川又、大逆転代表入りへ猛アピール弾

2014.04.10 08:00 Thu
日本代表候補のFW川又堅碁(24=新潟)が、W杯メンバー滑り込みへ貴重な一撃を決めた。国内組による合宿最終日の9日、千葉県内で流通経大と練習試合(45分×2本)が行われ、日本代表が2-0で勝利した。後半から出場した川又が左足でゴール。ザッケローニ監督は得点シーンを見ていなかったと冗談を飛ばしたが、川又は自分の動きを見ていた代表候補たちの観察力や視野の広さに驚き、自信を深めた。

川又は虎視眈々(たんたん)とゴールを狙っていた。FW豊田、工藤、MF斎藤らが前半を無得点で終える。「ゴールがなかったんで、点を取ろうと思った。みんなでまとまり、盛り上げていこう」と川又。後半から1トップに入ると、見せ場は30分にやってきた。

DF鈴木が右クロスを出すと、川又はペナルティーエリアへ。ゴール前のMF南野が返したボールを、勢いよく左足で決めた。「ただ単に点を取っただけ。もっと顔を出せる部分はあった」と貪欲に振り返ったが、初招集ながら、来月12日のメンバー発表前のラストチャンスでアピールに成功した。
この1点を、ザッケローニ監督は「FWにはできるだけ得点を決めろと言っている」と評価しつつ、「その時は違う部分を見ていた」と、ジョークを飛ばした。代表候補の仲間はしっかり川又を見ていた。川又は「動きだしの部分でも、このタイミングでパスをくれるのかと思うほど。みんなうまい。(新潟と)見てくれるところが全然違う」。アシストの南野にも「前に向かう能力がすごく高い」と刺激を受けた。

昨季はリーグ2位の23得点。今季は1得点だが、3日間の合宿を終え「楽しかった。またサッカーの楽しさが分かってきた」と笑顔を見せた。1トップの秘密兵器として、逆転のメンバー選出の可能性はある。代表のレベルの高さを体に浸透させ、リーグでも得点を刻む。【由本裕貴】
提供:日刊スポーツ

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