判定に頭を抱えたのは選手ではなく“主審本人”、林大地の決定機で何が起きた?

2022.02.14 19:30 Mon
©STVV
主審が自ら判断ミスに頭を抱えるという珍しいシーンが見られた。ジュピラー・プロ・リーグ第27節のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズvsシント=トロイデンが13日に行われた。

サン=ジロワーズはMF三笘薫がケガのため招集外となっていたが、DF町田浩樹が3バックの一角でデビュー。一方、シント=トロイデンはFW林大地、DF橋岡大樹、GKシュミット・ダニエルの日本人3選手が先発し、冬加入の香川真司がベンチスタートに。原大智、松原后はメンバー外となっていた。
その試合で珍しいシーンが生まれたのは28分だった。裏にスペースのできた状況でFWアブバカリ・コイタがドリブルで持ち上がると、背後から相手のチャージを受けて転倒し、主審はホイッスル。しかし、主審は何かに気付いたのか、笛を吹いた直後に頭を抱えてしまった。

なぜなら、こぼれたボールを走り込んでいた林が回収。流していればGKとほぼ一対一という決定的な場面となっていたためだ。
のけ反って頭を抱えるという珍しいリアクションを示した主審に対しては、ファンも好意的な反応を示しているようだ。「傲慢な態度よりもその反応はむしろいい!」、「彼も人間だった」、「感情を持ったレフリーを見られるのはいいんじゃないかな」などのコメントが寄せられている。

チャンスを逸したシント=トロイデンだったが、53分にクリスティアン・ブルースがPKを沈めて先制に成功すると、終盤に与えたPKは相手が失敗して1-0で辛勝。シント=トロイデンが2連勝、サン=ジロワーズは11試合ぶりの黒星となっている。

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