マジョルカ、生え抜きFWアブドンと2026年まで契約延長
2023.11.27 23:00 Mon
マジョルカは27日、スペイン人FWアブドン・プラッツ(30)と2026年6月まで契約を延長したことを発表した。
マジョルカの下部組織で育ったストライカーのアブドン。これまでマジョルカで公式戦211試合出場48ゴール10アシストを記録している。
マジョルカが3部まで降格していた2017-18シーズン、アブドンは12ゴールを挙げて2部昇格に貢献。そして2020-21シーズンは2部で10ゴールを挙げ、1部昇格に貢献していた。
そして今季はここまでラ・リーガ10試合出場で4ゴールを挙げている。
クラブの浮き沈みを目の当たりにしてきた生え抜きFWは契約延長について「これまでもマジョルカでキャリアを終えることが自分の夢だと言ってきた。だから特別な瞬間だよ」と喜んだ。
マジョルカの下部組織で育ったストライカーのアブドン。これまでマジョルカで公式戦211試合出場48ゴール10アシストを記録している。
マジョルカが3部まで降格していた2017-18シーズン、アブドンは12ゴールを挙げて2部昇格に貢献。そして2020-21シーズンは2部で10ゴールを挙げ、1部昇格に貢献していた。
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というのも移籍1年目の昨季はシーズン開幕から鬼のようにゴールを入れまくり、通算23得点という、お隣さんのエースだったモラタ(アトレティコからミランに移籍)より多かったぐらいのベリンガムでしたが、エムバペが入って、ポジションが下がった今季はこれが初ゴールでしたからね。当人も「昨季は沢山、ゴールを入れていたから、周りがザワついていた」と認めていましたが、これから追い上げてくれれば、たとえ、エムバペの爆発が多少、遅れても問題はないかと。 実際、この日も今回、フランス代表に招集されなかった代表キャプテンはここ3試合同様に不発で、シュートは撃つものの、相変わらず狙いが定まらず。後半、更に2点を追加したのもビニシウスで、16分にはGKルニンの長いゴールキックを追って、エリア内までドリブルで侵入すると、ヘレーラをかわしてゴール。23分にもボヨモがエリア前でブライムに奪われたボールをもらい、とうとうハットトリックを達成してしまうとは、もしやすでに狙いを来年のバロンドール獲得に切り替えた? 結局、そのままマドリーは4-0と大勝して、まあ、オサスナの枠内シュートが1本もなかったことから、「El equipo más ordenado, con mejor actitud, más solidarios, mejor colocados.../エル・エキポ・マス・オルデナードー、コン・メホール・アクティトゥッド、マス・ソリダリオス、メホール・コロカードス(より統制がとれて、姿勢も良くて、協調性があって、ポジショニングもより良いチーム)」(アンチェロッティ監督)になっていたんだと思いますけどね。ビニシウスによると、「Creo que la clave ha sido poder subir el ritmo de cómo jugamos/クレオ・ケ・ラ・クラベ・ア・シードー・ポデール・スビール・エル・リトモ・デ・コモ・フガモス(鍵はプレーのリズムを上げられたこと)」だそうですが、ただゴール力の改善はレガネス戦ではなく、その次のリバプール戦で証明しないといけませよね。 そして日曜にはアトレティコの番が回ってきたんですが、うーん、先週ミッドウィークにはCLのアウェイ戦でPSGに勝ったとはいえ、とにかく昨今は近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)が彼らの試合をTV観戦するのが辛くて、辛くて仕方ない私でしたからね。その日もソン・モイシュでマジョルカ相手に専守防衛、攻撃に出る時は亀のような動きしかしないシメオネ監督のチームにイライラするばかり。前半42分にラリンのヘッドをGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)で逸らし、何とか0-0でハーフタイムに入ったところで、助かったとばかりにヘタフェの試合を見にコリセウムに向かったんですが…。 メトロの道々、オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の中継で追っていたところ、同じメンバーでスタートした後半もしばらくは変化がなったようなんですが、どうやらPSG戦の後半ロスタイムの奇襲が成功したことにオブラクが味をしめたよう。というのも16分、マジョルカのCKからのヘッドをキャッチした彼は即座にカウンター攻撃を発動。この日は足でロングのゴールキックを送ったところ、それを脱兎のごとく追ったシメオネ監督の三男、ジュリアーノがモヒカとマッフェオに勝ってボールを取ったんですよ。最後はゴール前でフリアン・アルバレスにパスして、先制点を奪っているって、もしやこのチーム、最近一発芸に目覚めた? 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コパ・クラシコ控える中で勝ち点3必須のマジョルカ戦…フリック監督「厳しい試合になる」、レヴィ代役候補のフェランに期待
