【CLグループH総括】PSG順当突破も不振ユーベが早期敗退
2022.11.04 18:31 Fri
                パリ・サンジェルマンとユベントスを中心に展開されると思われたグループだったが、ユベントスの不振が際立つ結果となった。昨季ベスト8のベンフィカが2季連続のベスト16進出、ユベントスは9季ぶりにグループステージ敗退の屈辱を味わう形となった。
■順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.ベンフィカ[14/4/2/0/9]
2.パリ・サンジェルマン[14/4/2/0/9]
3.ユベントス[3/1/0/5/-4]
4.マッカビ・ハイファ[3/1/0/5/-14]
◆ユベントス粉砕、PSGとは互角~ベンフィカ~

主砲FWヌニェスが抜けたベンフィカだったが、チーム力は落ちていなかった。PSGとは互角に戦い、ユベントスに至っては2戦とも快勝と完膚なきまでに叩きのめした格好だ。ワールドカップに向けたポルトガル代表に選出のMFジョアン・マリオ、DFアントニオ・シウバ、FWゴンサロ・ラモスの3選手に加え、チームの顔であるMFラファ・シウバらがしっかりと仕事を果たし、知将シュミット新監督の下、好チームに仕上がっていた。最終節ではマッカビ・ハイファに怒涛の6ゴールを叩き込み、PSGとのアウェイゴール総数差で大逆転での首位通過を決めた。
◆MNMの破壊力~パリ・サンジェルマン~

ガルティエ体制となったPSGは初戦のユベントス戦を制してこのグループの主導権を握った。序盤は3バックシステムがハマらず内容的には芳しくない試合が続いたものの、FWムバッペ、FWメッシ、FWネイマールの前線3人が絡んだ際のイマジネーションは唯一無二で破壊的な攻撃力を誇った。それでもグループステージで躓くような失態は犯さず、1試合を残して順当に決勝トーナメント進出を決めた辺りは流石だった。また、第5節から[4-3-1-2]に移行して以降は攻守にバランスが取れ始めており、決勝トーナメントが始まる2月にはチーム力を上げていきそうな予感だ。
◆失望の結果~ユベントス~

アッレグリ体制2季目で昨季からの上積みが期待されたユベントスだったが、失望の結果となった。今季の目玉だったMFポグバの負傷離脱が痛かったことは事実だが、それを差し引いても散々な内容、結果となった。常に相手の出方を窺っての後手後手の戦いぶりでチームとしての限界があった。かつての強固な守備は見る影もないため、好き勝手にやられてしまった。鬼門となっていたベスト16に辿り着くことすらできず、1試合を残しての早期敗退という屈辱の結果に終わった。

勝ち点1でも得られれば健闘と思われたマッカビ・ハイファだったが、ユベントスから金星を挙げるインパクトを残した。PSGとのホーム戦でも好勝負を演じ、ワールドクラスの選手が不在の中でよく戦った見せた。イスラエル王者に恥じない戦いぶりだった。
                    
                                            
                                        
                                        
                                        
                                        
                    
                    
                                        
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[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.ベンフィカ[14/4/2/0/9]
2.パリ・サンジェルマン[14/4/2/0/9]
3.ユベントス[3/1/0/5/-4]
4.マッカビ・ハイファ[3/1/0/5/-14]
◆ユベントス粉砕、PSGとは互角~ベンフィカ~

Getty Images
主砲FWヌニェスが抜けたベンフィカだったが、チーム力は落ちていなかった。PSGとは互角に戦い、ユベントスに至っては2戦とも快勝と完膚なきまでに叩きのめした格好だ。ワールドカップに向けたポルトガル代表に選出のMFジョアン・マリオ、DFアントニオ・シウバ、FWゴンサロ・ラモスの3選手に加え、チームの顔であるMFラファ・シウバらがしっかりと仕事を果たし、知将シュミット新監督の下、好チームに仕上がっていた。最終節ではマッカビ・ハイファに怒涛の6ゴールを叩き込み、PSGとのアウェイゴール総数差で大逆転での首位通過を決めた。

Getty Images
ガルティエ体制となったPSGは初戦のユベントス戦を制してこのグループの主導権を握った。序盤は3バックシステムがハマらず内容的には芳しくない試合が続いたものの、FWムバッペ、FWメッシ、FWネイマールの前線3人が絡んだ際のイマジネーションは唯一無二で破壊的な攻撃力を誇った。それでもグループステージで躓くような失態は犯さず、1試合を残して順当に決勝トーナメント進出を決めた辺りは流石だった。また、第5節から[4-3-1-2]に移行して以降は攻守にバランスが取れ始めており、決勝トーナメントが始まる2月にはチーム力を上げていきそうな予感だ。
◆失望の結果~ユベントス~

Getty Images
アッレグリ体制2季目で昨季からの上積みが期待されたユベントスだったが、失望の結果となった。今季の目玉だったMFポグバの負傷離脱が痛かったことは事実だが、それを差し引いても散々な内容、結果となった。常に相手の出方を窺っての後手後手の戦いぶりでチームとしての限界があった。かつての強固な守備は見る影もないため、好き勝手にやられてしまった。鬼門となっていたベスト16に辿り着くことすらできず、1試合を残しての早期敗退という屈辱の結果に終わった。
◆不振ユーベから金星~マッカビ・ハイファ~

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勝ち点1でも得られれば健闘と思われたマッカビ・ハイファだったが、ユベントスから金星を挙げるインパクトを残した。PSGとのホーム戦でも好勝負を演じ、ワールドクラスの選手が不在の中でよく戦った見せた。イスラエル王者に恥じない戦いぶりだった。
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