岡崎フル出場、ブレーメンに3-0で快勝《ブンデスリーガ》
2014.04.13 03:11 Sun
12日に行われたブンデスリーガ第30節、マインツvsブレーメンは、ホームのマインツが3-0で勝利した。マインツFW岡崎慎司は3試合連続の先発出場で、フル出場。得点はなかったものの、チームの勝利に貢献している。
前節のフランクフルトとのライン・マインダービーに敗れ、勝ち点44の7位とヨーロッパリーグ圏内が遠くなったマインツ。これ以上の取りこぼしは許されない。トゥヘル監督は2試合ぶりの勝利を狙って中盤にソトとマリを起用。11月に行われたブレーメンとのアウェイゲームで2得点を叩き出している1トップ・岡崎にもブレイクの期待が寄せられた。
対するブレーメンは勝ち点33の12位。ドゥット監督は4-4-2の布陣で、エリアとペテルセンの2トップを起点に攻めを仕掛けたかった。
立ち上がりから試合は思わぬ方向へと進む。開始5分、マインツは幸運な先制点を手にする。右CKは味方に合わず、中央のペテルセンの下へ。相手FWにプレッシャーはかかっていなかったが、右足でのクリアが完全にミスとなり、そのままゴールに決まった。
これに気を良くしたマインツは、さらなる猛攻を見せ、一方的にゲームを支配。16分には、ポスペフの右サイドからのロングボールを岡崎とDFが競り合い、こぼれたボールをモリツが右からゴール。効率良く追加点を挙げた。
2-0になった後も、マインツは攻撃の手を緩めない。25分には左をえぐったソトの折り返しに反応した岡崎が胸トラップから相手DFをかわして右足シュートという芸術的なプレーを披露する。これが入っていたら完璧だったが、残念ながら枠の外。本人も大いに悔しがった。
こうした決定機を逃しても、マインツはゴールへの意欲を失わなかった。そして39分、ポスペフの絶好のスルーパスに抜け出したマリの右足シュートがゴールに吸い込まれ、前半だけで3点をリード。早い時間に試合の行方をほぼ決めた。
前半のブレーメンは、左CKからプレードルが放った打点の高いヘッドが岡崎にクリアされた23分の決定機くらいしか、ゴールが入りそうな雰囲気が感じられなかった。
このままでは終われないドゥット監督は、後半開始時にペテルセンを下げ、ゲブレ・セラシェを投入。前線のてこ入れを図った。この効果もあり、前半よりは高い位置で攻撃を組み立てられるようになり、何度かCKも得るが、得点にはなかなか結びつかなかった。
逆にマインツはカウンター狙いの戦術にシフト。自陣を固めてボールを奪うと、岡崎に当てて、マリとシュポ=モティンが飛び出す形が要所要所で効果的に出た。
ブレーメンは67分にフントに代えてオブラニアク、78分にバルグフレーデに代えてコビランスキを投入し、何とか一矢報いようとする。が、決定機らしい決定機は中盤からの縦パスにエリアが抜け出し、GKカリウスと1対1になった72分の場面くらい。今季のブレーメンはマインツの激しい前線からのプレスと攻守の切り替えの速さに手を焼き、ホームとアウェイ両方で完敗した。
結局、試合は3-0のまま終了。マインツは次節ルトムント戦に弾みをつけた。ブレーメンは2連敗。上位浮上の足掛かりはつかめなかった。
提供:goal.com
前節のフランクフルトとのライン・マインダービーに敗れ、勝ち点44の7位とヨーロッパリーグ圏内が遠くなったマインツ。これ以上の取りこぼしは許されない。トゥヘル監督は2試合ぶりの勝利を狙って中盤にソトとマリを起用。11月に行われたブレーメンとのアウェイゲームで2得点を叩き出している1トップ・岡崎にもブレイクの期待が寄せられた。
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2-0になった後も、マインツは攻撃の手を緩めない。25分には左をえぐったソトの折り返しに反応した岡崎が胸トラップから相手DFをかわして右足シュートという芸術的なプレーを披露する。これが入っていたら完璧だったが、残念ながら枠の外。本人も大いに悔しがった。
こうした決定機を逃しても、マインツはゴールへの意欲を失わなかった。そして39分、ポスペフの絶好のスルーパスに抜け出したマリの右足シュートがゴールに吸い込まれ、前半だけで3点をリード。早い時間に試合の行方をほぼ決めた。
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このままでは終われないドゥット監督は、後半開始時にペテルセンを下げ、ゲブレ・セラシェを投入。前線のてこ入れを図った。この効果もあり、前半よりは高い位置で攻撃を組み立てられるようになり、何度かCKも得るが、得点にはなかなか結びつかなかった。
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ブレーメンは67分にフントに代えてオブラニアク、78分にバルグフレーデに代えてコビランスキを投入し、何とか一矢報いようとする。が、決定機らしい決定機は中盤からの縦パスにエリアが抜け出し、GKカリウスと1対1になった72分の場面くらい。今季のブレーメンはマインツの激しい前線からのプレスと攻守の切り替えの速さに手を焼き、ホームとアウェイ両方で完敗した。
結局、試合は3-0のまま終了。マインツは次節ルトムント戦に弾みをつけた。ブレーメンは2連敗。上位浮上の足掛かりはつかめなかった。
提供:goal.com
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