NZ戦1トップは大迫 柿谷辞退で好機

2014.03.04 08:00 Tue
日本代表FW大迫勇也(23=1860ミュンヘン)にチャンスが訪れた。合宿初日に1トップを争うFW柿谷が発熱で辞退。大迫が明日5日の親善試合ニュージーランド戦で先発出場の可能性が高まった。本大会まで激しい「1トップサバイバル」を抜けだし、レギュラー獲得の絶好機がやってきた。

直接指導の意味を、大迫は感じ取っていた。非公開で行われた全体練習後、ザッケローニ監督にFW工藤、豊田とともに、ジェスチャーを交えながら指示を受けた。大迫は「『相手(DF)が嫌がることもやれ』という感じ。駆け引きのことですね。内容も結果もいいようにして、目に見える結果を残したい」。詳細こそ明かさなかったが、対DFの場面で主導権を奪いゴールという結果を残す。

柿谷とは対照的にこの冬、海外挑戦に踏み切った成長を見せたい。ブンデスリーガ2部1860ミュンヘンへ移籍。中断期間も合わせ約2カ月という時間だが、荒々しく体をぶつけ、予想以上に伸びてくる足を体感。「やっていくうちに自分にとってプラスになっている」。相手に自由にやらせていては、体格で劣る日本は不利。DFが嫌がることをすることで、自分の土俵に持ち込むすべこそ、学んだことであり、ザックから伝えられたことにつながる。
1トップという、11人の中で1つしかないポジションを争うサバイバルは、最後まで続く。ライバルの離脱で舞い込んだチャンスは、大迫にとって本意ではないかもしれない。しかし、この世界の常でもある。「(柿谷の辞退は)残念なこと。でも僕は僕なんで」。この絶好機を生かさない手はない。最有力候補として、サバイバルから一気に抜け出す。

海外組が日本で代表戦に臨む際につきまとう「長距離移動」も意に介さない。「移動して試合するだけ。(飛行機で)ずっと寝てた。(時差ぼけも)全然ない」。このずぶとさの前では9000キロという距離も8時間という時差も意味はなさない。今は国際舞台で輝くことだけを考えている。【栗田成芳】
提供:日刊スポーツ

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