王者の前に散る!44年ぶりの戴冠はならず…《ユーロ2012》
2012.07.02 05:45 Mon
▽ユーロ2012決勝のスペインvsイタリアが1日に行われ、スペインが4-0で勝利した。この結果、難敵イタリアを破ったスペインが、史上初のユーロ連覇を成し遂げた。
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▽1968年以来、2度目の欧州制覇を目指すイタリアが、前回王者スペインとのファイナルに臨んだ。1-1のドローに終わったグループステージと同様に序盤から積極的なプレスを仕掛けたイタリアは、試合序盤ペースを握ることに成功。しかし、徐々にビルドアップでミスが目立ち始めると、前半14分に先制点を奪われてしまう。イニエスタのスルーパスでペナルティエリア内に抜け出したセスクのクロスを、ゴール前に走り込んだシルバに頭で流し込まれた。早く追いつきたいイタリアはバロテッリにクサビのパスを当てる形からいくつかの決定機を作るも、GKカシージャスの牙城を崩すまでには至らず。すると、41分にチャビの絶妙なスルーパスからジョルディ・アルバに2点目を奪われてしまった。▽迎えた後半、逆転を目指すイタリアはカッサーノに代えてディ・ナターレを投入。すると、この交代が功を奏し、ディ・ナターレが後半立ち上がりにチャンスに絡んでいく。しかし、これらの決定機はまたしてもカシージャスに阻まれてしまう。すると後半12分、イタリアに痛恨のアクシデントが発生。3枚目の交代カードとして投入されたモッタが、前半途中に負傷交代したキエッリーニに続いて負傷でピッチを後に。既に交代枠を使い切ったイタリアは、2点ビハインドに加え10人での戦いを強いられることとなった。この厳しい状況にも試合を諦めないイタリアは、その後も攻守に奮闘を見せるも、39分にトーレス、43分にマタに追加点を奪われ万事休す。44年ぶりの欧州制覇の夢は、前回王者の前に脆くも崩れ去った。[写真:イタリア代表MFピルロ]PR
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