ハーグリーブスの全盛期、バイエルン時代の試合を決めたお手本ミドル【インクレディブル・ゴールズ】

2020.07.03 15:30 Fri
Getty Images
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。今回は元イングランド代表MFのオーウェン・ハーグリーブス氏がバイエルン時代に決めたゴールだ。

◆チームを救ったハーグリーブスのお手本ミドル

カナダ出身のハーグリーブスは、1997年にバイエルンの下部組織に入団。2000-01シーズンにファーストチームデビューを果たした。
すぐにバイエルンでの地位を確立したハーグリーブスは公式戦218試合に出場し、ブンデスリーガやチャンピオンズリーグなどで優勝。数々のトロフィーを獲得した後、2007年5月にマンチェスター・ユナイテッドに移籍していた。

今回紹介するのは、2005年4月16日に行われたブンデスリーガ第29節のハノーファー戦で決めた、見事なゴールだ。
0-0で迎えた90分、このままスコアレスドロー決着が濃厚かと思われたが、バイエルンは前線へとボールを放り込むと、前線に残っていたDFルシオが頭で落とす。これを受けたFWクラウディオ・ピサーロは相手DFに潰されるも、詰めていたハーグリーブスがこれをダイレクトで右足一閃。浮き上がるようなミドルシュートは、ゴール右上隅に突き刺さった。

試合を決定づける劇的ゴールに、バイエルン一同はもみくちゃになってゴールを大喜び。フェリックス・マガト監督率いるバイエルンはこのシーズン、2年ぶり通算19回目のリーグ優勝を果たしている。

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