なでしこ、強豪ドイツに一時は同点も完敗《国際親善試合》

2013.06.30 03:00 Sun
▽なでしこJAPANは29日、アリアンツ・アレーナで行われた欧州遠征2戦目となるドイツ女子代表戦に臨み、2-4で敗戦した。出場停止明けのMF宮間をスタメン起用したなでしこJAPANだったが、立ち上がりから強豪ドイツの前に劣勢を強いられる。相手のハイプレスと縦へのダイナミックな仕掛けに、自陣へ押し込まれた。そして前半17分、右サイドバックのDFマイヤーのカットインから左足で放たれたミドルシュートが決まってしまい、先制を許す。ビハインドを負ったなでしこJAPANはFW大儀見の力強いキープを起点に押し上げを図ると、40分に同点に追いつく。宮間の浮き球パスを大儀見がパワフルに胸トラップで収めて中へ丁寧に折り返し、ボックス中央の大野が決めて試合を振り出しに戻した。

▽ところが迎えた後半、開始30秒になでしこJAPANはDF田中がPKを与え、これをFWオコイヨダムバビに決められてしまう。その後も劣勢を強いられたなでしこJAPANだったが、15分に同点に追いつく。宮間の直接FKが右ポストに当たったルーズボールを、大儀見が詰めた。しかし、ドイツのフィジカル、技術に圧倒され続けたなでしこJAPANは、粘りながらも終盤に力尽きる。42分、中央をオコイヨダムバビに割られて失点すると、追加タイムにもFW丸山が与えたPKを、MFローデリンに決められてしまった。欧州遠征2戦目のドイツ戦は、なでしこJAPANの完敗に終わっている。

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