レーティング:マンチェスター・ユナイテッド 0-1 アーセナル《プレミアリーグ》
2020.11.02 04:22 Mon
プレミアリーグ第7節、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルが1日にオールド・トラフォードで行われ、アウェイのアーセナルが0-1で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽マンチェスター・ユナイテッド採点

GK
1 デ・ヘア 5.5
PKの失点は致し方なし。堅い展開の中で難しい対応は少なかった。ただ、チームのやり方かもしれないが、ビルドアップの局面でより積極的にサポートしたかった
DF
29 ワン=ビサカ 5.0
サカやオーバメヤンに対して粘り強く対応したが、ビルドアップの貢献含め攻撃の精度が厳しい
2 リンデロフ 5.5
守備では的確なカバーリングが光った。攻撃時はマグワイア同様に相手のマンツーマンに苦戦
5 マグワイア 5.5
守備面は及第点もビルドアップの局面では得意の持ち出しなど変化を加えたかった
守備では判断良く内と外をケア。マイボール時は詰まった状態で受ける場面が多かったが、後半は盛り返した
MF
39 マクトミネイ 5.0
守備では貢献したが、マイボール時は判断、技術の問題で消極的なプレーが目立った
17 フレッジ 5.5
アンカーにポジションを移して切り替えを徹底した守備で最終ラインをサポート。攻撃はマクトミネイ同様に課題を残す
(→マティッチ 5.5)
途中出場でボールの循環をよりスムーズにした
18 ブルーノ・フェルナンデス 5.0
守備では2トップを鼓舞するハードワークを見せる。ただ、チーム全体のビルドアップが詰まったことで、低い位置に下りてパスの散し役に留まり、持ち味が生きない展開に
(→ファン・デ・ベーク 5.5)
惜しいクロスを入れるなど、プレーへの接触性は見せた
6 ポグバ 4.5
直近のライプツィヒ戦のような存在感は放てず。持ち味のキープ力、ダイナミックなプレーは鳴りを潜め、軽率なファウルで決勝点に繋がるPKを献上
FW
11 グリーンウッド 5.0
前半唯一の決定機に関与。ただ、守備の緩さや劣勢となった相手センターバックとのバトルなど難しい試合に
(→カバーニ 5.0)
試合に入り切れず、周囲との連係も乏しく期待された役割は果たせず
10 ラッシュフォード 5.5
相手の徹底マークに遭った中、幾度か局面を変えるプレーを見せた
監督
スールシャール 4.5
相手の出方がわかっていただけに、ビルドアップの修正に関しては中盤の人選も含め落ち度があったと言わざるを得ない
▽アーセナル採点

GK
1 レノ 6.0
グリーンウッドの決定機を阻止。相手GKに比べてビルドアップへの貢献度も高かった
DF
16 ホールディング 6.5
負傷明け即スタメンも攻守両面で安定したパフォーマンスを披露。早い時間帯にカードをもらったが、穴を作るような場面は少なかった
6 ガブリエウ 7.0
相手の快足アタッカーに前を向かせない守備をみせ、ピンチを未然に防いだ。球出しの質も安定しており、まさに頼もしいディフェンスリーダーだった
3 ティアニー 6.5
思ったほど高い位置を取れなかったが、的確なカバーリングで守備の安定に一役買った
MF
2 ベジェリン 6.5
値千金のPK奪取。ショーを徹底監視でサイドに蓋をし、攻撃では幾度か鋭いクロスも供給
18 トーマス 7.0
持ち味の強靭なフィジカルを生かしてポグバらを圧倒。攻撃に関しても要所での前線への飛び出しに加え、散し役としてもほぼ完璧な出来
25 エルネニー 7.0
トーマスと共に強度が高い守備を継続。うまく立ち位置を変えながら繋ぎ役としても抜群の存在感
7 サカ 6.0
左サイドでうまく浮いて攻撃の起点となる場面は多かったが、アタッキングサードでのプレーの質はより高めたい
FW
12 ウィリアン 6.0
負傷明けで試合の入りはふわふわしていたが、徐々にアジャスト。惜しいシュートにPK奪取の起点に
(→メイトランド=ナイルズ -)
9 ラカゼット 6.0
アンカーを消しながら2センターバックにも制限をかける巧みな守備で相手のビルドアップを封じた。攻撃ではシュートこそほとんどなかったが、起点役として貢献
(→エンケティア 5.5)
投入直後からハードワークをこなして逃げ切りに貢献
14 オーバメヤン 6.5
守備ではチームの約束事をきっちりこなした。そして、プレッシャーがかかるPKをきっちり決め切ってエースの仕事を果たした
(→ムスタフィ -)
監督
アルテタ 6.5
流れの中では決定機を作れなかったものの、攻守にタフなプレーを90分間継続させる見事な勝利だった。とりわけ、守備意識、オーガナイズは見事
