独紙評価:岡崎はノーゴールを「気にしている様子」

2014.04.15 04:06 Tue
12日に行われたブンデスリーガ第30節で、マインツブレーメンをホームに迎え、3-0で完勝した。FW岡崎慎司は、ゴールこそなかったものの、ドイツメディアからまずまずの評価を得ている。

マインツは5分、相手FWニルス・ペテルセンのオウンゴールで先制し、16分にはMFクリストフ・モリッツが決めて追加点。さらに39分にはMFユヌス・マリが3点目を挙げ、一方的な試合を前半のうちに決定づけている。

岡崎は23分、ゴールライン上で相手選手のヘディングシュートを止め、チームをピンチから救うなど、無失点の勝利に貢献した。その直後には、相手ペナルティーエリア内で左からのクロスを胸トラップで相手DFをかわしながら右足シュートにまで持ち込み、個人技を披露するが、枠をわずかに外している。

ブレーメンにほとんどチャンスを許さず、さらに数多くの決定機をつくったマインツ。後半はゴールを奪うことができなかったが、それでもチーム全体への評価は高かった。

ドイツ『ビルト』(チーム平均点2.45)は、採点対象とした11人のうち、6人に2を与え、岡崎を含む5人は3と及第点をつけている。また、同メディアの第30節ベストチームにDFジュニオール・ディアス、ズデニェク・ポスピェフが選出された。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

『キッカー』でもチーム平均点は2.5と高く、最低点のGKロリス・カリウスにも3.5と合格点。岡崎はDFニコ・ブンゲルト、ニコルツェ・ノベスキ、FWエリック・マキシム・チュポ=モティングと同じ3だった。こちらは、右サイドバックのポスペフにチーム最高点1.5を与え、同選手をマン・オブ・ザ・マッチと第30節ベストチームに選出している。

地元メディア『アルゲマイネ・ツァイトゥング』(チーム平均点2.36)は、岡崎のパフォーマンスにGKカリウスとシュポ=モティンと同じ3をつけた。ポスペフとモリツを1.5と絶賛した同メディアは、岡崎については次のようなコメント記している。

「ゴールラッシュで自身が得点を挙げることができなかった日本人選手は、それを明らかに気にしている様子だった。長身の(DFセバスティアン・)プレードルに対し空中戦を制することもあり、そのオーストリア人選手のヘディング弾をライン上でクリアしている(23分)。巧みな個人技を見せた場面(25分)に限らず、少し運が足りない印象を与えた」

7位のまま順位の変動はなかったマインツだが、ヨーロッパリーグ出場権争いで6位ボルシアMGとの勝ち点差を2ポイントまで縮めた。次節はアウェイでドルトムントと対戦する。
提供:goal.com

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