ホームで敗戦も逃げ切ったドルトムントがベスト8進出《CL》
2014.03.20 06:50 Thu
▽CL決勝トーナメント1回戦2ndレグ、ドルトムントvsゼニトが19日にシグナル・イドゥナ・パルクで行われ、ゼニトが1-2で勝利した。しかし、1stレグのアドバンテージを生かしたドルトムントが2戦合計5-4のスコアで逃げ切り、ベスト8進出を果たした。
▽先月25日にゼニトホームで行われた1stレグを4-2で先勝したドルトムントだが、直近のリーグ戦では10人のボルシアMGにホームで敗れ、ショックを引きずった状態でこの2ndレグを迎えた。対してホームで大敗を喫したゼニトは11日にスパレッティ前監督を解任。この試合の前日に前トッテナムの指揮官、ビラス=ボアス氏を新監督に招へいした。なお、この2ndレグは38歳の元ロシア代表MFセマク氏が暫定監督として指揮を執った。
▽戦前の予想とは異なり、やや慎重な入りを見せたドルトムントに対して、序盤からボールを保持するゼニトがペースを握っていく。7分にヴィツェルのミドルシュートでドルトムントゴールを脅かしたゼニトは、16分に先制点を奪う。右サイドからドリブルで切れ込んだフッキがバイタルエリアで豪快に左足を振りぬくと、強烈なスライスがかかったシュートがゴール左隅に突き刺さった。
▽前半半ばから終盤にかけては徐々にボールポゼッションを高めたドルトムントと、素早い攻守の切り替えからカウンターを繰り出すゼニトという構図の下、試合は拮抗した状況が続く。この流れの中、フィニッシュまで持ち込むことができていたのはゼニトだったが、ゴールを奪ったのはドルトムントだった。
▽38分、左サイドを抜け出したシュメルツァーのクロスをゴール前に走りこんだケールが打点の高いヘディングで合わせる。このシュートがGKマラフェエフの手を弾いてゴール左に吸い込まれた。そして、前半はこのまま1-1のスコアで終了した。
▽前半終盤に追いつかれたことで逆転での準々決勝進出にはあと3点が必要になったゼニトだったが、ドルトムントが守備を修整してきたことで、後方からのビルドアップが機能しなくなる。それでも、右サイドに張るフッキを起点にヴィツェルやファイズリンがフィニッシュの場面を演出するが、GKヴァイデンフェラーの牙城を崩すまでには至らず。
▽その後は危なげなくゲームをコントロールするドルトムントの時間が続く。何とか流れを変えたいゼニトのセマク監督は63分、ケルジャコフに代えてロンドンを投入。すると、この交代策がゼニトに勝ち越しゴールをもたらす。73分、クリーシトの左クロスに反応したロンドンがゴール前に抜け出し、うまくバウンドを合わせたヘディングシュートを流し込んだ。
▽このゴールで息を吹き返したゼニトは試合終盤にかけてリスクを冒した攻撃を仕掛けるも、シャトフやアニュコフのシュートがことごとくGKの正面を突いてしまい、追加点に結び付かない。そして、試合はこのまま2-1でタイムアップ。1stレグのアドバンテージを生かしたドルトムントが2戦合計5-4のスコアで逃げ切り、ベスト8進出を果たした。
▽先月25日にゼニトホームで行われた1stレグを4-2で先勝したドルトムントだが、直近のリーグ戦では10人のボルシアMGにホームで敗れ、ショックを引きずった状態でこの2ndレグを迎えた。対してホームで大敗を喫したゼニトは11日にスパレッティ前監督を解任。この試合の前日に前トッテナムの指揮官、ビラス=ボアス氏を新監督に招へいした。なお、この2ndレグは38歳の元ロシア代表MFセマク氏が暫定監督として指揮を執った。
▽戦前の予想とは異なり、やや慎重な入りを見せたドルトムントに対して、序盤からボールを保持するゼニトがペースを握っていく。7分にヴィツェルのミドルシュートでドルトムントゴールを脅かしたゼニトは、16分に先制点を奪う。右サイドからドリブルで切れ込んだフッキがバイタルエリアで豪快に左足を振りぬくと、強烈なスライスがかかったシュートがゴール左隅に突き刺さった。
▽前半半ばから終盤にかけては徐々にボールポゼッションを高めたドルトムントと、素早い攻守の切り替えからカウンターを繰り出すゼニトという構図の下、試合は拮抗した状況が続く。この流れの中、フィニッシュまで持ち込むことができていたのはゼニトだったが、ゴールを奪ったのはドルトムントだった。
▽38分、左サイドを抜け出したシュメルツァーのクロスをゴール前に走りこんだケールが打点の高いヘディングで合わせる。このシュートがGKマラフェエフの手を弾いてゴール左に吸い込まれた。そして、前半はこのまま1-1のスコアで終了した。
▽前半終盤に追いつかれたことで逆転での準々決勝進出にはあと3点が必要になったゼニトだったが、ドルトムントが守備を修整してきたことで、後方からのビルドアップが機能しなくなる。それでも、右サイドに張るフッキを起点にヴィツェルやファイズリンがフィニッシュの場面を演出するが、GKヴァイデンフェラーの牙城を崩すまでには至らず。
▽その後は危なげなくゲームをコントロールするドルトムントの時間が続く。何とか流れを変えたいゼニトのセマク監督は63分、ケルジャコフに代えてロンドンを投入。すると、この交代策がゼニトに勝ち越しゴールをもたらす。73分、クリーシトの左クロスに反応したロンドンがゴール前に抜け出し、うまくバウンドを合わせたヘディングシュートを流し込んだ。
▽このゴールで息を吹き返したゼニトは試合終盤にかけてリスクを冒した攻撃を仕掛けるも、シャトフやアニュコフのシュートがことごとくGKの正面を突いてしまい、追加点に結び付かない。そして、試合はこのまま2-1でタイムアップ。1stレグのアドバンテージを生かしたドルトムントが2戦合計5-4のスコアで逃げ切り、ベスト8進出を果たした。
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