福岡がAG差で6年ぶりベスト8進出! 鈴木優磨負傷の鹿島はあと一歩及ばず《ルヴァンカップ》

2022.06.11 17:34 Sat
©︎J.LEAGUE
JリーグYBCルヴァンカップ・プレーオフステージ第2戦が11日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、ホームの鹿島アントラーズが2-1で勝利したものの、アウェイゴールの差でアビスパ福岡がプライムステージ進出を決めた。
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第1戦を0-1で落とし、突破のためには2点差での勝利が必須となる鹿島は、船橋、土居に代えて仲間、ディエゴ・ピトゥカを起用。システムは変わらずの[4-4-2]で、日本代表に選出されている上田に代わり、和泉が鈴木と2トップを組んだ。一方、準々決勝進出に向けて優位な立場となる福岡は、第1戦からスタメン変更なし。こちらも引き続き[4-4-2]のシステムを採用し、ファンマと山岸による2トップとなった。
立ち上がり、福岡をいきなりアクシデントが襲う。CKのクリアを試みた奈良がゴール前で関川と接触して左肩を負傷。一度はプレー続行を試みたものの、8分にドウグラス・グローリと交代することになった。その直後、鹿島もエースである鈴木優磨が左足首を負傷し、エヴェラウドと交代。両者共に開始早々負傷者を出す苦しい展開になった。

互いに強度の高さを見せるなか、勝利が必要な鹿島が徐々にボールを持ち始める。19分にはボックス手前でボールを持ったアルトゥール・カイキがミドルシュートを狙ったが、これはGK村上がしっかりキャッチした。続く20分には、流れるようなパスワークから樋口がミドルシュートを放つもポスト直撃。こぼれ球にアルトゥール・カイキが詰めたがGK村上が身体を張り、阻止した。
その後は両者ともにチャンスを作れず、こう着状態に陥るかに思われた34分、ピッチ中央から鹿島の和泉が送った浮き球を志知がクリアするも、これが絶妙な浮き球となってボックス内中央へ。走り込んできたエヴェラウドがワンタッチで巧みに合わせてゴールに流し込み、鹿島が先制した。

畳みかける鹿島は40分に左サイドに流れた和泉がクロスを上げると、福岡がクリアにもたついたところを見逃さなかった常本がボックス内でボールを回収し、バイタルエリア右にポジションをとっていた仲間にパス。仲間がワンタッチで放ったシュートは志知に当たって軌道が変わり、鹿島が2点目を記録。2戦合計スコアで逆転に成功した。

しかし、福岡は前半アディショナルタイム、右サイドでボールを収めたファンマが独力でバイタルエリアまで持ち運ぶと、右サイドのラインぎりぎりで張っていた前嶋にパス。抜け出した前嶋が冷静にボックス内中央にボールを送ると、山岸が落ち着いてゴール右隅に流し込み、福岡が1点を返したところでハーフタイムを迎えた。

アウェイゴール数の差で不利になった鹿島は、後半再び攻勢を仕掛ける。2分にはボックス内でエヴェラウドの落としから仲間がボレーシュートを狙ったが、これは大きく枠外に。続く5分にも激しいプレッシャーでボールを奪ったカイキが左サイドからクロスを放ち、ファーサイドに仲間が走り込むもわずかに届かない。

防戦に立たされる福岡だが、57分には敵陣でのFKから最後はドウグラス・グローリがヘディングシュートを放つなど、セットプレーを駆使して打開を試みる。63分にもCKの流れからフアンマが折り返し、ドウグラス・グローリが頭で合わせたが、ここはオフサイドとなった。

前半同様、徐々に福岡を押し込み始めた鹿島だが、集中した守備を続ける相手をなかなか攻略できない。74分には染野を投入、80分には3枚替えを敢行して攻勢を強めようとするが、焦りからか単調な攻撃が続く。一方の福岡は途中交代で入ったルキアンを活かしたカウンターによって、守備の裏を突く狙いを見せるなど統率の取れたパフォーマンスを見せる。