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
トーマス(アーセナル)
ガブリエウ、エルネニーの仕事も高く評価したいが、90分間攻守両面で絶大な存在感を放ったガーナ代表MFをMOMに選出。闘える万能型MFとしてチームを大いに助けた。
マンチェスター・ユナイテッド 0-1 アーセナル
【アーセナル】
オーバメヤン(後24[PK])
▽マンチェスター・ユナイテッド採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 デ・ヘア 5.5
PKの失点は致し方なし。堅い展開の中で難しい対応は少なかった。ただ、チームのやり方かもしれないが、ビルドアップの局面でより積極的にサポートしたかった
DF
29 ワン=ビサカ 5.0
サカやオーバメヤンに対して粘り強く対応したが、ビルドアップの貢献含め攻撃の精度が厳しい
守備では的確なカバーリングが光った。攻撃時はマグワイア同様に相手のマンツーマンに苦戦
5 マグワイア 5.5
守備面は及第点もビルドアップの局面では得意の持ち出しなど変化を加えたかった
23 ショー 5.5
守備では判断良く内と外をケア。マイボール時は詰まった状態で受ける場面が多かったが、後半は盛り返した
MF
39 マクトミネイ 5.0
守備では貢献したが、マイボール時は判断、技術の問題で消極的なプレーが目立った
17 フレッジ 5.5
アンカーにポジションを移して切り替えを徹底した守備で最終ラインをサポート。攻撃はマクトミネイ同様に課題を残す
(→マティッチ 5.5)
途中出場でボールの循環をよりスムーズにした
18 ブルーノ・フェルナンデス 5.0
守備では2トップを鼓舞するハードワークを見せる。ただ、チーム全体のビルドアップが詰まったことで、低い位置に下りてパスの散し役に留まり、持ち味が生きない展開に
(→ファン・デ・ベーク 5.5)
惜しいクロスを入れるなど、プレーへの接触性は見せた
6 ポグバ 4.5
直近のライプツィヒ戦のような存在感は放てず。持ち味のキープ力、ダイナミックなプレーは鳴りを潜め、軽率なファウルで決勝点に繋がるPKを献上
FW
11 グリーンウッド 5.0
前半唯一の決定機に関与。ただ、守備の緩さや劣勢となった相手センターバックとのバトルなど難しい試合に
(→カバーニ 5.0)
試合に入り切れず、周囲との連係も乏しく期待された役割は果たせず
10 ラッシュフォード 5.5
相手の徹底マークに遭った中、幾度か局面を変えるプレーを見せた
監督
スールシャール 4.5
相手の出方がわかっていただけに、ビルドアップの修正に関しては中盤の人選も含め落ち度があったと言わざるを得ない
▽アーセナル採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 レノ 6.0
グリーンウッドの決定機を阻止。相手GKに比べてビルドアップへの貢献度も高かった
DF
16 ホールディング 6.5
負傷明け即スタメンも攻守両面で安定したパフォーマンスを披露。早い時間帯にカードをもらったが、穴を作るような場面は少なかった
6 ガブリエウ 7.0
相手の快足アタッカーに前を向かせない守備をみせ、ピンチを未然に防いだ。球出しの質も安定しており、まさに頼もしいディフェンスリーダーだった
3 ティアニー 6.5
思ったほど高い位置を取れなかったが、的確なカバーリングで守備の安定に一役買った
MF
2 ベジェリン 6.5
値千金のPK奪取。ショーを徹底監視でサイドに蓋をし、攻撃では幾度か鋭いクロスも供給
18 トーマス 7.0
持ち味の強靭なフィジカルを生かしてポグバらを圧倒。攻撃に関しても要所での前線への飛び出しに加え、散し役としてもほぼ完璧な出来
25 エルネニー 7.0
トーマスと共に強度が高い守備を継続。うまく立ち位置を変えながら繋ぎ役としても抜群の存在感
7 サカ 6.0
左サイドでうまく浮いて攻撃の起点となる場面は多かったが、アタッキングサードでのプレーの質はより高めたい
FW
12 ウィリアン 6.0
負傷明けで試合の入りはふわふわしていたが、徐々にアジャスト。惜しいシュートにPK奪取の起点に
(→メイトランド=ナイルズ -)
9 ラカゼット 6.0
アンカーを消しながら2センターバックにも制限をかける巧みな守備で相手のビルドアップを封じた。攻撃ではシュートこそほとんどなかったが、起点役として貢献
(→エンケティア 5.5)
投入直後からハードワークをこなして逃げ切りに貢献
14 オーバメヤン 6.5
守備ではチームの約束事をきっちりこなした。そして、プレッシャーがかかるPKをきっちり決め切ってエースの仕事を果たした
