オーストラリア女子代表指揮官「光栄なこと」《キリンチャレンジカップ2012》
2012.07.09 18:00 Mon
▽11日に国立競技場で行われるキリンチャレンジカップ2012、なでしこJAPANvsオーストラリア女子代表に向けた公式記者会見が9日に行われた。会見に臨んだオーストラリア女子代表のロム・サーマンニ監督のコメントは以下の通り。
◆トム・サーマンニ監督
「本日は記者会見に出席していただき、ありがとうございます。こうして日本に戻ってくることができて、再び試合ができることを嬉しく思っています。まず、試合をするために日本に戻ってくるということは、すなわち世界王者と試合をするということなので、非常に名誉なことです。実はオーストラリアで、オーストラリア代表の次に人気があるのが日本代表なのです。それはドイツW杯の試合が本当に素晴らしかったからです。ですので、五輪に向けた壮行試合で、私たちが最後に試合をする相手として招待されたことは、大変素晴らしいことだと思っています」
――今回の試合は、昨年の予選(五輪)で敗れた日本に対するリベンジが目標か?
「もちろん、勝てたら非常に素晴らしい。オーストラリアの女子代表チームには、試合数自体が非常に少ないという現状があります。そして、日本は素晴らしい成績を残しているチームです。そうしたチームに勝つことができたら、それは極めて素晴らしいことだと思う。懸命に戦うつもりですが、かなり厳しいことだとは思っています」
――オーストラリアにおける女子サッカーの現状は?
「現状は極めてポジティブです。実は、(オーストラリアの)スポーツの中でも急速に成長を遂げているものの1つです。オーストラリア全体での登録選手数は10万人で、草の根レベルで選手層の拡大が進んでいます。また、女の子が子供の頃から進んでサッカーを選ぶ割合も増えています。それからここ4年の間に、オーストラリアの国内リーグで、ウェスト・フィールド・W・Eというリーグがスタートし、かなりの成功を収めています。リーグは注目を集めていて、すでに外国人選手も何名か在籍しています。草の根レベルのレベルアップと国内リーグの存在が、女子の代表チームを押し上げる存在となっています。現状は極めて明るく、健全なものだと思います」
――昨年の五輪予選からメンバーの多くが変更されているが世代交代を図っているということか?
「当初、この試合は今年の日程に組み込まれていませんでした。なので、ヨーロッパでプレーしている選手たちを連れてくることができませんでした。それから、4人の選手が負傷中ということもあり、経験豊富な選手を連れてくることができませんでした。ただ、若い選手たちも国内リーグで活躍していますし、最近行われたニュージーランドとの2試合でも良い結果を残しています。今回はチャンスを与え、そのチャンスを生かしてくれると思っています」
「おそらく、4年に一度はOFCにいた方が良かったと思うでしょう。しかし、AFCへの移行は男女にとって良い決断だったと思います。というのは、AFCのレベルが高いからです。この高いレベルの中でオーストラリアが代表としてレベルを上げ、成長していくということが大事ですし、その中でW杯に出場できたということは大きな自信になりました。全体的に見てみれば、AFCへの移行は正解だったと思います」
――昨季の五輪予選は川澄にゴールを奪われたが、今回の試合で警戒している選手は?
「川澄選手にゴールを奪われたときのことはよく覚えています。日本の女子代表は技術力の高いチームでした。チームのエンジンとなっているのは、澤選手と宮間選手だと思いますが、その他にも注意すべき選手はいます。最近は技術力の高さに加え、自信を得たことでタフになったように思いますし、プロの選手もいることで勝つために必要な要素を備えていると思います。非常に強力なチームだと思っています」
◆トム・サーマンニ監督
「本日は記者会見に出席していただき、ありがとうございます。こうして日本に戻ってくることができて、再び試合ができることを嬉しく思っています。まず、試合をするために日本に戻ってくるということは、すなわち世界王者と試合をするということなので、非常に名誉なことです。実はオーストラリアで、オーストラリア代表の次に人気があるのが日本代表なのです。それはドイツW杯の試合が本当に素晴らしかったからです。ですので、五輪に向けた壮行試合で、私たちが最後に試合をする相手として招待されたことは、大変素晴らしいことだと思っています」
――今回の試合は、昨年の予選(五輪)で敗れた日本に対するリベンジが目標か?
「もちろん、勝てたら非常に素晴らしい。オーストラリアの女子代表チームには、試合数自体が非常に少ないという現状があります。そして、日本は素晴らしい成績を残しているチームです。そうしたチームに勝つことができたら、それは極めて素晴らしいことだと思う。懸命に戦うつもりですが、かなり厳しいことだとは思っています」
「現状は極めてポジティブです。実は、(オーストラリアの)スポーツの中でも急速に成長を遂げているものの1つです。オーストラリア全体での登録選手数は10万人で、草の根レベルで選手層の拡大が進んでいます。また、女の子が子供の頃から進んでサッカーを選ぶ割合も増えています。それからここ4年の間に、オーストラリアの国内リーグで、ウェスト・フィールド・W・Eというリーグがスタートし、かなりの成功を収めています。リーグは注目を集めていて、すでに外国人選手も何名か在籍しています。草の根レベルのレベルアップと国内リーグの存在が、女子の代表チームを押し上げる存在となっています。現状は極めて明るく、健全なものだと思います」
――昨年の五輪予選からメンバーの多くが変更されているが世代交代を図っているということか?
「当初、この試合は今年の日程に組み込まれていませんでした。なので、ヨーロッパでプレーしている選手たちを連れてくることができませんでした。それから、4人の選手が負傷中ということもあり、経験豊富な選手を連れてくることができませんでした。ただ、若い選手たちも国内リーグで活躍していますし、最近行われたニュージーランドとの2試合でも良い結果を残しています。今回はチャンスを与え、そのチャンスを生かしてくれると思っています」
――OFC(オセアニアサッカー連盟)からAFC(アジアサッカー連盟)に移ったことに対する無念さはあるか?
「おそらく、4年に一度はOFCにいた方が良かったと思うでしょう。しかし、AFCへの移行は男女にとって良い決断だったと思います。というのは、AFCのレベルが高いからです。この高いレベルの中でオーストラリアが代表としてレベルを上げ、成長していくということが大事ですし、その中でW杯に出場できたということは大きな自信になりました。全体的に見てみれば、AFCへの移行は正解だったと思います」
――昨季の五輪予選は川澄にゴールを奪われたが、今回の試合で警戒している選手は?
「川澄選手にゴールを奪われたときのことはよく覚えています。日本の女子代表は技術力の高いチームでした。チームのエンジンとなっているのは、澤選手と宮間選手だと思いますが、その他にも注意すべき選手はいます。最近は技術力の高さに加え、自信を得たことでタフになったように思いますし、プロの選手もいることで勝つために必要な要素を備えていると思います。非常に強力なチームだと思っています」
キリンチャレンジカップの関連記事
|