モナコGKベナーリオがリヨン相手に見せた意地のダブルセーブ【アンビリーバブル・セーブス】
2020.07.30 13:00 Thu
たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。
今回は、元スイス代表GKディエゴ・ベナーリオがモナコで見せたダブルセーブだ。
スイスの強豪グラスホッパーユースで育ったベナーリオは、2002年シュトゥットガルトでプロデビュー。その後2008年に加入したヴォルフスブルクでは9年在籍し、安定感のあるセービングで正GKとして活躍した。2017年夏にモナコへ加入し、新天地でのプレーを選んでいる。
0-2と、ホームのリヨンがリードして迎えた50分、再びリヨンに決定機が訪れる。右サイドでボールを持ったMFナビル・フェキルがボックス内へクロスを上げる。これをDFジェイソン・デナイヤーが中央で合わせ、強烈なヘディングを放つ。低く抑えられたヘディングだったが、これをベナーリオが左手一本で咄嗟に弾く。
ボールはポストに跳ね返ると、こぼれ球に反応したMFフセム・アワールがすかさずシュート。しかし、これも素早く体勢を整え、間合いを詰めていたベナーリオがブロックし、見事にピンチを凌いだ。
ベナーリオの意地のセーブでなんとかスコアを2点差に保ったモナコだったが、決死の守備も虚しくその後に追加点を許し、0-3で敗れている。
◆ベナーリオが見せた意地のダブルセーブ
スイスの強豪グラスホッパーユースで育ったベナーリオは、2002年シュトゥットガルトでプロデビュー。その後2008年に加入したヴォルフスブルクでは9年在籍し、安定感のあるセービングで正GKとして活躍した。2017年夏にモナコへ加入し、新天地でのプレーを選んでいる。
モナコでは控えGKに回ることが多かったベナーリオだが、2018年12月16日に行われた、リーグ・アン第18節のリヨン戦では、見事なダブルセーブを見せている。
0-2と、ホームのリヨンがリードして迎えた50分、再びリヨンに決定機が訪れる。右サイドでボールを持ったMFナビル・フェキルがボックス内へクロスを上げる。これをDFジェイソン・デナイヤーが中央で合わせ、強烈なヘディングを放つ。低く抑えられたヘディングだったが、これをベナーリオが左手一本で咄嗟に弾く。
ボールはポストに跳ね返ると、こぼれ球に反応したMFフセム・アワールがすかさずシュート。しかし、これも素早く体勢を整え、間合いを詰めていたベナーリオがブロックし、見事にピンチを凌いだ。
ベナーリオの意地のセーブでなんとかスコアを2点差に保ったモナコだったが、決死の守備も虚しくその後に追加点を許し、0-3で敗れている。
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