(→ムスタフィ -)
監督
アルテタ 6.5
流れの中では決定機を作れなかったものの、攻守にタフなプレーを90分間継続させる見事な勝利だった。とりわけ、守備意識、オーガナイズは見事
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
トーマス(アーセナル)
ガブリエウ、エルネニーの仕事も高く評価したいが、90分間攻守両面で絶大な存在感を放ったガーナ代表MFをMOMに選出。闘える万能型MFとしてチームを大いに助けた。
マンチェスター・ユナイテッド 0-1 アーセナル
【アーセナル】
オーバメヤン(後24[PK])
アーセナルの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
|
アーセナルの人気記事ランキング
1
アーセナルの選手たちが反人種差別の「ヒザつき」、相手には人種差別発言で10試合出場停止のDFが
アーセナルイレブンが、反人種差別を行動で示した。 アーセナルは15日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでスラビア・プラハと対戦した。 スラビア・プラハに所属するチェコ代表DFオンドレイ・クデラは、先月のレンジャーズ戦において人種差別発言を行ったことで、欧州サッカー連盟(UEFA) からUEFA主催試合における10試合の出場停止を科されたばかりだった。 クデラの件が調査中だった先週に行われた1stレグでは、キックオフ前にアーセナルの選手たちだけが、人種差別への抗議の意思を示す「ヒザつき」行為を実施していたが、スラビア・プラハのホームで行われた2ndレグでも同様となった。 2ndレグでは、スラビア・プラハのスターティングイレブンが「ヒザつき」行為の代わりに肩を組んで立つことを選んだが、キャプテンのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットを先頭にアーセナルの選手たちはスラビア・プラハの選手たちの目の前でヒザをつき、前を見据え続けた。 この件について、アーセナルのミケル・アルテタ監督は、選手たちが自主的にやったことだと明かした。 「選手たちは私とクラブに尋ねてきた。彼らはそうしたいと思っていた。正当な理由があったので、クラブと私は非常に協力的だった」 「ありがたいことに、レフェリーとUEFAも協力してくれたので、良い行為だったと思う」 アーセナルは、ラカゼットの2ゴールもあり0-4で大勝。2戦合計1-5で準決勝進出を決めた。準決勝では、かつてチームを指揮したウナイ・エメリ監督率いるビジャレアルと対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】肩を組む相手イレブンの前に陣取りヒザをつくラカゼット</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="fr" dir="ltr">Lacazette <a href="https://t.co/aHlh1SYr00">pic.twitter.com/aHlh1SYr00</a></p>— Football on BT Sport (@btsportfootball) <a href="https://twitter.com/btsportfootball/status/1382784230665650185?ref_src=twsrc%5Etfw">April 15, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.04.16 20:00 Fri2
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.9 “フェイマス・バックフォー”クラブ史上2度目のダブル/アーセナル[1997-98]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.9</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1997-98シーズン/アーセナル 〜フェイマス・バックフォー〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1997-98arsenal.