3位ローマと2位インテルは痛み分け! これで直近の対戦6戦連続ドロー決着に《セリエA》
2021.01.10 22:35 Sun
セリエA第17節、ローマvsインテルが10日にスタディオ・オリンピコで行われ、2-2のドローに終わった。
ボランチの一角のヴェレトゥをアンカーのブロゾビッチにマンマーク気味に付けるなど、ホームのローマが人を掴みに行く形の守備でインテルの後方からのボール回しに強く制限をかける攻撃的な入りを見せる。また、ビルドアップの局面ではボランチの一枚を3バックに落とす形で変化を付けた。9分には右サイドのスペースに飛び出したカルスドルプから際どいクロスが上がるも、ここはGKハンダノビッチの対応に遭う。
一方、様子見の入りとなったインテルだが、機動力のある2トップを背後に走らせる形の攻めで徐々に攻撃の形を作り出す。12分、ハキミからの縦パスに抜け出したラウタロ・マルティネスがボックス右で仕掛けてニア下を狙う右足のシュートを放つ。このプレーで得た右CKの二次攻撃からラウタロのクロスをゴール前でフリーのルカクがヘディングシュートも、ここはGKパウ・ロペスの圧巻のワンハンドセーブに阻まれる。さらに、相手GKのミスパスを奪ってのショートカウンターから再びルカクにシュートチャンスも、ここはDFスモーリングのブロックに阻まれた。
ホームチームの早い時間帯の先制点により、試合はここからよりオープンな展開に。先制して勢いに乗るローマは以降も得意のカウンターを繰り出すと、23分には波状攻撃からヴェレトゥが強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、ここはGKハンダノビッチがビッグセーブ。対するインテルは27分にハキミとのパス交換でボックス中央に侵入したビダルに絶好機も、ここは右足のシュートを枠の右に外してしまう。
その後、30分過ぎに足を痛めたダルミアンがプレー続行不可能となり、ヤングの緊急投入を余儀なくされたインテルは前半終盤にかけて押し込む展開に持ち込む。だが、最後の場面で精度や連携の問題を抱え、39分にルカクのヘディングパスに抜け出したラウタロのゴールもオフサイドによって認められず。前半のうちに追いつくことはできなかった。
それでも、インテルは後半の立ち上がりから攻勢を強めて完全にペースを握る。52分、左サイドを突破したルカクの絶妙なグラウンダークロスにゴール前のラウタロが飛び込んでスライディングシュートを枠に飛ばすが、ここはGKパウ・ロペスのビッグセーブに遭う。
後半最初のビッグチャンスをモノにできなかったが、56分には右CKの場面でキッカーのブロゾビッチが右足アウトスウィングで入れた絶妙なクロスをファーで競り勝ったシュクリニアルが頭で合わせ、ようやくローマのゴールをこじ開けた。
さらに、このゴールで勢いづくインテルは以降もルカクを筆頭に前半は五分五分だったデュエルで優位性を保って畳みかける攻撃を仕掛けていく。すると、63分には中央で完全に浮いたブロゾビッチから正確なパスをボックス手前右で受けたハキミがカットインから左足を一閃。このシュートがクロスバーの内側を掠めてゴール左隅の完璧なコースに決まった。
一方、運動量の低下によって前半機能していたプレスが嵌らず、全体が間延びしたところをインテルの個の力で打開される、先日のアタランタ戦の再現のような拙い試合運びとなったローマは、攻撃になかなかパワーを出せず。最前線のジェコの収まりも悪く、前半のように効果的な攻めを見せられない。
その後は逆転に力を使ったインテルの運動量も落ち始めたことで試合は拮抗した展開に。ようやく相手陣内深い位置まで攻め込めるようになったローマは、74分にムヒタリアン、78分にカルスドルプとボックス内で続けてシュートチャンスを得るが、インテルの集中した守備を崩し切れない。
