レーティング:バルセロナ 2-1 レアル・マドリー《ラ・リーガ》
2023.03.20 07:20 Mon
ラ・リーガ第26節、バルセロナvsレアル・マドリーが19日にカンプ・ノウで行われ、ホームのバルセロナが2-1で逆転勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽バルセロナ採点

GK
1 テア・シュテーゲン 6.0
失点はノーチャンス。宿敵相手に今季20度目のクリーンシートは逃したが、防げるシュートはすべて防いだ
DF
4 アラウホ 6.5
不運なオウンゴールに加え、直近2度の対戦に比べてヴィニシウスに苦戦。ただ、今日のヴィニシウスをあそこまで封じ込められたこと自体が高評価に値。攻撃面でもうまく浮いたところを利用してアクセントを加えた
23 クンデ 6.5
終盤に軽率なミスも散見されたが、その他の守備陣と共に見事な奮闘を見せた。気の利いたサポートに加え、攻撃面でも厚みをもたらした
15 クリステンセン 6.5
決してベストではなかったとはいえ、ベンゼマに決定的な仕事をさせず。ボックス付近での繊細な対応が光り、攻撃時のセットプレーでも見せ場
前半はマッチアップ上浮く形が多く攻撃の起点に。後半は守備の立ち位置でやや苦戦したが、土壇場で決勝点をアシスト
MF
20 セルジ・ロベルト 7.5
スタメン抜擢に応える値千金の同点ゴール。ガビと共に複雑なタスクを見事にこなしてクラシコ勝利の立役者に
(→ケシエ 7.0)
前回対戦は味方のブロックに阻まれゴールならずも、4年ぶり覇権奪還へ貴重なクラシコ初ゴール
5 ブスケッツ 6.5
後半はオープンな展開でミスやスピードでちぎられる場面もあったが、試合を通しては攻守両面で抜群のオーガナイズを見せた
21 フレンキー・デ・ヨング 7.0
八面六臂の躍動で攻守のデュエルで絶大な存在感。カバーリングや局面を変えるボールの運びと周囲を大いに助けた
FW
22 ハフィーニャ 7.0
サラーも封殺したナチョやリュディガーらを相手に質的優位をもたらす。クルトワに2度の決定機を阻まれて3戦連発は逃したが、指揮官の起用に見事に応えた
(→フェラン・トーレス -)
9 レヴァンドフスキ 6.0
中央を締める相手に対して窮屈なプレーを強いられたが、多くの決定機に絡んで劇的決勝点の起点も担った
6 ガビ 7.0
前線と中盤のリンクマンとして攻守に躍動。インテンシティの高さに加え、プレー精度、判断のいずれも秀逸だった
(→アンス・ファティ -)
監督
チャビ 6.5
“アンチフットボール”と揶揄されたコパでの前回対戦を払しょくする見事なフットボールでクラシコ3連勝達成
▽レアル・マドリー採点

GK
1 クルトワ 6.5
失点はいずれもノーチャンス。再三の好守で宿敵の前に立ちはだかって個人としては意地を見せた
DF
2 カルバハル 5.0
過密日程による疲労の影響が大きく攻守両面で無理が効かなかった。デュエルの力強さ、攻撃の精度のいずれも厳しかった
3 ミリトン 5.5
個人として大きなミスはなかったが、全体の強度低下の影響でいつも以上に難しい対応が目立った
22 リュディガー 5.5
好プレーもあった一方、相手の揺さぶりに対して後手を踏む場面も少なくなかった
6 ナチョ 5.5
攻守両面で及第点の出来だったが、あわや一発レッドという際どいファウルもあった。カードトラブルや攻撃改善のために早い時間帯の交代に
(→メンディ 5.0)
長期離脱明けで試合勘のなさが目立った
MF
10 モドリッチ 5.5
要所で気の利いたプレーを見せたが、時間の経過と共にトーンダウン
(→セバージョス 5.5)
気迫のこもったプレーで活力を与えたが、流れを変えるまでには至らず
12 カマヴィンガ 5.5
先制点の起点となるなど良いプレーもあったが、相手の多彩な仕掛けに対して、守備では判断面で迷いが見られた
(→チュアメニ 5.5)
デュエルの勝負で強さをもたらした
8 クロース 5.5
守備面での強度や運動量の問題が散見されたが、交代後に繋ぎの部分での貢献度の高さを証明する形に
(→ロドリゴ 5.5)
攻撃面で流れを変えるプレーを見せたが、決定的な仕事はできなかった
FW
15 バルベルデ 5.5
疲労困憊のベテランのサポートのためにハイインテンシティでのプレーを交代まで継続。ただ、プレー精度の部分では普段に比べて質を落とした
(→アセンシオ 5.5)
決定機に顔を出したが、VAR判定でゴールは幻に…
9 ベンゼマ 5.0
コンディションがいまひとつで、守備の貢献度の低さを攻撃のクオリティで相殺することも叶わなかった
20 ヴィニシウス 6.5
