菅澤がハットトリック!なでしこが2試合連続7-0でパナマを下す《国際親善試合》

2021.04.11 17:05 Sun
Getty Images
11日、国際親善試合のなでしこジャパンvsパナマ女子代表が国立競技場で行われ、7-0でなでしこジャパンが勝利した。

8日に行われたパラグアイ女子代表戦が約1年ぶりの実戦となったなでしこジャパン。パラグアイ戦も7-0で快勝し、中2日での一戦となった。

そのパラグアイ戦からなでしこジャパンはスタメンを5名変更。GK池田咲紀子、DF鮫島彩、DF南萌華、MF杉田妃和、MF三浦成美が外れ、GK山下杏也加、DF高橋はな、MF長谷川唯、MF林穂之香、FW籾木結花が起用された。
[4-4-2]のシステムで臨んだ日本が立ち上がりから攻勢を掛け、押し込んでいく展開に。この試合も相手との実力差が立ち上がりで分かる状況となると、徐々に攻勢を強める。

籾木のミドルシュートがクロスバーに直撃するなど惜しいシーンを作ると8分、岩渕真奈がドリブルでボックス内に侵入。そのままシュートを放つとGKがセーブ。しかし、こぼれ球を菅澤優衣香が蹴り込み、日本が先制する。
さらに16分には菅澤がバイタルエリアでドリブルを仕掛けると右にスルーパス。これをボックス内で受けた清水梨紗がトラップで相手をかわしてそのままシュート。これがネットを揺らし、日本が追加点を奪う。

追加点を奪った日本はさらに攻勢を強めると、32分には左サイドからの前線へのパスに菅澤が反応。これはGKジェニス・ベイリーが飛び出して対応するが、こぼれ球に反応したMF長谷川唯がゴール前に陣取るDFを見て左足のループシュート。これが決まり、日本が3点目を奪う。

その後も相手のボックス付近でのプレーを続ける日本だが、パラグアイ戦に続いてこの試合でもフィニッシュの精度を欠いてしまう。何度となく得点機を迎えるがスコアを動かせないでいると、42分に長谷川がドリブルを仕掛け持ち込むと、最後は岩渕が触り菅澤へ。シュートは一度GKにセーブされるが、こぼれ球を押し込んで、4点目を奪う。

さらに45分にも長谷川のドリブルでの持ち出しから岩渕がパスを受けると、ボックス内左からシュート。GKとの一対一を外し右ポストに直撃するが、跳ね返りを籾木が押し込み、前半を5-0で折り返す。

後半に入っても日本が攻め続ける形が続く。すると56分、ボックス内左からの岩渕の浮き球のパスをボックス中央で待ち構えた菅澤がヘディングで合わせて6点目を記録。菅澤はハットトリック達成となった。

さらに61分には、途中出場の杉田妃和がボックス手前からミドルシュート。これが決まり代表初ゴールを記録。しかし、その後の30分では攻め続けるも追加点が奪えず試合終了。2試合連続の7-0と圧勝し、1年ぶりの試合を終えた。

なでしこジャパン 7-0 パナマ女子代表
【日本】
菅澤優衣香(前8、前42、後11)
清水梨紗(前16)
長谷川唯(前32)
籾木結花(前45)
杉田妃和(後16)

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