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:アーセン・ヴェンゲル(48) 獲得タイトル:プレミアリーグ、FAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">クラブ史上2度目のダブル</div> 1997-98シーズンは、アーセン・ヴェンゲル監督が初めてシーズンを通してチームを指揮したシーズンだった。1996-97シーズンの途中にアーセナルの指揮官に就任したヴェンゲル監督は、新たなトレーニングメソッドや選手たちのプライベートに関する制限、外国人選手の積極的な招へいなど、クラブに多くの変化をもたらした。 プレミアリーグでは、開幕から第12節まで負けなしで首位に立った。しかし、11月に行われた4試合のうち3試合で敗れるなど、中盤に失速する。それでも、年明け以降に再び調子を取り戻すと、第33節から5連勝を達成するなどし、首位を奪還。最終的には、マンチェスター・ユナイテッドを1ポイント差で退け、7シーズンぶりにリーグタイトルを戴冠した。 さらに、このシーズンのアーセナルはFAカップでも躍進。準々決勝と準決勝で、それぞれウェストハムとウォルバーハンプトンを下して決勝に進出する。決勝では、ニューカッスルを相手にオーフェルマルスとアネルカのゴールで勝利。1970-71シーズン以来、クラブ史上2度目となるダブルを達成した。そして、英国4協会以外の出身者で初めてプレミアリーグを制した指揮官となったヴェンゲル監督は、年間最優秀監督賞を受賞した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">フェイマス・バックフォー</div> 今でこそ攻撃的なフットボールで知られるアーセナルだが、1990年代以前は非常に守備的なスタイルで、「1-0の退屈なチーム」などと嘲笑されることも多かった。それでも、ヴェンゲル監督の就任以降は、徐々にスペクタクルなチームへと変貌。1997-98シーズンのチームの強みは未だ守備にあったが、攻撃でも見どころ十分だった。 GKには、イングランド代表の守護神でもあるシーマンが君臨。“フェイマス・バックフォー”と呼ばれた名高い最終ラインでは、ディフェンスリーダーのアダムスを中心に、ウィンターバーン、ディクソンという守備的ながらも安定感抜群の両サイドバックが不動のレギュラーを務める。アダムスの相棒には、現在のアーセナルコーチであるボールド、そしてキーオンと、フィジカルコンタクトに優れる両名が名を連ねた。 セントラルMFは、強靭なフィジカルとフットボールセンスを併せ持つヴィエラと、左利きのプレーメーカーであるプティのコンビが磐石。攻撃的にシフトする際には、テクニシャンのプラットも控えていた。そして、右サイドにはバランスの優れる万能型MFパーラー。左サイドのオーフェルマルスは当時、世界有数のウインガーとして名を馳せ、右足で持ち出す縦突破は、分かっていても止められないレベルにあった。 最前線にも魅力的な選手たちが在籍していた。ベルカンプはゴールだけでなくアシストでも貢献した。当時のアーセナルのスターだったイアン・ライトは現代で言うバロテッリのような“愛すべき悪童”的存在。1991年からアーセナルのために多くのゴールを挙げ続けたイングランド人FWも当時34歳とキャリア終盤だったが、驚異的なダッシュ力と豪快なシュートは健在で、多くのゴールを陥れた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデニス・ベルカンプ(28)</span> 内に秘める闘争心と氷のような冷静さを併せ持つオランダの天才ストライカーは、卓越したボールテクニックと決定力を遺憾なく発揮。公式戦40試合に出場して22ゴールを記録しただけでなく、ゲームメークやアシストでも多大な貢献を果たした。その結果、選手が選ぶPFA年間最優秀選手賞と、記者が投票で選出するFWA年間最優秀選手賞をダブルで受賞する快挙を達成している。 2019.04.07 22:00 Sun3
左SBで新境地開拓!アーセナルの希望の光、ブカヨ・サカ【ライジング・スター】
ビジャレアルに移籍した日本代表MF久保建英など、10代の選手の活躍が目立っているサッカー界。この企画『Rising Stars』では、近いうちにサッカー界の主役を担うであろう、注目の若手選手たちを紹介していく。 今回はアーセナルのU-19イングランド代表FWブカヨ・サカ(18)だ。 <div id="cws_ad">◆アカデミー時代のサカのプレーをチェック<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJqN0QyNDhQVyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 両親がナイジェリア出身であり、イングランドとの二重国籍であるサカはアーセナルの下部組織で育ち、世代別イングランド代表にも招集されるなど順調に成長を続け、2018年9月にプロ契約を結んだ。 