先制点の起点となるなどチーム唯一の攻め手として奮闘。バルセロナにとって最も脅威となっていた
監督
アンチェロッティ 5.0
ラ・リーガ連覇の夢が潰える。起用法や組み合わせ次第でもう少し戦うこともできたはず
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
セルジ・ロベルト(バルセロナ)
価千金の決勝点を挙げたケシエやフレンキー・デ・ヨング、両ウイングの活躍も光ったが、ペドリ代役を担った生え抜きMFの攻守にわたる献身、貴重な同点ゴールという部分に敬意を表してMOMに選出。かつてのPSG戦を思い起こさせる勝負強さは健在だった。
バルセロナ 2-1 レアル・マドリー
【バルセロナ】
セルジ・ロベルト(前45)
ケシエ(後47)
【レアル・マドリー】
オウンゴール(前9)
▽バルセロナ採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 テア・シュテーゲン 6.0
失点はノーチャンス。宿敵相手に今季20度目のクリーンシートは逃したが、防げるシュートはすべて防いだ
DF
4 アラウホ 6.5
不運なオウンゴールに加え、直近2度の対戦に比べてヴィニシウスに苦戦。ただ、今日のヴィニシウスをあそこまで封じ込められたこと自体が高評価に値。攻撃面でもうまく浮いたところを利用してアクセントを加えた
終盤に軽率なミスも散見されたが、その他の守備陣と共に見事な奮闘を見せた。気の利いたサポートに加え、攻撃面でも厚みをもたらした
15 クリステンセン 6.5
決してベストではなかったとはいえ、ベンゼマに決定的な仕事をさせず。ボックス付近での繊細な対応が光り、攻撃時のセットプレーでも見せ場
28 バルデ 6.5
前半はマッチアップ上浮く形が多く攻撃の起点に。後半は守備の立ち位置でやや苦戦したが、土壇場で決勝点をアシスト
MF
20 セルジ・ロベルト 7.5
スタメン抜擢に応える値千金の同点ゴール。ガビと共に複雑なタスクを見事にこなしてクラシコ勝利の立役者に
(→ケシエ 7.0)
前回対戦は味方のブロックに阻まれゴールならずも、4年ぶり覇権奪還へ貴重なクラシコ初ゴール
5 ブスケッツ 6.5
後半はオープンな展開でミスやスピードでちぎられる場面もあったが、試合を通しては攻守両面で抜群のオーガナイズを見せた
21 フレンキー・デ・ヨング 7.0
八面六臂の躍動で攻守のデュエルで絶大な存在感。カバーリングや局面を変えるボールの運びと周囲を大いに助けた
FW
22 ハフィーニャ 7.0
サラーも封殺したナチョやリュディガーらを相手に質的優位をもたらす。クルトワに2度の決定機を阻まれて3戦連発は逃したが、指揮官の起用に見事に応えた
(→フェラン・トーレス -)
9 レヴァンドフスキ 6.0
中央を締める相手に対して窮屈なプレーを強いられたが、多くの決定機に絡んで劇的決勝点の起点も担った
6 ガビ 7.0
前線と中盤のリンクマンとして攻守に躍動。インテンシティの高さに加え、プレー精度、判断のいずれも秀逸だった
(→アンス・ファティ -)
監督
チャビ 6.5
“アンチフットボール”と揶揄されたコパでの前回対戦を払しょくする見事なフットボールでクラシコ3連勝達成
▽レアル・マドリー採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 クルトワ 6.5
失点はいずれもノーチャンス。再三の好守で宿敵の前に立ちはだかって個人としては意地を見せた
DF
2 カルバハル 5.0
過密日程による疲労の影響が大きく攻守両面で無理が効かなかった。デュエルの力強さ、攻撃の精度のいずれも厳しかった
3 ミリトン 5.5
個人として大きなミスはなかったが、全体の強度低下の影響でいつも以上に難しい対応が目立った
22 リュディガー 5.5
好プレーもあった一方、相手の揺さぶりに対して後手を踏む場面も少なくなかった
6 ナチョ 5.5
攻守両面で及第点の出来だったが、あわや一発レッドという際どいファウルもあった。カードトラブルや攻撃改善のために早い時間帯の交代に
(→メンディ 5.0)
長期離脱明けで試合勘のなさが目立った
MF
10 モドリッチ 5.5
要所で気の利いたプレーを見せたが、時間の経過と共にトーンダウン
(→セバージョス 5.5)
気迫のこもったプレーで活力を与えたが、流れを変えるまでには至らず
12 カマヴィンガ 5.5
先制点の起点となるなど良いプレーもあったが、相手の多彩な仕掛けに対して、守備では判断面で迷いが見られた
(→チュアメニ 5.5)
デュエルの勝負で強さをもたらした