試合終盤にかけて互いに交代カードを切っていく中、息を吹き返したローマが猛攻を見せると、土壇場でゴールをこじ開ける。86分、右CKの場面でショートコーナーからビジャールが左足インスウィングで入れたクロスをボックス中央で競り勝ったマンチーニが頭で合わせ、ゴール左隅に流し込んだ。
後半アディショナルタイム5分を含めた試合最終盤は追いついたローマがやや押し込む形となったが、互いに3点目を奪うまでには至らず。この結果、首位ミランを追う上位対決は痛み分けに終わり、両者の対戦は直近6戦連続ドローとなった。
PR
現在、3位のローマ(勝ち点33)は前節にクロトーネを相手にマジョラルのドッピエッタの活躍などで3-1の快勝を収めた。今季初の4連勝での2位浮上を目指すホームでのビッグマッチではクロトーネ戦で温存したジェコ、ペッレグリーニ、ヴェレトゥが先発に戻ったほか、負傷明けのスピナッツォーラが4戦ぶりの復帰を果たした。一方、前節サンプドリアに1-2で競り負けてリーグ連勝が8試合でストップした2位のインテル(勝ち点36)は、前日に首位のミランが勝利したことで勝ち点差が「4」に開いており、悲願のスクデット獲得に向けて勝ち点3奪取が至上命令となった。前節からはガリアルディーニ、ヤング、サンチェスに代えてビダル、ダルミアン、ルカクを起用し、対戦相手同様にベスト布陣で臨んだ。一方、様子見の入りとなったインテルだが、機動力のある2トップを背後に走らせる形の攻めで徐々に攻撃の形を作り出す。12分、ハキミからの縦パスに抜け出したラウタロ・マルティネスがボックス右で仕掛けてニア下を狙う右足のシュートを放つ。このプレーで得た右CKの二次攻撃からラウタロのクロスをゴール前でフリーのルカクがヘディングシュートも、ここはGKパウ・ロペスの圧巻のワンハンドセーブに阻まれる。さらに、相手GKのミスパスを奪ってのショートカウンターから再びルカクにシュートチャンスも、ここはDFスモーリングのブロックに阻まれた。
この連続での決定機をキッカケにインテルが一気にペースを掴みかけるが、直後にローマの見事なカウンターが発動する。17分、自陣左サイドでバレッラからボールを奪ったヴェレトゥがそのままドリブルで相手ボックス付近まで運ぶ。ここでムヒタリアンを経由した短いパスがペナルティアーク右のペッレグリーニに渡ると、ペッレグリーニの右足のシュートがDFバストーニの足にディフレクトしゴール左下隅の完璧なコースに決まった。
ホームチームの早い時間帯の先制点により、試合はここからよりオープンな展開に。先制して勢いに乗るローマは以降も得意のカウンターを繰り出すと、23分には波状攻撃からヴェレトゥが強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、ここはGKハンダノビッチがビッグセーブ。対するインテルは27分にハキミとのパス交換でボックス中央に侵入したビダルに絶好機も、ここは右足のシュートを枠の右に外してしまう。
その後、30分過ぎに足を痛めたダルミアンがプレー続行不可能となり、ヤングの緊急投入を余儀なくされたインテルは前半終盤にかけて押し込む展開に持ち込む。だが、最後の場面で精度や連携の問題を抱え、39分にルカクのヘディングパスに抜け出したラウタロのゴールもオフサイドによって認められず。前半のうちに追いつくことはできなかった。
それでも、インテルは後半の立ち上がりから攻勢を強めて完全にペースを握る。52分、左サイドを突破したルカクの絶妙なグラウンダークロスにゴール前のラウタロが飛び込んでスライディングシュートを枠に飛ばすが、ここはGKパウ・ロペスのビッグセーブに遭う。
後半最初のビッグチャンスをモノにできなかったが、56分には右CKの場面でキッカーのブロゾビッチが右足アウトスウィングで入れた絶妙なクロスをファーで競り勝ったシュクリニアルが頭で合わせ、ようやくローマのゴールをこじ開けた。
さらに、このゴールで勢いづくインテルは以降もルカクを筆頭に前半は五分五分だったデュエルで優位性を保って畳みかける攻撃を仕掛けていく。すると、63分には中央で完全に浮いたブロゾビッチから正確なパスをボックス手前右で受けたハキミがカットインから左足を一閃。このシュートがクロスバーの内側を掠めてゴール左隅の完璧なコースに決まった。
一方、運動量の低下によって前半機能していたプレスが嵌らず、全体が間延びしたところをインテルの個の力で打開される、先日のアタランタ戦の再現のような拙い試合運びとなったローマは、攻撃になかなかパワーを出せず。最前線のジェコの収まりも悪く、前半のように効果的な攻めを見せられない。
その後は逆転に力を使ったインテルの運動量も落ち始めたことで試合は拮抗した展開に。ようやく相手陣内深い位置まで攻め込めるようになったローマは、74分にムヒタリアン、78分にカルスドルプとボックス内で続けてシュートチャンスを得るが、インテルの集中した守備を崩し切れない。
試合終盤にかけて互いに交代カードを切っていく中、息を吹き返したローマが猛攻を見せると、土壇場でゴールをこじ開ける。86分、右CKの場面でショートコーナーからビジャールが左足インスウィングで入れたクロスをボックス中央で競り勝ったマンチーニが頭で合わせ、ゴール左隅に流し込んだ。
後半アディショナルタイム5分を含めた試合最終盤は追いついたローマがやや押し込む形となったが、互いに3点目を奪うまでには至らず。この結果、首位ミランを追う上位対決は痛み分けに終わり、両者の対戦は直近6戦連続ドローとなった。
PR
インテルの関連記事
セリエAの関連記事
|
インテルの人気記事ランキング
1
【CLラウンド16・1stレグ・プレビュー②】国内リーグで首位を快走するPSGとリバプールが激突、ブンデス頂上決戦再演も
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグの残り4試合が5日に行われる。ここでは2日目の4試合の展望を紹介していく。 ◆CLラウンド16・1stレグ② ▽3/5(水) 《26:45》 フェイエノールトvsインテル 《29:00》 パリ・サンジェルマンvsリバプール バイエルンvsレバークーゼン ベンフィカvsバルセロナ ◆国内リーグで首位を快走する両雄の激突《パリ・サンジェルマンvsリバプール》 プレーオフでブレストとの同国対決を2戦合計10発で圧勝してラウンド16に勝ち上がったPSGと、リーグフェーズ首位通過のリバプールによる大注目試合。 リーグ・アンで2位マルセイユに13ポイント差を付けて首位を快走するPSGは現在公式戦10連勝中と絶好調。直近のリール戦では前半の4発で試合を決めてしまうなど、充実ぶりが際立っている。とりわけセンターフォワード起用のFWデンベレが躍動しており、FWムバッペが去った現在のPSGを牽引している。ルイス・エンリケ監督の下、ハードワークが徹底された中で個が生かされているフランス王者がリバプール相手にどんな試合を見せるか注目だ。 一方、リバプールもプレミアリーグで2位アーセナルに13ポイント差を付けての首位を快走とチーム状態は良好。FAカップ敗退により1週間の調整期間が得られたこともPSG戦に向けてはプラスに働きそうだ。プレミアリーグ優勝をほぼ手中に収めている中、リバプールとしてはCL優勝を照準に入れたいところ。現在の欧州でリバプールと並ぶ好調さを誇るPSG相手にリーグフェーズ首位通過の格を見せ付けられるか。クローザーの役割を全うしているMF遠藤航の終盤での活躍にも注目だ。 ◆ブンデス頂上決戦がCLで再演《バイエルンvsレバークーゼン》 プレーオフでセルティックに競り勝ってラウンド16進出を果たしたバイエルンと、リーグフェーズ6位通過のレバークーゼンによるCLでは初となる対決。 先月15日にブンデスリーガで頂上決戦を戦った両チームはバイエルンが劣勢ながらゴールレスドローに持ち込み、首位の座を堅守した。現在、2位レバークーゼンとは8ポイント差とブンデスリーガでアドバンテージを取っているバイエルンだが、今季3戦で2分け1敗のレバークーゼン相手にDFBポカールで敗れたリベンジを果たせるか。直近のシュツットガルト戦を負傷欠場したMFキミッヒが先発予想でベストメンバーで臨む。DF伊藤洋輝はベンチスタート予想だ。 一方、バイエルンの好調さが持続しブンデスリーガ連覇が厳しい情勢となっているレバークーゼンとしてはCLでバイエルンを敗退に追い込み、不協和音を引き起こしてシーズン最終盤を迎えたいところ。シャビ・アロンソ監督就任後6戦無敗の相性の良さもある中、先月の頂上決戦では引き分けに持ち込まれた悔しさを晴らせるか。 ◆リーグフェーズでは計9発、打ち合い必至か《ベンフィカvsバルセロナ》 リーグフェーズ第7節で計9発の打ち合いを演じた両チームの再戦。1-3から5-4の大逆転勝利を収めたバルセロナは、リーグフェーズを2位で通過。このベンフィカ戦辺りから復調したバルセロナは現在ラ・リーガで6連勝とし、首位に立った。直近のレアル・ソシエダ戦では余裕の試合運びで選手を温存しつつ4-0で快勝。プレーオフでモナコに競り勝ってラウンド16進出としたベンフィカ相手に万全の状態で臨む。 ◆ミランに続きインテル撃破狙う《フェイエノールトvsインテル》 プレーオフでミランを下す下克上を起こしてラウンド16に進出したフェイエノールトと、リーグフェーズ4位と安定感ある戦いぶりが際立つインテルの一戦。 セリエAで首位に立つインテルは直近のナポリとの首位攻防戦では守勢の中、追いつかれる形で引き分けた。ビッグマッチで結果が出ていない今季のインテルだが、敵地での試合であることを考慮すれば悪くないナポリ戦の結果となった。ただ、その試合で直接FK弾を決めたDFディマルコが新たに負傷者リスト入りし、左サイドを務められる人材が総倒れに。S・インザーギ監督は本職センターバックのDFバストーニかDFアチェルビを起用する考えを示唆したが、ミランに続きインテル撃破を狙うフェイエノールトとの敵地での1stレグをうまく乗り切れるか。 ◆CLラウンド16・1stレグ結果 ▽3/4(火) クラブ・ブルージュ 1-3 アストン・ビラ レアル・マドリー 2-1 アトレティコ・マドリー PSV 1-7 アーセナル ドルトムント 1-1 リール 2025.03.05 18:00 Wed2
テュラム&ラウタロ揃い踏みのインテルが敵地で先勝! 上田綺世が途中出場のフェイエノールトはファン・ペルシ新体制初黒星…【CL】
チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグ、フェイエノールトvsインテルが5日にデ・カイプで行われ、アウェイのインテルが0-2で先勝した。なお、フェイエノールトのFW上田綺世は59分から途中出場した。 プレーオフで格上ミランを破ってベスト16進出を果たしたフェイエノールト。ただ、ファン・ペルシ新監督の初陣となった直近のリーグ戦ではNECナイメヘンに0-0で引き分けて4位後退となった。新体制初勝利を目指した今回の一戦では負傷明けの上田がベンチスタートとなった。 一方、インテルはリーグフェーズを4位フィニッシュ。国内ではコッパ・イタリア4強進出にセリエA首位と好調を維持。直近のナポリ戦では土壇場の失点で勝ち点3を取りこぼすも、敵地での天王山で最低限の勝ち点1を持ち帰った。インザーギ監督はその試合から先発4人を変更。負傷でベンチ外のディマルコに加え、ベンチスタートのビセック、チャルハノール、ムヒタリアンに代わってパヴァール、デ・フライ、ジエリンスキ、アスラニを起用した。 試合は立ち上がりから拮抗した展開に。ボール保持、球際の攻防を含めてイーブンの攻防をみせるなか、インテルはカウンターを主体にラウタロ・マルティネスの2トップを起点に攻め手を窺う。