欧州スーパーリーグ、UEFAに反競争的行為の即時停止求める
2024.02.01 08:00 Thu
ヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)創設を支援するために設立された『A22スポーツ・マネジメント』が、欧州サッカー連盟(UEFA)に送付した反競争的行為の即時停止を求める旨の書簡を公表した。『ロイター通信』が伝えている。
ヨーロッパの司法裁判所は昨年12月末に、UEFAと国際サッカー連盟(FIFA)の決断に対し「優越的地位を濫用している」として、ESL参加のクラブを閉め出す取り決めは違法であるとの見解を示していた。
これを受けてESLを後援する『A22』は、トーナメントを3つのリーグに分けて開催するという新たなフォーマットを提案。男女が関わるリーグとなるという。
ただ、『A22』とレアル・マドリー、バルセロナが主導するESLに対しては、多くのメガクラブを筆頭に各国の中堅クラブも拒絶の姿勢を示しており、前途多難な状況だ。
そういったなか、『A22』は、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長が 「我々がUEFAにEUルールと裁判所の判決を遵守し、A22の活動を妨害することを目的とした現在進行中の行動を停止するよう要求している書簡について、公に話し、誤った解釈をした」ことを受け、X(旧ツイッター)での書簡公開を決定した。
『A22』は今回の書簡において、2021年4月以降、UEFAが自分たちの評判を誹謗中傷し、欧州のクラブを脅して『A22』が関わるプロジェクトを検討させないようにするなど、反競争的な行動をとっていると非難している。また、前述のヨーロッパの司法裁判所の判決後も、UEFAが反競争的な行動を続けていると述べている。
「その結果、我々はここにUEFAとその幹部に対し、A22の事業構想、そのパートナーおよび取締役に対するいかなる形態の反競争的行動も直ちに停止することを要求する」
また、『A22』はUEFAと提携している第三者にも同様の措置をとるよう指示している。
ヨーロッパの司法裁判所は昨年12月末に、UEFAと国際サッカー連盟(FIFA)の決断に対し「優越的地位を濫用している」として、ESL参加のクラブを閉め出す取り決めは違法であるとの見解を示していた。
これを受けてESLを後援する『A22』は、トーナメントを3つのリーグに分けて開催するという新たなフォーマットを提案。男女が関わるリーグとなるという。
そういったなか、『A22』は、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長が 「我々がUEFAにEUルールと裁判所の判決を遵守し、A22の活動を妨害することを目的とした現在進行中の行動を停止するよう要求している書簡について、公に話し、誤った解釈をした」ことを受け、X(旧ツイッター)での書簡公開を決定した。
なお、チェフェリン会長は1月31日にハンブルグで開催されたスポービス・スポーツ・ビジネス・コングレスでスピーチを行っていた。
『A22』は今回の書簡において、2021年4月以降、UEFAが自分たちの評判を誹謗中傷し、欧州のクラブを脅して『A22』が関わるプロジェクトを検討させないようにするなど、反競争的な行動をとっていると非難している。また、前述のヨーロッパの司法裁判所の判決後も、UEFAが反競争的な行動を続けていると述べている。
「その結果、我々はここにUEFAとその幹部に対し、A22の事業構想、そのパートナーおよび取締役に対するいかなる形態の反競争的行動も直ちに停止することを要求する」
また、『A22』はUEFAと提携している第三者にも同様の措置をとるよう指示している。
アレクサンデル・チェフェリンの関連記事
|
アレクサンデル・チェフェリンの人気記事ランキング
1
ズボニミール・ボバンがUEFA幹部職を辞任…UEFA会長の任期制限解除の改革案に抗議
ズボニミール・ボバン氏が、欧州サッカー連盟(UEFA)のフットボール部門の責任者を辞任した。イギリス『フィナンシャル・タイムズ』が伝えている。 現役時代にディナモ・ザグレブ、ミランで活躍した元クロアチア代表MFは、現役引退後には国際サッカー連盟(FIFA)の副事務局長や古巣ミランのチーフ・フットボール・オフィサーを歴任。そして、2021年からUEFAフットボール部門の責任者に就任し、UEFAフットボール委員会やユースフットボールフォーラムの設立など、技術開発におけるいくつかの重要なプロジェクトに携わってきた。 しかし、ボバン氏はUEFA会長の任期を義務付けられた制限を超えて延長できるように欧州サッカー統括団体のルールブックを変更する動きへの抗議から辞任を決断した。 新規則はUEFA執行委員会メンバーの年齢制限も撤廃するもので、来月パリでの会議で投票される予定。加盟55連盟の承認が得られれば、UEFAはFIFAに倣い、現職会長が現行の4年3期の制限を超えてさらなる任期を求めることを認めることになる。 この計画への反対を公にした初のUEFA幹部だったボバン氏は、「これらのルールは、UEFAと欧州フットボールを『悪い統治』から守るために設計されたもので、残念なことに『悪い統治』は、しばしばフットボール統治の『古いシステム』と呼ばれるものの『手口』となってしまった」、「悲しみと重い心で、UEFAを去る以外に選択肢はない」と、憤りを示していた。 一方、今回の改革案によって2027年の任期終了後、さらに4年間の会長職留任も可能となるアレクサンデル・チェフェリン会長は、「個人的な願望の追求に前進する」と、ボバン氏が批判した改革に問題がないとの見解を示していた。 2024.01.26 06:00 Fri2