スペイン戦への自信を強調するプランデッリ監督

イタリア代表は10日、ユーロ2012グループC第1節で王者スペイン代表と対戦する。劣勢が予想されるイタリア代表だが、チェーザレ・プランデッリ監督は前日会見で自信を強調した。

八百長スキャンダルやテストマッチでの不調と、不安を抱えて開幕を迎えることになってしまったイタリア代表。だが、プランデッリ監督は選手たちが試合に集中しており、モチベーションを高めていると主張した。

「代表チームを取り巻く悲観論をひっくり返したいと思っている。それをわずらわしくは思わない。さらなるモチベーションとなっているのだ。良いサッカーをすれば、たとえスペインであろうと倒せるはず。我々は自分たちの可能性に自信を持っている」

「誰もが試合に集中している。最高のクオリティを見せなければいけない。イタリアが危機? 予選を忘れてもらいたくはないね。我々は素晴らしい結果を出しているはずだ。多少変化はあったが、チームのベースは変わっていない。私は落ち着いている。不安はまったくない」

王者スペインの選手の中で、誰がいないとうれしいかと聞かれると、プランデッリ監督は次のように答えている。

「私は自分の選手たちのことだけを考えている。スペインは世界最高のチームの一つだ。とても強い。我々は大きな敬意を払っている。でも、我々にも武器はあるんだ。それを生かしたい」

イタリアは昨年夏、国際親善試合でスペインを下している。だがプランデッリ監督は、この一戦はまったく別物だと強調した。

「確かに勝っているが、選手たちにはそのときの映像を見ないようにアドバイスした。当時からはいろいろと変わっているんだ。あれは親善試合だったし、今回は公式戦だよ。まったく違うものだ」
提供:goal.com