UEFA会長、リーグ・アン打ち切りに「時期尚早だった」

2020.05.15 22:25 Fri
Getty Images
欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長が、リーグ・アン打ち切りは時期尚早であったと指摘した。『beINSports』が伝えている。

フランス・プロリーグ機構(LFP)は4月30日、フランス政府の意向を受け入れる形で、2019-20シーズンのリーグ・アンとリーグ・ドゥ(フランス2部)を終了することを決定。5大リーグでは、現時点で唯一のシーズン終了という決断を下した。

一方で、ブンデスリーガは16日からおよそ2カ月ぶりにリーグが再開。そのほか、ヨーロッパではトレーニングの再開や、リーグ再開への議論が高まり、日常生活に関してもロックダウン(都市封鎖)が緩和されていっているため、外出などの制限が解かれている状況だ。
チェフェリン会長はLFPの判断は早すぎたとしながらも、政府の指示であるならば仕方ないという見解を示した。

「私の個人的な見解では、状況は大幅に改善され、少数のリーグを除いて誰もがプレーできるようになるので、シーズンを非常に早くキャンセルすることは理想的なものではない」
「しかし、それが政府の決定であるなら、クラブは何ができる?それともリーグは?彼らは何もできない」

「それでもその決定は時期尚早だった。しかし、それはUEFAに影響を与えないし、彼らの決定だ」

リーグを終了したリーグ・アンの2クラブ、パリ・サンジェルマン(PSG)とリヨンは、今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で勝ち残っている。

「CLでプレーしているフランスのクラブは2つあるが、彼らは8月までプレーしない。彼らにとって良いかどうかは分からない」

「プレーせずに、タフで重要な試合に向かうことはできない。しかし、これは私の決定ではないし、我々はそれを尊重する」

「我々はそれを尊重しなければならず、もちろんクラブは政府の決定を尊重しなければならない。対処するのはフランスの様々な組織に任されているため、状況に対処するつもりはない」

「我々には、CLとヨーロッパリーグ(EL)の予選について、明確なガイドラインを送信した」

「いくつか聞いたことがあるが、それについて「問題」があるとしよう。それはフランスのリーグとフランスの当局に対応を任せる」

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