アディショナルタイムに入ってもボールをボックス内まで運べない鹿島は、最後まで福岡の集中したブロックを崩すことができず。鹿島が2-1で勝利したものの、合計スコア2-2となり、アウェイゴールの差で福岡が6年ぶりのプライムステージ進出を果たした。

鹿島アントラーズ 2-1(AGG:2-2) アビスパ福岡
【鹿島】
エヴェラウド(前34)
仲間隼斗(前40)
【福岡】
山岸祐也(前45+5分)

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アビスパ福岡は3日、2024シーズンのユニフォームデザインを発表した。 2023シーズンの明治安田生命J1リーグは3日に最終節を迎え、福岡はサンフレッチェ広島を迎えた中で0-1で敗戦。それでも7位でシーズンを終えていた。 一方で、YBCルヴァンカップでは躍進し決勝に進むと、浦和レッズとの決勝では見事に優勝を果たし、チームにとって初タイトルを獲得。2024シーズンはついにエンブレムの上に星がついたものになり、デザインが注目されていた。 ユニフォームサプライヤーは引き続き「YONEX(ヨネックス)」が担当。7年目のシーズンを迎える。また、モデルには奈良竜樹、前寛之、金森健志、宮大樹、鶴野怜樹が起用された。 デザインコンセプトは「選手とサポーターが共にスタジアムをアビスパ一色に染めるユニフォームデザイン」とし、「玄界灘のごとく濃く深い紺色は、さらなる高みを目指して戦う勝利への執念の深さを表現」とのことだ。 また、ネイビーの同色でデザインした幾何学パターンは、蜂の巣模様がモチーフ。 クラブと、サポータ、地域がつながる、「結束」の証を表現している。 さらに、シルバーの背面首元のワンポイントデザインには、ホームタウン「FUKUOKA」を表すシンボルマークとして、博多織の代表的な博多献上模様と、差し色には先人へのリスペクトとして、アビスパ福岡の前身である藤枝ブルックスの藤色を継続している。 またフォントも変更。「縦長でシンプル。そしてスタイリッシュな文字のデザインに、“蜂の一刺し(鋭い攻撃)”を、棘をデザインして表現」したものとなっている。 なお、クラブ史上初となる「星」が入ったデザインだが、エンブレムの上ではなく、正面から見て左上に配置されることに。その理由についてクラブは説明し、ユニフォームパートナーのロゴとの位置関係で、スペースがないことが判明したとし、最も近い位置に決めたという。 「2023JリーグYBCルヴァンカップ優勝は、アビスパ福岡に関わる全ての皆様をはじめ、ホームタウンである福岡の街にとっても、心が躍る大変喜ばしいタイトルとなりました。応援していただいた皆様に心より御礼を申し上げます」 「そして、いよいよ2024シーズンに選手が着用するユニフォームに、タイトルを象徴する「星」をデザインして、クラブ史上初めて発表させていただきました」 「ファン・サポーターの皆様が合言葉にしていた「エンブレムに星を」を一番に表現する位置は、クラブそのものであるエンブレムの真上に、「星」を付けることと私たちは考えていますが、2024シーズンユニフォームの「星」の位置は、エンブレムに向かって左上の位置にデザイン決定させていただきました。その背景についてご説明させていただきます」 「ユニフォームデザインは本年8月に最終決定し、プレミアムユニフォーム・パートナー皆様との契約に基づきメーカーにて製造を開始しておりました。その後タイトル獲得を想定した仮説デザインを起こし、関係者で協議を進めて参りましたが、エンブレム真上の位置は技術的に「星」マークの圧着に必要なスペースがないことが判明いたしました」 「そのような中、私たちはYONEX社をはじめとした製造にかかわる工場、およびタイトルを獲得してくれた、監督・選手・スタッフと、技術面、見た目、そして極力エンブレムに一番近い位置に「星」を付けることにこだわり、ぎりぎりまで協議を重ねて参りました。そして最終的に「星」の位置とサイズを決定し、2024シーズンのユニフォームデザインを発表いたしました」 「クラブとして初タイトルのため、「星」の位置とサイズに関しましてファン、サポーターの皆様へいろいろとご心配をお掛けしておりますが、2025シーズン以降のユニフォームデザインにつきましては、ご関係者皆様と丁寧な協議を重ね、「星」の位置とサイズを決定してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます」 待望の星付きのユニフォームとなった中ファンは「まさかの位置」、「レアすぎるだろう」、「星小さくない?」、「ズレてる様に見えちゃう」、「全てが台無しに…」と、理由は理解しながらも星の位置は受け入れ難いという声も多く、話題をさらっている。 <span class="paragraph-title">【動画&写真】福岡の新ユニフォームは「蜂の巣模様」をモチーフに! ついに「星」がつくも位置が話題…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xYsekEja7q0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C0YrfCiSWdw/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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福岡がシャハブ・ザヘディの超ロング弾で5戦ぶり白星! G大阪は連敗で次節大阪ダービー【明治安田J1第11節】