2018-19シーズンは主にカップ戦で経験を積むと、2019-20シーズンから正式にファーストチームに昇格。シーズン当初はウナイ・エメリ監督に左ウイングとして起用され、2019年9月19日に行われたヨーロッパリーグのフランクフルト戦では、シーズン初出場となったこの一戦で、1ゴール2アシストの活躍でチームを勝利に導き、一躍その名を轟かせた。 その後、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツ、そしてスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが相次いで負傷したことを受け、左サイドバックの人材難に陥った結果、本職ではないもののサカが左サイドバックに抜擢される。 ミケル・アルテタ監督の就任後も左サイドバックに定着したサカは、当初は守備面のウィークポイントを突かれる場面も多く、1列前で見せていた輝きを発揮できずにいた。 しかし、徐々に守り方を学ぶと、逆に水を得た魚のようにアーセナルのサイド攻撃のキーマンに。走力を生かした守備に加え、高いポジション取りでゴール前に顔を出すプレーも増えていた。 新型コロナウイルスによる中断期間後は、ケガ人が復帰したこともあり1列前で起用されることに。最終的にはプレミアリーグで26試合に出場し1ゴール5アシスト、公式戦でも39試合に出場し4ゴール11アシストを記録。不振に喘いだチームの中でも奮闘を見せた。 6月にはアーセナルとの契約を長期延長したことを発表し、さらに2020-21シーズンからは現在の背番号「77」から「7」に変更されることが決まっている。 新境地を開拓しつつあるサカは、アーセナルにとって大きな未来と言えるが、どこまで飛躍するのだろうか。 2020.08.24 13:00 Mon4
「あの出来事をキッカケに…」大騒動となったアーセナル時代を回想したジャカ、新天地での活躍誓う「攻撃的なスタイルは僕の代名詞」
スイス代表MFグラニト・ジャカがアーセナル時代のどん底期を振り返り、新天地レバークーゼンでの活躍も誓った。 昨シーズンを最後に惜しまれながらもアーセナルを去ったジャカ。チームに欠かせない攻守の要であり、血の気が多い部分も含めてファンに愛されたスイス代表キャプテンだったが、ある出来事がなければ、2016年から2023年にかけ、7年もの間ノース・ロンドンにとどまることにはならなかったようだ。 ある出来事とは2019年10月のクリスタル・パレス戦。途中交代を命じられた当時キャプテンのジャカは、スタンドから低調なパフォーマンスに対するブーイングを浴びるなか、腕章を地面に叩きつけ、Fワードを含む暴言を吐き捨て、両手を耳に当てる挑発的な仕草を見せながらピッチを後にした。 これを問題視したクラブからキャプテンの座を剥奪され、ファンとの関係が悪化し、退団を希望することに。それでも翌月に就任したミケル・アルテタ監督から必死に慰留されたことで残留を選び、ピッチでの活躍によって信頼を回復。退団が濃厚となっていた昨季の最終節には、大きな拍手がサポーターから送られていた。 スイス『Blick』のインタビューに応じたジャカは、大きな問題となったこの一連の出来事を通して、人として成長できたと語る。 「自分の個性を表現できるようになったと思う。今でも自分のことを話すのは得意じゃない。ただ、メディアが僕を褒めてくれない時でも自分を肯定できるようになった。大事なモノはこういった良くない境遇に落ちたときに学んでいくんだと思うよ。あの出来事をキッカケに僕は精神的に強くなった」 「そしてアーセナルでのラストゲームは大きな拍手を受けてピッチを去ることができた。これは一番の目標だったよ」 また、闘争心剥き出しの激しい守備を持ち味とするジャカだが、このプレースタイルは今シーズンからの新天地であるレバークーゼンでも続けると明言。シャビ・アロンソ監督が率いて前途有望な若手タレントも多いチームに、自らのカラーを植え付ける意気込みを示している。 「僕はチームリーダーとしての準備が常にできているだろうか? いや、そうは思わない。またどこかで間違いを犯すこともあるだろう。それさえも仕事の一部なのだから。以前よりは減ったと思うけどね(笑)」 「30歳になった今、19歳の時とはピッチで見える景色が違うし、デュエルへのアプローチも異なる。5試合ごとにレッドカードを受けたくはないが、この攻撃的なプレースタイルこそ僕の代名詞だし、僕は変わりたくない。チームにも伝えなくちゃね(笑) 美しいサッカーだけでは不十分だ」 2023.08.15 21:23 Tue5
