ベント「ポルトガルは戦い方を変えない」

ポルトガル代表は21日、EURO2012準々決勝でチェコと対戦する。パウロ・ベント監督はチェコへの警戒を強調した上で、戦い方を変えることはないと話した。

ドイツ、オランダ、デンマークとの「死のグループ」を突破し、ベスト8に駒を進めてきたポルトガル。だが、ベント監督はグループAを首位通過したチェコを軽んじてはいけないと話している。

「最も厳しいときでも、我々は戦略やアイデンティティーを変えなかった。自分たちがやってきことに集中するんだ。相手がどう来るかを見てみよう。我々は彼らの長所を抑え、弱点を突いていく」

この日、43歳の誕生日を迎えたベント監督は、謙虚さを保つことが重要だと強調した。

「ここまでやってきたことに満足しているし、誇りに思っている。祝うための時間はあった。そこからは、再び休み、次に待ち受けるものへの準備を始めたよ。我々はベスト4進出を懸けた試合に臨む。それだけだ」

「1試合ずつ戦っていこう。これまでと同じようにプレーするはずだと確信している。勝てなかったら、相手を称えよう。ドイツ戦のようにね。ただ、自分たちが敗北に値しなかったとも分かっている。私が願うのは、試合後に、すべてのポルトガル人を幸せにできることだ」

17日にグループステージ最終節を終えたポルトガルは、チェコよりも休む時間が1日短かった。だが、ベント監督は記者会見で問題ないと強調している。

「その違いが大きく影響するとは思わない。我々のようにドイツ、デンマーク、オランダと戦ってきたチームが、メンタルの回復に問題を抱えるとは思わないね。肉体的な調子も良い。我々は良いコンディションにあるよ」
提供:goal.com