明治安田J1リーグ第11節の1試合が3日にベスト電器スタジアムで行われ、ホームのアビスパ福岡がガンバ大阪を1-0で下した。 13位福岡は4月中旬のルヴァンカップで大ケガから復帰した佐藤凌我が約8カ月ぶりに先発。一方、次節の大阪ダービーを睨み、宇佐美貴史がベンチスタートの9位G大阪は負傷欠場の三浦弦太に代わり、福岡将太をセンターバックの一角に起用した。 福岡にとって2試合ぶりのホーム戦となるなか、開始3分に4戦連発を狙う坂本一彩がボックス右に抜け出し、さっそくゴールに迫ったG大阪がボールを握って前がかりに。ボールを持つわりにフィニッシュシーンが乏しいものの、ウェルトンの仕掛けもアクセントにしながら攻め入り、自陣にセットしての守りに徹する福岡を崩しにかかる。 G大阪の攻撃対応が続く福岡だが、ブレイク中のシャハブ・ザヘディによる流れ関係なしのスーパーゴール。G大阪が前がかる22分に松岡大起が自陣右サイドでボールを引っかけると、シャハブ・ザヘディがハーフウェイラインも越えてないところから迷わずに左足を振り、前に出る一森純の頭上を通ってそのままゴールネットを揺らした。 一森の懸命な追いも実らず、追いかけるG大阪は前半のうちに追いつこうと、その後もボールを動かしながら試合を進めるが、なかなかフィニッシュに繋げられず。福岡がイラン代表FWの8戦6発目となるゴールでリードしたまま試合を折り返した。 後半もボールを握るG大阪だが、福岡が状況に応じてローブロックで対応したりと、割り切った守りでチャンスを作らせず。58分にはエースの宇佐美を送り込むが、攻め切れずにいると、あわよくば次のゴールも狙う福岡が追加点に迫るなど、なかなかリズムに乗り切れない。 75分に山下諒也と倉田秋の交代カードも切ったG大阪だが、69分の前嶋洋太に続いて、82分にウェリントンや重見柾斗を投入した福岡の守備陣を前に依然としてシュートに持ち込めず。90+1分には最後の交代で美藤倫と唐山翔自も送り出すが、福岡も最後をやらせない。 途中出場の前嶋が負傷交代するアクシデントにも直面した福岡だが、90+9分に足裏タックルの美藤がOFRの末にレッドカードのG大阪が1人少なくなり、5試合ぶり白星で6戦負けなし。G大阪は今季2度目の連敗で勝敗五分となり、次節の大阪ダービーを迎える運びとなった。 アビスパ福岡 1-0 ガンバ大阪 【福岡】 シャハブ・ザヘディ(前22) <span class="paragraph-title">【動画】イラン代表FWの8戦6発目は自陣からの超絶ロングシュート弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>シャハブ ザヘディ<br>自陣からのスーパーロング弾<br>\<br><br>福岡のシャハブ ザヘディが<br>超絶ゴラッソ‼<br><br>自陣からの狙い澄ました<br>超ロングシュートがGKの頭上を超えてネットへ吸い込まれる<br><br>明治安田J1リーグ第11節<br>福岡×G大阪<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中 <a href="https://t.co/cxeIEpdlAE">pic.twitter.com/cxeIEpdlAE</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1786300004908367950?ref_src=twsrc%5Etfw">May 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.03 18:06 Fri

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