バルセロナのハンジ・フリック監督が、今週末にコパ・クラシコを控えるなかで臨むマジョルカ戦への意気込みを語った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 首位のバルセロナは前節、セルタとホームで対戦し劇的な4-3の勝利を挙げた。敗れればドルトムント戦に続く公式戦連敗で、2位レアル・マドリーとの勝ち点差が「1」に縮まる窮地だったが、見事な勝負強さを発揮した。 その激闘から中2日での開催となるラ・リーガ第33節では7位のマジョルカとホームで対戦。ブラウグラナとしては今週末にコパ・デル・レイ決勝のマドリー戦を控えるなか、弾みを付ける勝利が求められるところだ。 フリック監督は前日会見の場で「マジョルカは良いシーズンを送っており、来シーズンはヨーロッパリーグに出場する可能性もある。厳しい試合になるはずだ」と、この一戦の展望を語った。 過密日程のなかでのチームニュースに関しては復帰間近の守護神マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、セルタ戦で全治3週間とも言われるケガを負ったFWロベルト・レヴァンドフスキについて言及した。 「テア・シュテーゲンは準備万端だ。何をすべきか話し合う。彼と話し合って、いつ復帰すべきかを決める」 「(レヴァンドフスキについて)どれくらいの期間になるかはまだわからない。準備が整えば、喜んで復帰を歓迎するが、急ぐ必要はない」 レヴァンドフスキに関してはコパ・クラシコに加え、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝のインテル戦の2試合を欠場する見込みで、マジョルカ戦では代役候補であるFWフェラン・トーレスのパフォーマンスに注目が集まる。 フリック新体制ではここまで公式戦17ゴール、ラ・リーガ10ゴールとゴールを量産し、キャリア最高のシーズンを過ごしている。 そのため、ドイツ人指揮官は「彼はキャリアの中で良い時期を迎えている。リーガで10ゴールを決めている。9番としてプレーし、ダイナミックで、守備面でも貢献している。確かに好調だが、シーズン終了まで彼を必要とするので、しっかりと管理しなければならない」と、ケガのリスクは管理しながらも、エースの代役として自信を持って起用する考えを示している。 2025.04.22 18:10 Tue4
「これぞストライカー」「良い飛び込み」浅野拓磨が2試合ぶりの今季2点目! 見事なダイビングヘッドで逆転勝利に貢献「急に調子上げてきてる」
マジョルカの日本代表FW浅野拓磨が今季2点目を記録した。 今シーズンからマジョルカでプレーする浅野。2日に行われたラ・リーガ第26節のアラベス戦で移籍後初ゴールを記録していた中、15日に行われた第28節のエスパニョール戦でもゴールを記録した。 この試合も先発した浅野。試合は前半こそゴールレスで終わったが、53分にヴェダト・ムリキのオウンゴールでエスパニョールが先制する。 ビハインドとなったマジョルカ。62分にはPKを獲得するがムリキのシュートはGKジョアン・ガルシアにセーブされてしまう。 同点のチャンスを逃したマジョルカだったが、浅野がこのピンチを救う。65分、左サイドからの浮き球のパスを、ボックス内にダイアゴナルに走り込んだ浅野がダイビングヘッド。GKに触れられるも、ゴールはネットを揺らした。 DFのブラインドにもなり難しいシュートとなったが、2試合ぶりの2点目。ファンは「これぞストライカー」、「急に調子上げてきてる」、「良い飛び込みだわ」、「良いゴール決めてる」とコメントしている。 なお、マジョルカは90分にPKを獲得するもアブドン・プラッツのシュートは再びGKがセーブ。しかし、跳ね返りの中での混戦でDFがハンドを冒して再びPK。3本目はムリキが蹴ってしっかりと決め、2-1でマジョルカが逆転勝利を収めた。 <span class="paragraph-title">【動画】浅野拓磨が2試合ぶりの今季2点目! 難易度高いダイビングヘッドを決める</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="oNLJenO4FdM";var video_start = 69;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.16 21:50 Sun5