ザッケローニ「技術とスピードの組み合わせが必要」

2014.03.06 00:07 Thu
日本代表は5日、ニュージーランド代表との国際親善試合に4-2の勝利を収めた。アルベルト・ザッケローニ監督は会見で試合を振り返り、収穫や課題についてコメントしている。

開始直後から立て続けにゴールを重ね、4点のリードを奪った日本代表だが、前半途中から失速。39分に1点を返されると、後半は完全に劣勢に追い込まれ、さらに1失点を喫して試合を終えた。それでもザッケローニ監督は、テストとしての狙いを果たすことができた試合だったと話している。

「意義ある試合だったと言える。これまで代表であまりプレーしていなかった何人かの選手を確認することができたからだ。3カ月ぶりで、チームがどれだけ戦い方を覚えているかを確認し、出場機会の少ない選手たちを使うことが最大の目的だった」

「25分間は非常に素晴らしいプレーができた。我々より力強さがあり、我々よりよく走る相手に対して、スピードのあるプレーの中で技術を見せた。それこそが国際舞台で戦うために必要なものだ。4点ものリードを奪えばよくあることだが、試合をコントロールしていくことだけを考えてしまうかもしれない。リーグ戦のことを考え、ケガをしないようにと考えた選手もいたかもしれない。我々の技術をスピードと組み合わせた戦いができなければ、多くを失ってしまう」

「最初の25分は香川と本田がよく動いて、正確にプレーし、速いパス交換をしていた。あれだけのスピードであれだけ良いプレーをするのは簡単ではないが、彼らにはその力があり、一緒にうまくやることができる。そのスピードで攻め続ければ相手にチャンスを与えることもなかっただろう。我々は多くのゴールを挙げるが、失点もしてしまうチームだ」

2失点に関しては、過度に不安視する必要はないとザッケローニ監督は主張する。

「今日の2失点は、1点はこぼれたボールから、もう1点はディフェンスが整っていた状態での失点だった。我々のバランスが崩れていたわけではない。自分たちの不注意ではなく、相手が素晴らしかったことで生まれたゴールは受け入れる。ゴールを狙うことでバランスを失っていれば心配だが、ディフェンスの数的不利による失点ではない。だが、いずれにしても改善は目指していく」

「いずれにしても、相手より多くのゴールを奪っている限りはそれでいい。我々はいつもゴールを奪うために戦っている。多くのゴールを奪い、失点を少なくする方法を見つけていかなければならない。失点を減らすためには、失点をまったくしないことを考えるべきだ」

ブラジル・ワールドカップの予備メンバー発表期限まではもう試合がない。これまでに戦ってきた試合と、残りわずかな期間のクラブでのプレーで本番のメンバーが選考されることになる。

「これからメンバー発表まで、Jリーグで活躍する選手を確認する試合がほかにないのは残念だ。4月に行う合宿を生かせるようにしたい。23人はまったく決まっていないということを強調しておきたい。だからこそ、海外でもJリーグでも、あらゆる選手が好パフォーマンスを見せてくれることを期待している」

改修前のラストマッチとなった日本サッカーの「聖地」、国立競技場にも惜別の言葉を述べた。

「最後に、国立について一言言っておきたい。この素晴らしいスタジアムがキャリアを終えたのは残念だ。将来的にはさらに重要な、質の高いイベントの開催地となることを願いたい。それは日本のサッカーがさらに成長したということを意味するからだ」


提供:goal.com

キリンチャレンジカップの関連記事

キックオフ直後から、気合という燃料を積んでいることは明らかだった。このチャンスを、モノにしてやるんだ。攻守両面でのアグレッシブなプレーから、この試合に懸ける思いは全身から溢れ出ていた。タフに右サイドを守りながら、同学年のMF久保建英と一緒に決定機も演出した。サイドバックを本職とする選手が生み出すハーモニーが顔を覗かせて 2025.11.20 21:00 Thu
ガーナ代表戦、ボリビア代表戦と続いた11月シリーズを、日本代表は2試合連続の無失点で締めくくった。その中心にいたのが、フィールドプレーヤーで唯一2試合フル出場を果たした33歳――谷口彰悟だ。2024年11月にアキレス腱を断裂。大怪我から戻ってきた男は、再び日本代表の最終ラインで存在感を放っている。2026年北中米ワール 2025.11.19 01:35 Wed
ゴール前で輝く決定力と、中盤を支える戦術眼。その両方を併せ持つ“新しいボランチ像”を、日本代表のMF鎌田大地がボリビア代表戦で体現した。開始4分、MF久保建英のクロスを胸で収め、左足で冷静に流し込んだ先制点。ボランチでありながらペナルティエリアへ侵入し、フィニッシュまで持ち込む――。クリスタルパレスと日本代表では求めら 2025.11.19 00:45 Wed
ガーナ戦で先制点を挙げた南野拓実。練習からギラつく20歳前後の若手たちに囲まれながら、30歳になった自分の立ち位置を静かに受け止めている。日本代表に呼ばれて10年。かつて自分も“勢いだけの若者”だった時代がある。その記憶を抱えながら、今はキャプテンマークを巻き、彼らの背中を押す側へ――。森保ジャパンが世代交代を迎える渦 2025.11.18 16:45 Tue
ガーナ戦のピッチに立った鹿島アントラーズの守護神・早川友基。正GK鈴木彩艶の負傷、第2GK大迫敬介の不在の中で巡ってきたチャンスを、無失点という最高の形で終えた。だが、試合後のミックスゾーンに現れた早川の表情に、満足の色はなかった。代表2戦目にして、“守るだけ”のGKでは終わらない次のステージを見据えていた。 ■ 2025.11.18 15:30 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly