セリエAを止めるな…FIGC会長が宣言「イタリアのサッカーが死ぬ」
2020.04.30 12:25 Thu
イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィナ会長が、改めてシーズン途中終了をさせないと宣言した。『フットボール・イタリア』が伝えた。
イタリアでは、世界中で蔓延している新型コロナウイルス(COVID-19)の感染被害が深刻化。感染者数は世界3番目の20万人、死者は2番目の2万7000人を超えている。
セリエAを含めたサッカー活動は他国同様にストップしているものの、感染者の増加が緩やかになったことで経済活動の再開が議論されているが、その目処は立っていない。
グラヴィナ会長は、セリエBのアスコリとの会議で、シーズンを途中終了することはさせないと明言。中止の場合は、政府が介入した場合のみだと語った。
「私がFIGCの会長である限り、イタリアのサッカーが死ぬことになるので、シーズンの中止を決してさせない」
「シーズンが完全に終了すると、7〜8億ユーロ(約812億〜927億円)を失うことになる。無観客でプレーした場合、損失は3億ユーロ(約348億円)になり、ファンを入れて再開した場合は損失は1〜1億5000万ユーロ(約116億〜174億円)になる。しかし、後者は現実的ではない」
「我々はUEFAやFIFAなどの国際的パートナー、期間に対して、強い契約上の責任を負っている」
5月中には各クラブがトレーニングを再開させるという話も出ているが、政府関係者はこの動きに難色を示している。何れにしても、健康が第一。行く先はまだ不透明だ。
イタリアでは、世界中で蔓延している新型コロナウイルス(COVID-19)の感染被害が深刻化。感染者数は世界3番目の20万人、死者は2番目の2万7000人を超えている。
セリエAを含めたサッカー活動は他国同様にストップしているものの、感染者の増加が緩やかになったことで経済活動の再開が議論されているが、その目処は立っていない。
「私がFIGCの会長である限り、イタリアのサッカーが死ぬことになるので、シーズンの中止を決してさせない」
「私は、みんなの利益を守っている。繰り返すが、関係者全員の健康に関する客観的な条件がない限り、完全な終了を拒否する。誰かが、私に明確に伝え、私が前に進むのを止めなければならない」
「シーズンが完全に終了すると、7〜8億ユーロ(約812億〜927億円)を失うことになる。無観客でプレーした場合、損失は3億ユーロ(約348億円)になり、ファンを入れて再開した場合は損失は1〜1億5000万ユーロ(約116億〜174億円)になる。しかし、後者は現実的ではない」
「我々はUEFAやFIFAなどの国際的パートナー、期間に対して、強い契約上の責任を負っている」
5月中には各クラブがトレーニングを再開させるという話も出ているが、政府関係者はこの動きに難色を示している。何れにしても、健康が第一。行く先はまだ不透明だ。
ガブリエレ・グラヴィナの関連記事
セリエAの関連記事
|
ガブリエレ・グラヴィナの人気記事ランキング
1
「セリエAには外国人が多すぎる」イタリアサッカー会長が豪語「現在の傾向を逆転させる」
イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィナ会長が将来への野望を語っている。イタリア『メディアセット』が伝えた。 今回地方紙の『ラヌオーヴァサルデーニャ』のインタビューに応じたグラヴィナ会長。コロナ禍からの回復や放映権など様々なトピックに触れた中、イタリアサッカーの根本にも触れた。 「セリエAにおける外国人選手の数は快適なものではない。私の目標の一つは、クラブの傾向を逆転させ、下部組織への投資を促進することだ」 会長はまた、リーグ間の経済的ギャップを極力無くすことも目標に掲げている模様。1リーグあたりのクラブ数を減らすこともありうるようだ。 「少なくとも最初からクラブ数を減らすことは足ないが、リーグ間の経済的ギャップを減らし、利用可能なリソースをより公正に再配分することによってシステム全体をより持続可能なものにすることが目標だ。条件を整えることによってシステムを安定させ、より強固なものにするのだ」 2022.01.19 20:26 Wed2
イタリアで背番号「88」が禁止…今季は2人が着用もナチスを示す隠語、反ユダヤ主義との戦いのため
イタリアサッカー連盟(FIGC)は27日、反ユダヤ主義との戦いを目的とした取り組みの一環として、イタリア政府と合意。背番号「88」の着用を禁じることとなった。 27日に、イタリアの内務大臣やスポーツ・青少年大臣など政府関係者とFIGCのガブリエレ・グラヴィナ会長が合意しサイン。提出されることとなる。 禁じられる背番号「88」だが、これはナチスのスローガンに由来。「8」はアルファベットの8番目であること。Hを2つ重ねることで、「ハイル・ヒトラー(HEIL HITLER、ヒトラー万歳)」という意味を暗喩しており、ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーを礼賛する隠語として使われていた。 マッテオ・ピアンテドーシ内務大臣はこの件についてコメント。これまでもスタジアムで多く見られるものだとし、排除すべきだと主張した。 「これは我が国のスタジアムで未だに頻繁に現れる、耐え難い偏見に対する適切かつ効果的な対応だ」 「反ユダヤ主義は、あらゆる人間、あらゆる社会集団、あらゆる少数派を排除し、軽蔑し、差別するあらゆるものとともに強力に戦わなければならない」 「署名された意思表示は、スポーツにおけるあらゆる形態の人種差別と差別の防止と闘いに関する新たな文書を作成する広範な戦略の最初のステップにすぎない」 今年3月にはローマに勝利した際にラツィオサポーターが、背中に「88」と書かれたユニフォームを着ていた他、他の2人のサポーターが別の明らかな反ユダヤ主義的なことを主張。ラツィオは3人のファンに、スタディオ・オリンピコでの試合観戦を永久追放していた。 なお、セリエAではラツィオのクロアチア代表MFトマ・バシッチ、アタランタのクロアチア代表MFマリオ・パシャリッチが今シーズンは「88」を着用していた。 2023.06.28 21:05 Wed3