これに対してフェイエノールトは後方からボールを動かしながら、左サイドに入ったオスマンのドリブル突破によって幾度か局面の打開を図った。 前半半ばを過ぎても中盤での潰し合いが目立つクローズな状況が続く。32分には左で押し込んだホームチームがモデルのミドルシュートで枠内シュートを記録するが、ここはGKマルティネスが難なくキャッチした。 対するインテルも35分にはパヴァールの右クロスを攻撃参加したアチェルビがボックス左でボレーシュートを狙うが、これはGKヴェレンロイターの守備範囲。だが、直後の38分に右サイドで背後を取ったダンフリースからのマイナスパスに反応したバレッラの右足ワンタッチクロスがゴール前に送り込まれると、ファーのテュラムが右足アウトで合わせる技ありのフィニッシュで先制点を奪った。 その後、ラウタロのミドルシュートやアスラニの直接FKはGKヴェレンロイターの好守に阻まれて追加点奪取ならずも、アウェイのインテルが地力を示す形で前半を終えた。 互いに選手交代なしで臨んだ後半もインテルが先手を奪う。50分、左サイド深くに侵攻したバストーニからの折り返しを中央で受けたジエリンスキがダイレクトシュート。これはDFのシュートブロックに遭うが、撥ね返りをボックス右のラウタロに繋ぐと、背番号10がニア上へ強烈な右足シュートを突き刺した。 出ばなをくじかれたフェイエノールトは失点直後にオスマンの左サイドでの突破からのクロスをボックス中央のモデルがワンタッチシュートで合わすが、これは惜しくもクロスバーを叩く。59分にはカランサを下げて上田を最前線に投入した。 ただ、上田の投入直後にフェイエノールトはボックス内でDFミッチェルがテュラムを倒してしまい、オンフィールド・レビューの末に痛恨のPK献上。これを決められると、2ndレグへより厳しい状況だったが、キッカーのジエリンスキが左を狙って蹴ったシュートはGKヴェレンロイターが完璧な読みでストップ。望みを繋いだ。 守護神のビッグプレーの直後には上田に見せ場。70分、オープンスペースに抜け出した背番号9はボックス手前でDFデ・フライに一対一で仕掛けるが、右への運びで抜きかかった際に交錯したが、PK獲得には至らず。 インテルは70分を過ぎてテュラムに続いてバレッラ、ラウタロら主力を下げてフラッテージやアルナウトビッチらフレッシュな選手を投入。プレータイムのコントロールとともに全体の強度を維持。3点目に迫る場面こそ作れないが、安定したゲーム運びで主導権を渡さない。 なんとか1点でも返したいフェイエノールトだったが、上田を含めて相手の老獪な守備に最後まで封じ込まれて試合はこのままタイムアップ。この結果、ファン・ペルシ新体制のフェイエノールトに初黒星を与えたインテルが敵地で先勝。来週にホームで行われるリターンレグへ大きなアドバンテージを手にした。 フェイエノールト 0-2 インテル 【インテル】 マルクス・テュラム(前38) ラウタロ・マルティネス(後5) 2025.03.06 04:42 Thu3
敵地で危なげなく先勝のインテル…「我々は堅実にプレーし、非常に良いプレーをした」指揮官インザーギも評価
インテルのシモーネ・インザーギ監督が、敵地で先勝に成功したフェイエノールト戦のパフォーマンスに満足感を示した。 インテルは5日、デ・カイプで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグでフェイエノールトと対戦し、2-0で勝利した。 リーグフェーズを4位フィニッシュし、ラウンド16ストレートインを決めていたインテルは、プレーオフでミランを破ったフェイエノールトと対戦した。 試合序盤は一進一退の攻防が続いていたが、前半終盤の38分に右サイドの崩しからMFニコロ・バレッラのワンタッチクロスをFWマルクス・テュラムが右足アウトを使った技ありのフィニッシュで先制に成功。 