【CLラウンド16プレビュー】マドリー逃げ切りか、リバプール奇跡の大逆転か? 昨季決勝カードの第2ラウンド

2023.03.15 12:00 Wed
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チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の2ndレグ、レアル・マドリーvsリバプールが、日本時間15日29:00にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。3週間前にアンフィールドで行われた昨季ファイナル再現カードの初戦は、アウェイのマドリーが敵地で5-2の衝撃的な逆転勝利を飾った。前半開始15分経たずにホームチームがFWヌニェス、FWサラーの連続ゴールで先制し、以降も攻守両面で圧倒。

だが、昨季王者は若きエースFWヴィニシウスの連続ゴールで追いつき、2-2のイーブンで試合を折り返す。すると、後半はマドリーのワンサイドゲームとなり、開始直後のDFミリトンの逆転ゴール、エースFWベンゼマの2ゴールで一気に突き放し、1-0の接戦となった昨季ファイナル以上の大差での決着となった。
卓越した修正力と決定力によって難所を攻略し、大きなアドバンテージを得てホームでのリターンレグを迎えることになったマドリー。ただ、超過密日程に苦しむアンチェロッティのチームは、以降の公式戦4試合で1勝1敗2分けと苦戦。リバプール戦直後のアトレティコとのダービーでは数的優位を生かせずに1-1のドロー、コパ・デル・レイ準決勝初戦のバルセロナ戦は相手の堅守に手を焼き0-1の敗戦。さらに、ベティス戦も攻撃面でパワーを出し切れずにゴールレスドローとなった。

ただ、直近のエスパニョール戦ではベンゼマ不在の一戦をヴィニシウスらのゴールで3-1と逆転勝利で飾り、公式戦4試合ぶりの白星を取り戻した。全体的なパフォーマンスはいまひとつも、逃げ切りを図る2ndレグに向けて守備の安定は好材料だ。週末に今季ラ・リーガの覇権争いを決定づける敵地でのエル・クラシコを控えているが、リバプールの爆発力を目の当たりにしてきた百戦錬磨のチームがゆめゆめ油断を見せることはないはずだ。
一方、アンフィールドでの欧州コンペティションでワーストとなる5失点を喫して初戦を落としたリバプール。その大敗を喫した直後のクリスタル・パレス戦では低調な内容でゴールレスドローに終わったものの、ウォルバーハンプトン戦での2-0の完勝でバウンスバック。さらに、マンチェスター・ユナイテッド戦では公式戦11戦無敗だった絶好調の相手にヌニェス、ガクポ、サラーのトリデンテが揃って2ゴールを挙げるなど、歴史的な7-0の大勝を収めた。

これにより、2ndレグでの奇跡の大逆転勝利へ機運が一気に高まったが、直近のボーンマス戦では前回対戦で9-0の圧勝を収めたリーグ最下位相手にまさかの0-1の敗戦。改めて今季の不安定なパフォーマンスを露呈し、敵地での大一番に弾みを付けることは叶わなかった。今季アウェイゲームでの脆弱さを含めてプラス材料は少ないが、FAカップの影響で今週末のフルアム戦が延期となっており、あとさきを考えずにフルパワーで戦える点は強みとなるはずだ。

◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:クルトワ
DF:カルバハル、ミリトン、リュディガー、ナチョ
MF:モドリッチ、チュアメニ、クロース
FW:バルベルデ、ベンゼマ、ヴィニシウス

負傷者:DFアラバ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては1stレグで負傷したアラバが不在に。その一方で、長期離脱明けのメンディと足首の問題で直近のエスパニョール戦を回避したベンゼマが招集メンバーに戻った。

スタメンに関しては1stレグから3つの変更を予想。アラバに代わってナチョが左サイドバックに入り、カマヴィンガとロドリゴに代わってクロースとチュアメニの復帰を予想。これに伴い、バルベルデが右ウイングにポジションを上げる形となる。ただ、カマヴィンガとロドリゴにもスタメンのチャンスは十二分にあるはずだ。

◆リバプール◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:エリオット、ファビーニョ、ミルナー
FW:サラー、ガクポ、ヌニェス

負傷者:DFラムゼイ、MFチアゴ、ヘンダーソン、バイチェティッチ、FWルイス・ディアス
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては今季絶望のラムゼイに加えてチアゴ、ルイス・ディアスが引き続き不在に。また、体調不良で前日練習を回避したヘンダーソン、軽傷を抱えるバイチェティッチの欠場が決定。その一方で、負傷明けのジョー・ゴメスが遠征メンバーに入った。

スタメンに関しては前回対戦からヘンダーソンとバイチェティッチを欠くインサイドハーフの人選に注目が集まる。通常であれば、エリオットとミルナーが代役を担うが、カーティス・ジョーンズとナビ・ケイタ起用の可能性もある。

あるいは逆転突破へ大量ゴールが必要となるため、セントラルMF1枚を削っての[4-2-3-1]への変更や、ガクポをインサイドMFに下げてジョタかフィルミノを前線に加える形もありそうだ。

