ザッケローニ監督「国立競技場は初めて」《キリンチャレンジカップ2014 メンバー発表》
2014.02.27 17:30 Thu
▽JFA(日本サッカー協会)は27日、3月5日に東京・国立競技場で行われるキリンチャレンジカップ2014のニュージーランド代表戦に臨む日本代表メンバーを発表した。メンバー発表会見に出席したアルベルト・ザッケローニ監督のコメントと質疑応答は以下の通り。
◆アルベルト・ザッケローニ監督(日本代表)
「ようやく代表戦が帰ってきたという気持ち。11月から代表の選手たちとは触れ合っていなかったので、“ようやく”という心境。ただ、私が監督としてトップチームの指揮をとりはじめた30年前のことを思い出すと、30年の月日は早いものだなと感じる」
「ニュージーランドはフィジカルが強く、ここで当たるには良い相手だと思う。海外組は終盤戦、国内組は始動したばかりということで、準備を進めていくうえでは大切な試合になる」
「ようやく試合ができるという気持ちが強いし、代表での活動に関しては意欲的に取り組みたいと思っている。個人的にも非常に高ぶってきている。準備期間は少ないが、代表のやり方を思い出してもらったり、3年にわたって積み上げてきたことの再確認をするために時間を作っていきたい。ワールドカップに向けて準備期間が短くなってききているので、有意義な時間にしていきたい」
「ご存知のように、次の試合は5月の終わりになるので、この機会を大切にしていきたい」
▽質疑応答
――今回のメンバーに入らなかった選手たちにはどのようなアピールをしてもらいたいか
「今回は昨年からの延長という形でメンバーを選んだ。ここからは選手たちの本当の競争を望んでいるし、そうなればいいと思っている。ワールドカップに行くメンバーはチームの和を崩さず、最高のコンディションにある選手が選ばれるべきだし、ブラジルの気候にも対応できる本物のアスリートが入るべき。コンフェデはアジア予選のメンバーで臨んだが、ここからは本当の競争が始まる。予選、コンフェデの流れから見ていると、新たに5,6人が新しいメンバーとしてチームに定着していることがわかると思う」
――負傷離脱者がいることに対する不安は?
「選手全員が健康で、メンバー選考に悩むくらいがベストだと思うが、ワールドカップも迫っている。ただ、イタリア語には“あることが起こってしまったら、そこから何かが起こる”というような言葉がある。なので、ここから新たな発見があるかもしれない」
――準備期間が少ないなか、気候のことなるブラジルでどのようにフィジカルコンディションを整え、対策をとっていくのか
「一番大切なのは最高のコンディションでブラジルに入ること。準備期間はディテールにこだわりながら進めていく必要がある。具体的には、全体のコンディションを把握した上で、個々のコンディションも把握するように努める。そして、全体のコンディションを上げていきながらも、各選手の状態に応じた準備をする必要があると思っている」
――グループリーグの中で最もやりづらい相手は?
「グループリーグの相対的な意見になるが、コロンビアはタレントがあり、フィジカルも強い。また、クオリティとスピードを上手く組み合わせられる良いチーム」
「コートジボワールは台風の目になるポテンシャルを秘めている。スピードとクオリティがあり、暑さにも慣れている。好不調の波が激しい印象もあるが、コートジボワールの監督は細かい部分を詰めてくるタイプの監督なので、しっかりと準備をして良い状態に仕上げてくるだろう」
「ギリシャはプレー面で嫌な相手だという印象。特に、相手の良さを消してくる部分がやりづらい。先の欧州選手権でも注視していたが、精度の高いカウンターと団結力のある守備を持ったやりづらい相手だと思っている」
「グループリーグを相対的に見ると簡単ではないし、バランスのとれたグループだと思う。ただ、現時点ではコロンビアが少し抜けているかなと思う。世界では南米の新勢力として注目を集めているし、欧州で活躍する選手も多い。そういった事実から高い評価を受けているが、個人的にはもう一つ理由があると思っている。それは、ベンチを含めた全体のチーム力が高いということ。ベンチにいるメンバーの多くが試合の流れを変えることができる。コロンビア監督は試合に応じて戦い方を変えたり、色々なオプションを持てる選手が手元にいると感じている」
――本大会まで時間がないなか、勝ち点を重ねるために何をどう変えていく必要があるのか
「残念ながら、カレンダーの関係で(本大会までの公式戦を)2試合しか組めないが、フィジカルコンディションの準備をするだけでなく、対戦相手の対策といったものも具体的に立てていかなければいけない。そういった意味では、ワールドカップ前に国内で行われる2試合以外にも、いくつか試合を組みたいと考えている。その中でフィジカルコンディションのテストや対戦相手の対策を進めていきたい」
「個人的には、グループリーグのチームとの間に差はないと思っている。選手たちを信頼しているし、最高のパフォーマンスを披露できれば、どことでも渡り合っていけると自負している。もちろん、暑熱対策や疲労対策なども行っていく必要があるが、自分たちのサッカーをできれば差はないと思っている」
――マインツで1トップとしてプレーしている岡崎の起用法について
「これまでも代表で1トップとして起用したことはある。彼はFWでありながらダイナミズムがあり、運動量が豊富でチームへの貢献度が高い。守備面でも献身的に走ってくれる。そういった部分が彼のストロングポイントだと思っている」
「当然、オプションとしてはセンターフォワードでの起用も頭の中に入っている。ただ、私の記憶が確かであれば、以前センターフォワードで起用したときに、皆さんから、なぜセンターフォワードとして起用したのかと言われたと思う(笑)」
――長谷部はいつまでに戻ってくればいいと考えているか、直近のキャプテンは?