8 クロース 5.5
守備面での強度や運動量の問題が散見されたが、交代後に繋ぎの部分での貢献度の高さを証明する形に
(→ロドリゴ 5.5)
攻撃面で流れを変えるプレーを見せたが、決定的な仕事はできなかった
FW
15 バルベルデ 5.5
疲労困憊のベテランのサポートのためにハイインテンシティでのプレーを交代まで継続。ただ、プレー精度の部分では普段に比べて質を落とした
(→アセンシオ 5.5)
決定機に顔を出したが、VAR判定でゴールは幻に…
9 ベンゼマ 5.0
コンディションがいまひとつで、守備の貢献度の低さを攻撃のクオリティで相殺することも叶わなかった
20 ヴィニシウス 6.5
先制点の起点となるなどチーム唯一の攻め手として奮闘。バルセロナにとって最も脅威となっていた
監督
アンチェロッティ 5.0
ラ・リーガ連覇の夢が潰える。起用法や組み合わせ次第でもう少し戦うこともできたはず
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
セルジ・ロベルト(バルセロナ)
価千金の決勝点を挙げたケシエやフレンキー・デ・ヨング、両ウイングの活躍も光ったが、ペドリ代役を担った生え抜きMFの攻守にわたる献身、貴重な同点ゴールという部分に敬意を表してMOMに選出。かつてのPSG戦を思い起こさせる勝負強さは健在だった。
バルセロナ 2-1 レアル・マドリー
【バルセロナ】
セルジ・ロベルト(前45)
ケシエ(後47)
【レアル・マドリー】
オウンゴール(前9)
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
3冠の夢潰えたバルセロナ、フリック監督は主審のジャッジに苦言も名勝負演じたインテルをリスペクト「素晴らしいチーム」
バルセロナのハンジ・フリック監督が6日にアウェイで行われ、延長戦の末に3-4で打ち負けたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのインテル戦を振り返った。 ホームでの1stレグを3-3の引き分けに持ち込んで臨んだ2ndレグ。前半に2点をリードされる展開となった中、後半に反撃に転じたバルセロナは54分にDFエリック・ガルシアが反撃の狼煙を上げるゴールを奪うと、6分後にはMFダニ・オルモが同点弾。 1stレグ同様に2点差を追いつくと、延長戦がちらつき始めた後半終盤の87分にFWハフィーニャが逆転弾を奪った。2戦を通して初めてリードし、勝負あったかと思われたが、追加タイムに追いつかれると、延長戦に被弾して無念の惜敗となった。 インテルとの激しい打ち合いに敗れたフリック監督は失望を滲ませた中、主審のジャッジに苦言を呈しつつも勝者のインテルを称えた。 「残念だが、チームには失望していない。選手たちは全力を尽くした。仕方ない。敗退したが、来季ファンを喜ばせるためにまた挑戦する。インテルも良いプレーを見せた。素晴らしいチームだ。守備も良く、優秀なFW陣を擁している。判断力も優れている。審判についてはあまり語りたくないが、フィフティーの判定は全てインテルに有利に働いた。残念だ。この経験から学ぶ。これは進歩だ。学び続けたいと思っている。今は練習する時間がないが、来週には戻って来る。失望するのは当然だ」 2冠を目指すバルセロナは5日後、ラ・リーガでレアル・マドリーとのエル・クラシコに臨む。 <span class="paragraph-title">【動画】死闘、激闘のインテルvsバルセロナCL準決勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="SUJ6nMUn7bA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.07 09:15 Wed2
バルサDFが相手に唾吐き行為? 一触即発状態も否定「彼に向けられたものではない」
バルセロナのスペイン代表DFイニゴ・マルティネスが、唾吐き行為を否定した。 6日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグでバルセロナはアウェイでインテルと対戦した。 1stレグは撃ち合いの末に3-3のドロー。2ndレグはインテルが前半で2点のリードを奪った中、バルセロナが終盤にひっくり返し逆転。このまま勝利かと思われた中、インテルが土壇場で追いつくと、延長戦でインテルが勝ち越し、4-3でインテルが勝利を収め決勝に進出した。 問題のシーンはインテルが2-0とリードした後の場面。