★注目選手
◆レアル・マドリー:MFルカ・モドリッチ
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百戦錬磨のマエストロのゲームメイクに注目。マドリーは今季ここまでの公式戦4試合で3失点を喫しているものの、3点差での敗戦は一度もなく、ホームでの敗戦は前述のコパ・クラシコでの0-1の敗戦が唯一となっている。そのため、データ上では逃げ切ってのベスト8進出の可能性は堅い。ただ、リバプールは前述のユナイテッド戦、ボーンマス戦、CLのレンジャーズ戦で7ゴール以上を奪っており、その破壊力は世界屈指。

前回対戦のような拙い入り、VAR全盛時代におけるPKや退場のリスクを考慮すれば、失うものがないリバプール相手に試合を引っくり返される可能性は十分に想定されるところだ。

そういった中、カウンターアタックを牽引する両エース、ディフェンスラインを統率するミリトンと共に重要な役割を担うのが、中盤で全体をオーガナイズする37歳MFのゲームメイク。前回対戦では前半の苦しい時間帯での細かな修正に加え、バルベルデとポジションを入れ替えた後半はメリハリを付けたプレスや正確無比な繋ぎで見事に中盤を掌握。ヴィニシウスとナチョと共に大逆転劇の立役者となった。今回の試合においても、その卓越したプレーリードが逃げ切りに向けたカギを握るはずだ。

◆リバプール:FWダルウィン・ヌニェス
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伸びしろを最も残す大器の爆発力に期待。難所ベルナベウでの逆転突破に向けて最低4点を必要とするリバプールでは、前線で最も粗削りなウルグアイ代表FWの覚醒が必須だ。

加入1年目でここまで32試合14ゴールというまずまずの数字を記録しているヌニェス。ただ、総額1億ユーロという高額な移籍金は別として、ここまで得ている決定機の多さを考えると、やや物足りない数字と言わざるを得ない。

もちろん、ゴールやアシストという数字以外の貢献度はシーズンを経るごとに大幅に向上しているが、今回のマドリー戦においては課題とされる決定力の部分での貢献が求められるところだ。

前回対戦同様にカルバハルとのマッチアップでは高さやスピードで優位性を持っており、フィニッシュ、チャンスメークの部分で違いを生みたい。さらに、重要な得点源となるセットプレーでは2センターバックと共に制空権を握ってゴールをこじ開けたい。

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ブラジルサッカー連盟(CBF)は12日、ブラジル代表の新監督にレアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督(65)が就任することを発表した。 CBFによると、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)までブラジル代表を指揮するとのこと。6月に行われるエクアドル代表、パラグアイ代表との南米予選から指揮を執ることになる。 CBFのエドナルド・ロドリゲス会長は、待望のアンチェロッティ監督招へいにコメントしている。 「カルロ・アンチェロッティ氏をブラジルの指揮官に迎えることは、単なる戦略的な動きではない。表彰台の頂点を奪還するという我々の決意を世界に示すものだ」 「彼は史上最高の監督であり、今や世界最高の代表チームを率いている。共に、ブラジルサッカー界の輝かしい新たな章を刻んでいきましょう」 アンチェロッティ監督は、レッジーナ、パルマ、ユベントス、ミラン、チェルシー、パリ・サンジェルマン(PSG)、レアル・マドリー、バイエルン、ナポリ、エバートンを指揮。2021年7月にマドリーで2度目の監督に就任していた。 2023-24シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)を制し、ラ・リーガも制して2冠を達成。2度目の指揮で通算で6シーズン目を迎えたアンチェロッティ監督は、これまでリーグ優勝2回、CLで2回、コパ・デル・レイで2回の優勝を経験し、多くのタイトルをチームに残してきた。 ブラジル代表は史上最多となる5度のW杯優勝を経験。しかし、2018年のロシアW杯、2022年のカタールW杯と2大会連続でベスト8敗退に。コパ・アメリカも2019年を最後に、2大会優勝を逃していた。 なお、1925年にウルグアイ人のラモン・プラテロ監督、1944年にポルトガル人のジョレカ監督が短期的に指揮をとっており、81年ぶりの外国人指揮官となる。また、1965年にはアルゼンチン人のフィルポ・ヌニェス監督が1日だけ指揮したが、これは暫定監督となっている。 <span class="paragraph-title">【写真】ブラジルサッカー連盟が正式発表</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DJjnSUTNb-l/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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【エル・クラシコ プレビュー】タイトル決定づける4pt差の頂上決戦

