デ・ロッシ「バロテッリはもう成長しなければ」

イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシが、20日の記者会見で、FWマリオ・バロテッリにさらなる成長を求めた。また、同選手は、EURO2012準々決勝で対戦するイングランドのキャプテン、MFスティーブン・ジェラードが自身のアイドルだったと話している。

開幕2試合でノーゴールに終わったバロテッリだが、グループステージ最終節のアイルランド戦では見事なゴールを記録した。だが、得点直後に怒りをあらわにし、DFレオナルド・ボヌッチが口をふさいだ場面は記憶に新しいところだ。

イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督は、バロテッリと話した上で、ベンチスタートとしたことへの不満ではなかったと話している。だが、一部のイタリアメディアは、バロテッリがチーム内で孤立していると報じた。

何かと注目を浴びるバロテッリについて、デ・ロッシは会見で次のように話している。

「大事なのはイングランドを苦しめられるかどうかで、それが彼なのか、ほかの選手かは重要じゃない。ゴールを決めることが大切なんだ。マリオはどのチームでも苦しめることができる。孤立? そうは思わない」

「彼の年齢になれば、責任を負い始め、ほかの選手たちと同じように扱われるのは当然だ。彼は成長しなければいけない。僕が彼の年齢のときは、ワールドカップに出場して、(アメリカ戦で)ひじ打ちを見舞って処分を受けた。あれで僕は成長したんだ」

一方、ベスト8で対戦するイングランドについては、このように語った。

「ジェラードはずっと僕のアイドルだったんだ。ずっとハイレベルなプレーをしている選手の一人だね。イングランドはとても強い。ディフェンスも良い。僕らとしては、ウクライナの方が良かったのかもしれないけど、まあいいさ」
提供:goal.com