ファン・マルバイク監督、ユーロ後に退任?

KNVB(オランダサッカー連盟)のベルト・ファン・オーストフェン会長によると、オランダ代表のベルト・ファン・マルバイク監督がユーロ2012終了後に退任する可能性があるようだ。同監督の契約は2016年までとなっている。

ユーロ2012のグループBで、デンマーク代表とドイツ代表を相手に連敗したオランダ代表。ベスト8進出の可能性はまだ残っているが、グループステージ敗退の危機が高まっているのが現状だ。

ファン・オーストフェン会長は『Voetbal International』で、ファン・マルバイク体制の見直しをほのめかしている。同会長は、オランダ代表がユーロ2016を見据えなければならないと語った。

「今の選手たちの年齢を考えると、我々は新しい血を導入しなければいけない。2014年のW杯もそうだが、何よりユーロ2016を意識する必要がある」

「(ファン・マルバイク監督の)契約が2014年までだったら、チームは今の選手たちでプロジェクトを遂行できるかもしれない。だが、我々は2016年を見据えている。だから、チームの改革プロセスもチェックしているのだ。もちろん、現チームのクオリティは失いたくない」

ファン・マルバイク監督は以前、ユーロ2012終了後にクラブチームを率いる可能性に言及していた。その後、KNVBとの交渉がまとまり、昨年12月に2016年まで契約を延長したが、ユーロ2012で惨敗に終われば、再びクラブチームへの復帰が騒がれるかもしれない。ファン・オーストフェン会長は次のように続けた。

「我々が知っているのは、もう一度トップクラブを率いたいという野心をベルトが持っているということだけだ。それが可能なら、我々はチャンスを与えるだろう。彼がKNVBを去るタイミングについては合意している」

オランダ代表は、17日のユーロ2012グループB第3節でポルトガル代表と対戦する。
提供:goal.com