デル・ボスケ:「CR7のような選手は他にいない」

スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は、ユーロ2012準決勝で対戦するポルトガル代表のエースに強い警戒心を示している。

デル・ボスケ監督は、ポルトガル代表がFWクリスティアーノ・ロナウドだけではないと強調しつつ、同選手の個人で打開する能力に注意を喚起した。

スペイン代表の指揮官は、スペイン『オンダ・セロ』のインタビューで、次のように話している。

「ポルトガルは、攻撃サッカーも展開できるし、カウンターで攻めることもできる。(ラウール・)メイレレスのミドルシュートや、(ジョアン・)モウチーニョのパスは危険だ」

「そして、一旦前線にボールを放り込めば、そこにはロナウドがいる。カウンターも同様だ。クリスティアーノは、独立した選手だ。彼のような選手は、他にはいない」

今回のユーロでは、王者スペインと対戦する多くのチームが、システムを変更して守備的な戦いを選択している。だが、デル・ボスケ監督はポルトガルが真っ向勝負を挑んでくることを期待している。

「ポルトガルが、プレースタイルを変えてくるとは思えない。彼らは、4-3-3でくるだろう。これまで対戦したチームは、守備面でカバーを置くシステムを採用してきたのは事実だ。だがポルトガルは、変えてこないだろう」

また、デル・ボスケ監督は今大会で印象的なパフォーマンスを披露しているDFジョルディ・アルバにも言及している。

「我々は、昨年のイングランド戦でジョルディを試した。大きなピッチ、スペースのある状態で(セオ・)ウォルコットをマークしたんだ。よく我慢して、うまく守れていた。それ以降、我々は彼に大きな信頼を置いている」

「私は、準々決勝前に彼に言ったんだ。『ユーロで最高のサイドバックになりなさい』とね。私は、彼が欧州最高のサイドバックになれると確信しているからね」
提供:goal.com