ラ・リーガ第36節、バルセロナvsレアル・マドリーが、日本時間11日23:15にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスでキックオフされる。シーズン最終盤に4ポイント差で迎えたタイトルレースを決定づける、運命のエル・クラシコだ。 首位のバルセロナ(勝ち点79)は前節、大幅なターンオーバーを敢行したなかで最下位のバジャドリーに2-1の逆転勝利を収めた。ただ、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグでは初戦に続く打ち合いとなったインテルとの敵地での死闘を延長戦の末に3-4で落とし、無念のベスト4敗退。 2点差から一時試合を引っくり返したなか、後半アディショナルタイムの土壇場失点に加え、幾つかの微妙な判定もあって承服しがたい敗退の形に。シーズン3冠の夢が潰え、心身ともにダメージを抱える形で臨む中4日の一戦ではチームとしてのタフさが求められるところだ。 対する2位のマドリー(勝ち点75)は前節、セルタとのホームゲームを3-2で勝利。後半の連続失点は余計だったが、アルダ・ギュレルの1ゴール1アシストにムバッペのドブレーテによってリーグ連勝を達成。逆転での連覇の可能性を残し敵地へ乗り込んだ。この試合後にはアンチェロッティ監督の退任発表も噂されるなか、悲壮な決意での戦いとなった。 なお、今季行われた3度の対戦ではマドリーホームのラ・リーガで4-0、スーペル・コパ・デ・エスパーニャ決勝で5-2、直近のコパ・デル・レイ決勝で延長戦の末に3-2とバルセロナがいずれも大量得点を奪って勝利。ただ、それ以前はマドリーが4連勝中だったこともあり、エル・ブランコの意地にも期待したいところだ。 ◆バルセロナ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250511_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:シュチェスニー DF:エリック・ガルシア、クバルシ、イニゴ・マルティネス、マルティン MF:デ・ヨング、ペドリ MF:ヤマル、ダニ・オルモ、ハフィーニャ FW:フェラン・トーレス 負傷者:DFクンデ、MFベルナル 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては主力でクンデが唯一の欠場となるが、カサド、バルデのメンバー入りは朗報だ。 激しい消耗を強いられたインテル戦からの回復を考慮したメンバー構成となるが、前線はレヴァンドフスキ、フェルミン・ロペス、ガビにチャンスがありそうだ。懸念のディフェンスラインではサイドバックがキーとなるが、エリック・ガルシアとマルティンのスタートが濃厚か。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250511_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:クルトワ DF:ルーカス・バスケス、チュアメニ、アセンシオ、フラン・ガルシア MF:バルベルデ、セバージョス MF:ギュレル、ベリンガム、ヴィニシウス FW:ムバッペ 負傷者:DFアラバ、カルバハル、リュディガー、メンディ、ミリトン、MFカマヴィンガ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者はディフェンスラインの主力とカマヴィンガが欠場となる。 スタメンは前述の11名を予想。モドリッチを中盤に入れてバルベルデを右サイドバックに置くオプションやロドリゴ、ブラヒム・ディアスの起用も想定される。 ★注目選手 ◆バルセロナ:FWラミン・ヤマル <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250511_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> インテル戦の悔しさを胸に決定的な仕事ができるか。エル・ブランコの強力アタッカー陣と対峙する両サイドバック、ペドリらのパフォーマンスも注目されるが、やはり若きエースの活躍に最も注目が集まるところだ。 今季ここまで公式戦51試合15ゴール24アシストと圧巻の数字を残す17歳だが、プレーのインパクトに比べてゴール数に関してはやや物足りない部分もあり、インテルとの2ndレグでは百戦錬磨の相手守護神ゾマーの牙城を破れず。土壇場での失点シーンに繋がったプレーの判断を含め悔しい思いを味わった。 とはいえ、若くして傑出したリバウンドメンタリティ、大舞台での強さを併せ持つフェノーメノは、今回のクラシコで決定的な仕事が期待される選手の筆頭格。チームスタイルや守備陣の状況を鑑みれば、打ち合いの展開は避けられず、インテル戦で出た決定力という課題を克服し、チームのリーグ優勝を決定づける勝利に貢献したい。 ◆レアル・マドリー:MFアルダ・ギュレル <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250511_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 絶好調の20歳アタッカーが切り札に。バルセロナ同様にディフェンスラインに不安を抱えるマドリーではアセンシオや中盤で防波堤を担うドブレピボーテの活躍も必須となるが、攻撃面でカギを握る存在となるのが、トルコ代表MFだ。 エンドリッキとともにそのポテンシャルは高く評価されながらも、ある意味でアンタッチャブルな前線4枚に全幅の信頼を寄せるイタリア人指揮官の偏った起用法もあり、代表チームでの活躍とは裏腹に今季もなかなか出番を得られず。それでも、直近数試合では凄み増すパフォーマンスで指揮官の翻意を引き出し、今回は自身初のクラシコ先発が期待される。 バルデがベンチに控えるものの、マッチアップは経験の少ないマルティンとなるため、マドリーとしては強力な左サイドだけでなく右サイドで優位性をもたらしたい。そのなかで傑出したテクニックと攻撃センス、プレー精度を併せ持つアタッカーの活躍に期待したい。また、守備面ではハフィーニャとのマッチアップは荷が重いルーカス・バスケスを献身的にサポートしたい。先日のコパ決勝では1アシストで見せ場を作っており、いいイメージで臨めるはずだ。 2025.05.11 20:11 Sun

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