「3月のキャプテンに関してはまだ考えていない」
「現時点のコンディションに関する詳細な情報は持っていないが、先日ニュルンベルクで会ったときは回復傾向にあり、コンディションも上がってきているという話を聞いた。まだ回復傾向にある段階であり、今回は呼んでも意味がないと考えて招集を見送った。ニュルンベルクでは、治療に専念してほしいということを伝えた」
――国立競技場に対する思いは?
「自身にとっては初めての国立競技場になるが、日本サッカーにとって象徴的な場所だと思っている。個人的にはもう少し国立で試合がしたかったが、3月5日の試合は非常に大きなイベントになると思う。これまで歴史的な戦いが繰り広げられた場所が、一旦閉じてしまうことは少し寂しいが、今よりも素晴らしい競技場に姿を変えると聞いている。その姿を見るのも楽しみだし、そこで繰り広げられるインターナショナルレベルの試合も楽しみにしたい」
「あとは、数年後、国立競技場で最後に試合をした代表の監督がザッケローニであると、皆さんに思い出してもらえるかもしれない(笑)」
――代表に呼ばれなかった選手たちに求めるプレー、姿勢は?
「サッカーとは競争がなければ成り立たない。それは相手に対しても、チーム内に対しても言えること。そういったことが活性化するのは望ましい。ここからは国内外でしっかりと視察をして観察したいと思う。これまで以上に練習や試合の中で自分の力を高めていってもらいたい」
「結果だけでなく、個人の成長に関しても見てきたつもり。森重や山口、柿谷や大迫などもそう。ただ、今以上の力を発揮できるとも思っている。約束されたポジションなどない。現状に満足せず、ワールドカップに向けて様々な部分を高めていってもらいたい。ここまで順調にきているので、守りの姿勢に入らずワールドカップに向けて進めていきたい。より高い個のクオリティを要求していくし、それが伴えばチーム力も上がってくると思う」
◆アルベルト・ザッケローニ監督(日本代表)
「ようやく代表戦が帰ってきたという気持ち。11月から代表の選手たちとは触れ合っていなかったので、“ようやく”という心境。ただ、私が監督としてトップチームの指揮をとりはじめた30年前のことを思い出すと、30年の月日は早いものだなと感じる」
「ニュージーランドはフィジカルが強く、ここで当たるには良い相手だと思う。海外組は終盤戦、国内組は始動したばかりということで、準備を進めていくうえでは大切な試合になる」
「ようやく試合ができるという気持ちが強いし、代表での活動に関しては意欲的に取り組みたいと思っている。個人的にも非常に高ぶってきている。準備期間は少ないが、代表のやり方を思い出してもらったり、3年にわたって積み上げてきたことの再確認をするために時間を作っていきたい。ワールドカップに向けて準備期間が短くなってききているので、有意義な時間にしていきたい」
「ご存知のように、次の試合は5月の終わりになるので、この機会を大切にしていきたい」
▽質疑応答
――今回のメンバーに入らなかった選手たちにはどのようなアピールをしてもらいたいか
「今回は昨年からの延長という形でメンバーを選んだ。ここからは選手たちの本当の競争を望んでいるし、そうなればいいと思っている。ワールドカップに行くメンバーはチームの和を崩さず、最高のコンディションにある選手が選ばれるべきだし、ブラジルの気候にも対応できる本物のアスリートが入るべき。コンフェデはアジア予選のメンバーで臨んだが、ここからは本当の競争が始まる。予選、コンフェデの流れから見ていると、新たに5,6人が新しいメンバーとしてチームに定着していることがわかると思う」
――負傷離脱者がいることに対する不安は?
「選手全員が健康で、メンバー選考に悩むくらいがベストだと思うが、ワールドカップも迫っている。ただ、イタリア語には“あることが起こってしまったら、そこから何かが起こる”というような言葉がある。なので、ここから新たな発見があるかもしれない」
――準備期間が少ないなか、気候のことなるブラジルでどのようにフィジカルコンディションを整え、対策をとっていくのか
「一番大切なのは最高のコンディションでブラジルに入ること。準備期間はディテールにこだわりながら進めていく必要がある。具体的には、全体のコンディションを把握した上で、個々のコンディションも把握するように努める。そして、全体のコンディションを上げていきながらも、各選手の状態に応じた準備をする必要があると思っている」
――グループリーグの中で最もやりづらい相手は?