ハカン・チャルハノールがPKを成功させると、イニゴ・マルティネスがフランチェスコ・アチェルビに対して唾を吐くような姿が映像で残っていた。 アチェルビはゴールを祝う際、イニゴ・マルティネスの横で何かを叫んでいき、その際に唾を吐いたと見られる。 イニゴ・マルティネスはスペイン『エル・チリンギート』でこの件について言及。「アチェルビが僕の耳元でゴールを祝ったので、僕は怒りを覚えた。ただ、唾は彼に向けられたものではない」とコメント。「そうでなければ、退場ささせられていたはずだ」と、見解を示した。 この行為にアチェルビは怒りを見せ、イニゴ・マルティネスを指差して一触即発の状態に。ただ、この状況を主審のシモン・マルチニアク氏は見逃しており、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)も気が付かなかったようだ。 なお、欧州サッカー連盟(UEFA)とバルセロナはこの件についてはノーコメント。ただ、懲戒委員会がマッチコミッショナーらの報告書を精査し、何らかの処分が下される可能性はあるようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】詰め寄る両者は一触即発状態</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Why Francesco Acerbi was furious with Inigo Martinez after Inter Milan penalty in win over Barcelona <a href="https://t.co/xdcbfw9gnM">https://t.co/xdcbfw9gnM</a></p>— Metro Sport (@Metro_Sport) <a href="https://twitter.com/Metro_Sport/status/1920032449091797265?ref_src=twsrc%5Etfw">May 7, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.07 21:45 Wed3
神セーブ連発でヤマルの前に立ちはだかったゾマー、「今日起こったことを言葉で説明するのは難しい」
インテルのスイス代表GKヤン・ゾマーが6日にホームで行われ、延長戦の末に4-3で打ち勝ったチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのバルセロナ戦後にコメントした。 ゾマーは1stレグ同様、バルセロナ相手に3失点を喫するも7本のセーブを見せてインテルの決勝進出に大きく貢献。とりわけ延長後半9分のFWラミン・ヤマルのコントロールシュートをビッグセーブで凌いだ場面は正に神セーブと称されるシーンだった。 欧州サッカー連盟(UEFA)が選出するマン・オブ・ザ・マッチに選出されたゾマーはバルセロナとの激闘を次のように振り返った。 「今日起こったことを言葉で説明するのは難しい。信じられないような試合ができた。ヤマルは素晴らしい選手。幸い、彼のシュートはゴールに入らなかった。多くのチームは後半追加タイム3分でビハインドを負っていたら諦めるだろう。だが僕らは違い、逆転することができた。素晴らしいCLの夜になったよ」 決勝ではパリ・サンジェルマンvsアーセナルの勝者と対戦する。 「相手が誰であろうと厳しい戦いになることはわかっている。もちろん、今はタイトル獲得を目指している」 そしてサポーターへの感謝を忘れなかった。 「世界には熱いスタジアムがあると話を聞くが、僕にとってはジュゼッペ・メアッツァに勝るスタジアムはないよ」 <span class="paragraph-title">【動画】死闘、激闘のインテルvsバルセロナCL準決勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="SUJ6nMUn7bA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.07 11:30 Wed4
後世に残る名勝負を制したのはインテル、起死回生のアチェルビ同点弾から延長フラッテージ弾でバルセロナ撃破【CL】
