を行いました。ヨーロッパのクラブは、状況に理解を示してくれましたが、各クラブの状況、特に優勝争いや残留争いに関わるクラブは、選手のリリースに難色を示されました。帰国後も、引き続き各クラブと交渉を続けると同時にFIFA、AFCと調整をしてきました。ヨーロッパの選手が大会途中から参加できるようにアジアカップの登録選手数を23名から25名まで幅を持たせるといったことについて、現在も交渉を続けていますが、結果はまだ出ておりません」
▽「今月5日からキャンプが始まり、チーム編成をする上で今日がタイミリミットということで、6名の選手が招集できないことを前提にメンバーを選びました。このような中、海外から4名の選手を招集することができました。その4名は、川澄、大儀見、宇津木、木龍です。大儀見は1次リーグの3試合のみという期限付きですが、他の選手はアジアカップの全日程で起用することが可能となりました。4名の選手を招集できたことには満足しており、了承してくれたクラブには感謝したいと思っています」
▽「当初、なでしこジャパンのメンバー発表を4月24日に予定しておりました。しかし、このような厳しい状況となったために、本日の発表となりました。発表が遅くなり、なでしこリーグや選手所属の各クラブ、選手、メディア、多くのサポーターの皆様にはご迷惑をお掛けすることになり、大変申し訳ありません」
▽「アジアカップがアジア最高峰の大会というだけはなく、ワールドカップの予選でもあります。このような大会が、FIFAのIMDに含まれないというようなことは、あってはならないことです。今後、このような事態を招かないように、AFCに働きかけていきたいと思います」
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