さらに、後半立ち上がりにはFWラウタロ・マルティネスのゴールで追加点を挙げると、MFピオトル・ジエリンスキのPK失敗で3点目こそ逃したが、今大会ここまで1失点の堅守を武器に敵地で危なげなく勝ち切った。 同試合後、インザーギ監督はイタリア『スカイ・スポルト』で、難所での勝利とともにチームのパフォーマンスを称えた。 「我々のプレーヤーはよくやった。このスタジアムでは簡単ではなかった」 「ファンも大きな声援を送ってくれた。苦しむことになるのはわかっていたが、我々は堅実にプレーし、非常に良いプレーをした。今週末は第2戦の前にもう1試合ある。常に隠れた危険はあるが、パフォーマンスには非常に満足している」 今回のアウェイゲームでは直前にナポリとのセリエA天王山を戦った影響もあり、幾つかのポジションでターンオーバーを敢行。とりわけ、ウイングバックに負傷者続出の状況で、DFアレッサンドロ・バストーニが左のウイングバックで攻守にハイパフォーマンスを示した。 そのメンバーの入れ替えについて指揮官は、すべての選手を信頼しており、起用に何の疑いもなかったと主張している。 「ジエリンスキとアスラニについては疑いを持っていなかった。監督は選択をするためにいるが、チャルハノールとムヒタリアンはナポリ戦でプレーしており、ローテーションを組んでフレッシュなプレーヤーを起用することにした」 「バストーニはチームのために働き、左サイドでアチェルビとコンビを組んだ。チームのニーズを理解しているワールドクラスのディフェンダーの話をしている。それが我々監督が見たいものだ」 今回の2-0の勝利によってベスト8進出は堅いと思われるが、インザーギ監督は「我々は初戦に勝利したが、まだ試合はハーフタイムで、火曜日にはサン・シーロで第2戦が控えている。相手がマンチェスター・シティ相手(のアウェイゲームで)に3ゴールを決めたことも忘れないでほしい」と、フェイエノールトの実力を軽視することなく、2ndレグでも今回の試合のようなパフォーマンスを見せたいと気を引き締めた。 2025.03.06 08:20 Thu4
「とても誇りに思う」インテルのCL最多得点記録保持者となったラウタロ、クラブ愛を強調し「喜んでキャリアのすべてを…」
インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは、クラブでの充実を語った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。 ラウタロは5日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグのフェイエノールト戦で先発。試合は中盤での潰し合いが目立つ展開となるも、 マルクス・テュラムのゴールで先制してハーフタイムへ。後半早々、ラウタロが強烈なシュートを突き刺し、このゴールでインテルのCL最多得点記録保持者となった。 試合はそのまま2-0でインテルが勝利。来週ホームで行われる2ndレグを前に、大きなアドバンテージを得ている。 試合後、ラウタロは最多得点記録保持者となった喜びを口にしつつ、現在の充実ぶりにも言及。インテルでキャリアを全うする意思もあると明らかにしている。 「とても誇りに思うよ。こんなことは想像もしていなかった。一生懸命に努力してきたし、僕を知っている人は僕がこれまで経験してきたこともよく知っていると思う。でも、これで終わるわけじゃない。もっとやりたいと思っているんだ」 「もちろん、多くの要因に左右されるとは思うけど、僕は喜んでキャリアのすべてをインテルに捧げたい。ここにいるのはとても幸せで、夏に契約を更新し、残ることを決めたんだ。毎朝、トレーニング場に行くのが楽しみで目が覚めるよ。家族もここに満足している」 2025.03.06 11:35 Thu5