インモービレが4戦連発弾で得点王に前進!ラツィオがホーム最終戦を白星で飾る《セリエA》

2020.07.30 04:55 Thu
Getty Images
ラツィオは29日、セリエA第37節でブレシアとホームで対戦し2-0で勝利した。

前節のカリアリ戦で6試合ぶりの勝利を飾りトップ4フィニッシュを決めたラツィオは、その試合から先発を2人変更。マルシッチとD・アンデルソンに代えてジョニーとラッツァーリが先発。2トップはセリエA最多得点記録更新の期待がかかるインモービレとコレアが起用された。

試合が動いたのは17分、インモービレとのパス交換でボックス左から斜めに侵入したコレアが中央まで切り込み右足でゴールネットを揺らした。
その後も両サイドから攻撃を組み立てるラツィオは、ゴール前のインモービレにボールを集めると41分にジョニーの左クロスからヘディングシュートでゴールを脅かしたが、これはGKアンドレナッキが好セーブで弾き出した。

後半に入っても主導権を握るラツィオは74分、敵陣中盤でボールを奪ったミリンコビッチ=サビッチのスルーパスでボックス右に抜け出したインモービレがダイレクトシュートでゴールを狙うも、これは右サイドネットに外れた。さらに82分にも、L・アルベルトのスルーパスで抜け出したインモービレがボックス左からコントロールショットでゴール右隅を狙ったが、これもわずかに枠の右に逸れた。
追加点が遠いラツィオだったが、直後に追加点が生まれる。83分、自陣でのボール奪取からミリンコビッチ=サビッチがドリブルで持ち上がると、前線のコレアを経由して出されたスルーパスでボックス内に抜け出したインモービレが冷静にゴール右隅へシュートを流し込んだ。

追加点を奪ったラツィオは、89分にもL・アルベルトがクロスバー直撃のシュートを放つなど、最後まで攻め続けてタイムアップ。インモービレの4試合連続弾などで完勝のラツィオが、今季のホーム最終戦を白星で飾った。

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