「グループリーグの相対的な意見になるが、コロンビアはタレントがあり、フィジカルも強い。また、クオリティとスピードを上手く組み合わせられる良いチーム」
「コートジボワールは台風の目になるポテンシャルを秘めている。スピードとクオリティがあり、暑さにも慣れている。好不調の波が激しい印象もあるが、コートジボワールの監督は細かい部分を詰めてくるタイプの監督なので、しっかりと準備をして良い状態に仕上げてくるだろう」
「ギリシャはプレー面で嫌な相手だという印象。特に、相手の良さを消してくる部分がやりづらい。先の欧州選手権でも注視していたが、精度の高いカウンターと団結力のある守備を持ったやりづらい相手だと思っている」
「グループリーグを相対的に見ると簡単ではないし、バランスのとれたグループだと思う。ただ、現時点ではコロンビアが少し抜けているかなと思う。世界では南米の新勢力として注目を集めているし、欧州で活躍する選手も多い。そういった事実から高い評価を受けているが、個人的にはもう一つ理由があると思っている。それは、ベンチを含めた全体のチーム力が高いということ。ベンチにいるメンバーの多くが試合の流れを変えることができる。コロンビア監督は試合に応じて戦い方を変えたり、色々なオプションを持てる選手が手元にいると感じている」
――本大会まで時間がないなか、勝ち点を重ねるために何をどう変えていく必要があるのか
「残念ながら、カレンダーの関係で(本大会までの公式戦を)2試合しか組めないが、フィジカルコンディションの準備をするだけでなく、対戦相手の対策といったものも具体的に立てていかなければいけない。そういった意味では、ワールドカップ前に国内で行われる2試合以外にも、いくつか試合を組みたいと考えている。その中でフィジカルコンディションのテストや対戦相手の対策を進めていきたい」
「個人的には、グループリーグのチームとの間に差はないと思っている。選手たちを信頼しているし、最高のパフォーマンスを披露できれば、どことでも渡り合っていけると自負している。もちろん、暑熱対策や疲労対策なども行っていく必要があるが、自分たちのサッカーをできれば差はないと思っている」
――マインツで1トップとしてプレーしている岡崎の起用法について
「これまでも代表で1トップとして起用したことはある。彼はFWでありながらダイナミズムがあり、運動量が豊富でチームへの貢献度が高い。守備面でも献身的に走ってくれる。そういった部分が彼のストロングポイントだと思っている」
「当然、オプションとしてはセンターフォワードでの起用も頭の中に入っている。ただ、私の記憶が確かであれば、以前センターフォワードで起用したときに、皆さんから、なぜセンターフォワードとして起用したのかと言われたと思う(笑)」
――長谷部はいつまでに戻ってくればいいと考えているか、直近のキャプテンは?
「3月のキャプテンに関してはまだ考えていない」
「現時点のコンディションに関する詳細な情報は持っていないが、先日ニュルンベルクで会ったときは回復傾向にあり、コンディションも上がってきているという話を聞いた。まだ回復傾向にある段階であり、今回は呼んでも意味がないと考えて招集を見送った。ニュルンベルクでは、治療に専念してほしいということを伝えた」
――国立競技場に対する思いは?
「自身にとっては初めての国立競技場になるが、日本サッカーにとって象徴的な場所だと思っている。個人的にはもう少し国立で試合がしたかったが、3月5日の試合は非常に大きなイベントになると思う。これまで歴史的な戦いが繰り広げられた場所が、一旦閉じてしまうことは少し寂しいが、今よりも素晴らしい競技場に姿を変えると聞いている。その姿を見るのも楽しみだし、そこで繰り広げられるインターナショナルレベルの試合も楽しみにしたい」
「あとは、数年後、国立競技場で最後に試合をした代表の監督がザッケローニであると、皆さんに思い出してもらえるかもしれない(笑)」
――代表に呼ばれなかった選手たちに求めるプレー、姿勢は?
「サッカーとは競争がなければ成り立たない。それは相手に対しても、チーム内に対しても言えること。そういったことが活性化するのは望ましい。ここからは国内外でしっかりと視察をして観察したいと思う。これまで以上に練習や試合の中で自分の力を高めていってもらいたい」
「結果だけでなく、個人の成長に関しても見てきたつもり。森重や山口、柿谷や大迫などもそう。ただ、今以上の力を発揮できるとも思っている。約束されたポジションなどない。現状に満足せず、ワールドカップに向けて様々な部分を高めていってもらいたい。ここまで順調にきているので、守りの姿勢に入らずワールドカップに向けて進めていきたい。より高い個のクオリティを要求していくし、それが伴えばチーム力も上がってくると思う」
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