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、インテルvsバルセロナが6日に行われ、延長戦の末に4-3でインテルが勝利した。この結果、2戦合計スコアを7-6としたインテルが決勝に進出している。 先週敵地で行われた1stレグを常に先行する展開の中、3-3で引き分けたインテルは、3日前のウノゼロ勝利としたエラス・ヴェローナ戦のスタメンからビセック以外の10選手を変更。1stレグで負傷交代したラウタロ・マルティネスが先発となった。 一方、週末にエル・クラシコを控えるバルセロナは、3日前の2-1で逆転勝利したバジャドリー戦のスタメンからペドリ以外の10選手を変更。負傷から戻ってきたレヴァンドフスキはベンチスタートとなった。 立ち上がりから圧力をかけたバルセロナはヤマル、エリック・ガルシアの右サイドを起点に打開を図る中、守勢のインテルはハイラインの裏を突くカウンターで応戦する展開に。 そんな中21分、インテルが試合を動かす。ダニ・オルモからボールを奪ってショートカウンターに転じると、ディマルコがスルーパス。ダンフリースがディフェンスライン裏へ抜け出し、ラストパスを並走していたラウタロが押し込んだ。 1stレグ同様に追う展開となったバルセロナが押し込む状況を続けると34分、エリック・ガルシアの右クロスにフェラン・トーレスがボレーで合わせる好機を演出。 対する守勢のインテルはスローインからムヒタリアン、チャルハノールが2度際どいシュートで牽制すると42分、PKを獲得。ムヒタリアンのスルーパスを受けたラウタロがボックス左に抜け出し、クバルシに倒された。直後はノーファウル判定だったもののVARが入り、PKとなった。これをチャルハノールが決めてインテルが2点をリードして前半を終えた。 迎えた後半も前がかるバルセロナが54分、1点差とする。マルティンが立て続けに左サイドからクロスを入れると、ファーサイドのエリック・ガルシアがボレーで叩き込んだ。 さらに57分、バルセロナが一気に追いつきかける。CKを跳ね返した流れのロングカウンターから3対2の状況を作り、マルティンの左クロスからエリック・ガルシアがシュートに持ち込んだが、ややコースが甘くなってしまったフィニッシュはGKゾマーのファインセーブに阻まれた。 それでも60分に追いつく。マルティンのアーリークロスをゴールエリア右に飛び込んだダニ・オルモがダイビングヘッドで押し込んだ。 1stレグ同様、2点差を追いついたバルセロナが押せ押せの展開とすると、68分にPKを獲得しかける。チャルハノールのバックパスがずれたところを狙ったヤマルがボックス内へ。ムヒタリアンに倒されて直後はPK判定となるもVARの末、ボックス外でのファウルとなりFKとなった。 ハーフコートゲームとするバルセロナは77分、ヤマルがコントロールミドルで逆転に迫るも、GKゾマーのファインセーブに阻まれた。両軍が延長戦を視野に入れつつあった中、終盤の87分にバルセロナが逆転の一撃。 ペドリのパスを受けたボックス左のハフィーニャがGK強襲のシュート。ルーズボールを自ら右足ボレーで狙うと、ゴール右に決まった。 2戦を通して初めてリードしたバルセロナは追加タイム3分、ヤマルがポスト直撃のシュートを浴びせて3-2で勝利するかと思われたが直後、インテルが起死回生の同点弾。パワープレーで上がっていたアチェルビがダンフリースの右クロスにダイレクトで合わせた。 1stレグ同様、圧巻の打ち合いで延長戦に突入した中、同前半9分にインテルが勝ち越し。ボックス右でテュラムがボールをキープ。タレミの落としを受けたフラッテージがシュートフェイントを入れた後、冷静な左足でのフィニッシュでネットを揺らした。 延長後半、ガビとビクトルを投入したバルセロナは開始2分にヤマルのクロスから後半終盤投入レヴァンドフスキのヘディングシュートでゴールに迫ったが、インテルも直後にフラッテージが5点目に迫るコントロールシュートで応戦。 延長後半9分にはヤマルがボックス右から絶妙なコントロールシュートを狙うも、GKゾマーのビッグセーブに阻まれ、3-4で無念の敗戦。3冠の夢が潰えた。 一方、バルセロナとの後世に残る名勝負を制したインテルは、準優勝した2シーズン前以来となる決勝進出を果たしている。 インテル 4-3 バルセロナ 【インテル】 ラウタロ・マルティネス(前21) ハカン・チャルハノール(前46)【PK】 フランチェスコ・アチェルビ(後48) ダビデ・フラッテージ(延前9) 【バルセロナ】 エリック・ガルシア(後9) ダニ・オルモ(後15) ハフィーニャ(後42) <span class="paragraph-title">【動画】死闘、激闘のインテルvsバルセロナCL準決勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="SUJ6nMUn7bA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.07 06:39 Wed5