澤なでしこジャパン復帰NZ戦ベスト布陣

2013.06.14 08:00 Fri
なでしこジャパン佐々木則夫監督(55)が13日、20日に行われる親善試合・ニュージーランド戦(ベアスタ)へ向けた代表25人を発表した。若手中心だった3月のアルガルベ杯とはうって変わり、11年W杯ドイツ大会で優勝し、12年ロンドン五輪で銀メダルを獲得したMF澤穂希(34=INAC神戸)、MF宮間あや(28=岡山湯郷)らが中心の布陣。今後の世界大会を見据え、ベテラン勢の力に期待を込めた。

いよいよなでしこジャパンが、ベストの布陣となった。若手中心で臨んだ3月のアルガルベ杯(ポルトガル)は5位と不本意な成績。佐々木監督は当初、9月の親善試合からベテラン勢をミックスする予定だったが、澤や宮間らの合流を前倒し。「若手たちがリーグ戦でもレギュラーを獲得していないし、勝負にかかわる仕事ができてない。ベストメンバーに立ち返ってやらないといけないと感じた」と説明した。

やみくもにベテランを呼び戻したわけではない。11年W杯、12年ロンドン五輪を戦ったメンバーには、精神的な達成感と疲労感が蓄積されている。15年W杯カナダ大会、16年リオ五輪に向け、「世界のトップとやることで自分を切り替える起点にしてほしい。それでダメなら代表引退というところにつながっていくだろうし」と考えを示した。
ただ佐々木監督は、本当にベテラン勢が代表引退へ向かうとは考えていない。「彼女たちが精神的コンディションを維持できるかに年齢は関係ない。そこが落ちなければ次も大丈夫」と期待する。ニュージーランド戦後には選手を18人に絞って、イングランド、ドイツと戦う。再び欧州の舞台で、澤らなでしこたちが輝きを見せる。【千葉修宏】

提供:日刊スポーツ

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