スアレス30ゴール達成のリバプールが11連勝で優勝へまた一歩前進《プレミアリーグ》
2014.04.20 22:00 Sun
▽プレミアリーグ第35節のノリッジvsリバプールが20日に行われ、アウェイのリバプールが2-3で勝利した。
▽前節、マンチェスター・シティとのビッグマッチを制してリーグ10連勝を達成したリバプールは、この勝利で自力優勝の可能性を手にした。迎えた今節、24年ぶりのリーグ制覇に向けてまい進するロジャーズ率いるチームは、17位に低迷するノリッジの本拠地キャロウ・ロードに乗り込んだ。シティ戦で退場処分を受けたヘンダーソンと同じく負傷中のスタリッジが欠場となり、代役にはジョー・アレン、ルーカス・レイバが入った。
▽序盤から猛攻を仕掛けるリバプールは開始4分でノリッジゴールを陥れる。左サイドに流れたコウチーニョから横パスを受けたスターリングがバイタルエリアで豪快に右足を振りぬくと、DFにディフレクトしたこのシュートがゴール左隅に突き刺さった。
▽早々の先制点に勢いづくリバプールは攻勢を続けると、今度は絶対的なエースがゴールネットを揺らす。11分、味方からのスルーパスに抜け出したスターリングが左サイドからグラウンダーの折り返しを送ると、これをウルグアイ代表FWがワンタッチで流し込んだ。このゴールでスアレスは今シーズンのリーグ戦のゴール数を「30」の大台にのせた。
▽早い時間に2点を奪ったことで、その後はやや落ち着いてしまったリバプールは、徐々に相手の反撃を許してしまう。だが、シュクルテルを中心に最後の場面で体を張る守備陣がノリッジの攻撃を水際で防いでいく。33分にはレドモンドに強烈なミドルシュートを放たれるが、ここはGKミニョレが何とか弾き出し事なきを得る。そして、リバプールは2点のリードを保ったまま、試合を折り返した。
▽一度切れたスイッチをなかなか戻せないリバプールは、この後半も守勢に回る。すると、ミスからこの立ち上がりに失点を喫する。54分、右サイド深くでのスローインの流れからゴール前にクロスが送り込まれると、シュクルテルとの意思疎通を欠いたGKミニョレがB・ジョンソンに競り負けてパンチングミスを犯す。そして、このこぼれ球をフーパーに流し込まれた。
▽この失点でリバプールに不穏な空気が漂い始めるも、絶好調のスターリングがこの悪い流れを断ち切る。62分、高い位置でB・ジョンソンのパスをカットしたスターリングが、そのままドリブルで持ち上がってボックス内に侵入。最後はスアレスの絶妙なデコイランのお膳立てから左足のシュートを放つと、相手DFにディフレクトしたボールがGKルディの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。
▽このゴールで勝負は決したかに思われたが、残留に向けて負けられないノリッジが意地を見せる。77分、左サイドへの大きな展開からM・オルソンが上げたクロスをフラナガンに競り勝ったスノッドグラスが頭でゴールに流し込み、点差を再び1点に縮める。
▽これで勢いに乗ったホームチームはファン・ヴォルフスヴィンケル、ジョシュ・マーフィーという攻撃のカードを切って攻勢を強める。対してリバプールは中盤を1枚削ってアッゲルを投入し、システムを3バックに変更し逃げ切りを図った。この流れの中でノリッジは83分、レドモンドの左クロスをファン・ヴォルフスヴィンケルがドンピシャのタイミングでヘディングシュートも、これはミニョレがファインセーブする。そして、最後までノリッジの猛攻を何とか凌ぎきったリバプールが、リーグ11連勝を達成し、24年ぶりのリーグ制覇に向けてまた一歩歩みを進めた。
▽前節、マンチェスター・シティとのビッグマッチを制してリーグ10連勝を達成したリバプールは、この勝利で自力優勝の可能性を手にした。迎えた今節、24年ぶりのリーグ制覇に向けてまい進するロジャーズ率いるチームは、17位に低迷するノリッジの本拠地キャロウ・ロードに乗り込んだ。シティ戦で退場処分を受けたヘンダーソンと同じく負傷中のスタリッジが欠場となり、代役にはジョー・アレン、ルーカス・レイバが入った。
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▽この失点でリバプールに不穏な空気が漂い始めるも、絶好調のスターリングがこの悪い流れを断ち切る。62分、高い位置でB・ジョンソンのパスをカットしたスターリングが、そのままドリブルで持ち上がってボックス内に侵入。最後はスアレスの絶妙なデコイランのお膳立てから左足のシュートを放つと、相手DFにディフレクトしたボールがGKルディの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。
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