U21手倉森監督パワポ10P超「誠塾」開講

2014.01.07 10:00 Tue
【マスカット6日=木下淳】16年リオデジャネイロ五輪を目指すU-21(21歳以下)日本代表の手倉森誠監督(46)が、自前の資料で「誠塾」を開講する。初采配となるU-22アジア選手権(11日開幕)の開催地オマーンに到着。同日夜の初ミーティングに備え、自ら「パワーポイント」でプレゼン画面を作成した。出発前に見舞われていた練習場未定のトラブルは、この日になって確保。当地での初練習は無事行われた。

手倉森監督は、新調したダンヒルの公式スーツ姿でオマーン入りした。ビジネスマンのような、重そうな肩掛けかばん。実は中に、マル秘のプレゼン資料を詰め込んでいた。「より分かりやすく、選手と考えをすり合わせるためにね」。出発前、仙台の自宅でパソコンに向かった。自らパワーポイントを駆使し、正月を返上して10ページを超えるプレゼン資料を作成してきた。

21歳以下との接点は少なく、面識があったのはGK櫛引とMF石毛(ともに清水)の2人だけ。そのため自己紹介も兼ねた内容で、昨季まで指揮した仙台での堅守速攻スタイルなど、目指すサッカーの攻守のコンセプトを端的にまとめた。話術に自信はあるが「活字を並べて見せた方が意識付けしやすい時もある。時間をかけて説明していきたい」。資料は小出しにし、最長3週間の滞在期間中にゆっくり選手に落とし込む。
仙台時代は年に数回、クラブの普及も兼ねて講演活動を行っていた。東北各地に出向き、企業や自治体で目標の達成方法や人材育成について熱弁。その時からパワーポイントを使いこなしており、意外? な特技を代表でも生かした形だ。

そんな準備をして入った中東は、指揮官にとって初めての地。高揚したのか、空港に着くや「中東(中途)半端な戦いはできない」と得意のダジャレで第一声を発した。一方、選手への初の訓示では「将来の日本を背負う覚悟を持て」と熱く語りかけた。気温28度のオマーン。初日から「らしさ」全開で、手倉森監督がリオへの第1歩をしるした。
◆パワーポイント マイクロソフト社が開発した、プレゼンテーション用ソフト。スライドの作成、スライドショーを用いた発表などができる。企画書や資料、パンフレットの作成などにも利用され、プレゼンに欠かせないソフトとして普及している。

提供:日刊スポーツ

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