マドリーがヘタフェ撃破、バルサ&アトレティコと勝ち点60で並ぶ《リーガエスパニョーラ》

16日のリーガエスパニョーラ第24節、レアル・マドリーは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦を3-0で制した。

公式戦24試合で無敗を貫くなど上昇気流に乗ったマドリーと、リーガここ8試合で勝ち点2しか獲得できずルイス・ガルシア監督の解任が現実味を帯びるヘタフェの対戦。クリスチアーノ・ロナウド不在のマドリーは5分、ヘセのここ6試合で5得点目となるゴールによって幸先良く先制する。ドリブルでボックス左に侵入したマドリーのカンテラーノは、インサイドキックで枠内右にボールを押し込んだ。

マドリーは先制後も、ペドロ・レオン&ガビランの守備意識が乏しいサイドからヘタフェを切り崩していく。追加点を決めたのは27分。ディ・マリアがアーリークロスをペナルティ―ボックス右で受けたベンゼマが、右足のシュートで今季のリーガ14得点目を決めた。マドリーはさらに33分、ベンゼマのスルーパスに反応したベイルが左足でシュートを放つも、これはわずかに枠の右へ。前半は2-0で終了する。

後半、マドリーはヘタフェの攻勢を受けていた時間帯に勝負を決定付ける3点目を獲得。ボックス手前でマルセロの横パスを受けたモドリッチが、右足のグラウンダーのシュートでGKモジャを破った。アンチェロッティ監督はその後にベンゼマ、モドリッチ、ディ・マリアに代えてイスコ、イジャラ、カセミロを投入。中盤の守備強化によってヘタフェの反撃を許さず、またも完封勝利を果たしている。

前日に勝利していたバルセロナ、アトレティコ・マドリーと同様に勝ち点を60に積み重ねたマドリー。アンチェロッティ監督は公式戦無敗記録を25に伸ばし、カペッロ現ロシア代表監督率いるチームが樹立したクラブ2番目の記録に並んでいる(クラブ最高記録はベーンハッカー氏の34戦無敗)。一方、勝ち点25で16位に位置するヘタフェは、アンヘル・トーレス会長がL・ガルシア解任に踏み切るかに注目が集まる。

またロス・カルメネスでのグラナダvsベティスは、31分のピティのゴールによって1-0でグラナダが勝利。ホーム4勝目を挙げたグラナダは勝ち点27で12位に位置し、今季アウェー未勝利のベティスは勝ち点14で最下位に沈み続けている。
提供:goal.com