アル・イテハドのガジャルド監督が成績不振で契約解除へ…今後はアルゼンチンで政界進出か

2024.05.14 17:30 Tue
アル・イテハドのガジャルド監督が成績不振で契約解除へ
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アル・イテハドのガジャルド監督が成績不振で契約解除へ
アル・イテハドのマルセロ・ガジャルド監督(48)が契約解除となるようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

アルゼンチン人指揮官のガジャルド監督は、現役時代の古巣リーベル・プレートで2014年から8年半におよぶ長期政権を敷き、2度の南米制覇という大きな功績。勇退後の昨年11月、中東サウジはアル・イテハドへやってきた。
ただ、就任早々から苦難続き。昨夏の加入後すぐにモチベーションを失ったとされるカリム・ベンゼマとの確執に始まり、なんと言ってもリーグ戦の成績がイマイチ…優勝を決めたアル・ヒラルとは勝ち点「39」差の5位だ。

今季も残り3試合。次回のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得することも難しくなっており、ベンゼマにエンゴロ・カンテファビーニョなどを買い漁ったアル・イテハドの今季が失敗だったことは想像に難くない。

そして何より、直近のアル・イテファク戦(11日)はホームで0-5と大惨敗。これでリーグ戦3連敗となり、クラブとガジャルド監督は双方合意のもとで契約を解除することが決まりかけているようだ。
もうすぐフリーとなる見通しのガジャルド監督。『カルチョメルカート』によると、代理店を通じ、ミランにガジャルド監督が売り込まれているとのことで、ナポリも同監督招へいをアイデアの1つとして残しているという。

ただ、母国アルゼンチンでは、監督業を続けるなら現在マルティン・デミチェリス監督が率いるリーベルの指揮官に復帰一択、との見立てが強い。現実的にガジャルド監督は監督業引退と政界進出が濃厚か。将来的な大統領選出馬も視野に入れているそうだ。

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リーグ連覇を逃したアル・イテハド、新監督にジェネジオ氏を招へいか

サウジアラビアのアル・イテハドがフランス人指揮官ブルーノ・ジェネジオ氏(57)の招へいに動いているようだ。フランス『レキップ』が報じている。 昨季14年ぶりにサウジ・プロフェッショナルリーグを制覇したアル・イテハドは、昨夏にカリム・ベンゼマら大物を獲得。今季も開幕4連勝とスタートダッシュに成功したが、昨年10月以降は勝ちきれない試合が増えると、ヌーノ・エスピリト・サント監督とベンゼマとの確執が取り沙汰され、11月初旬にヌーノ監督を解任。 後任には現役時代の古巣リーベル・プレートで2度の南米制覇を果たしたマルセロ・ガジャルド監督(48)を招へいしたが、すでにモチベーションを失っていたベンゼマとの確執などもあり、チームの建て直すことはできず、最終的には優勝を決めたアル・ヒラルとは勝ち点「42」差の5位でシーズンを終えた。 『レキップ』によれば、アル・イテハドは今季限りでガジャルド監督との契約を解除する意向を決めており、新監督の招へいに動いているという。そこで白羽の矢が立ったのがジェネジオ氏だ。 これまでリヨン、北京国安で実績を残してきたジェネジオ氏。直近では2021年3月からレンヌの指揮官を務めると、就任初年度にチームをヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)出場圏内の6位フィニッシュに導いた。 さらに、2021-22シーズン、2022-23シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得はならなかったものの、魅力的なアタッキングスタイルでヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の4位でシーズンを終えていた。 今季も開幕からリーグ・アン7試合無敗と好スタートを切ったが、第8節のパリ・サンジェルマン戦で初黒星を喫すると、以降の4試合は1分け3敗と低迷し、昨年11月20日に解任を発表されていた。 なお同紙によれば、アル・イテハドはジェネジオ氏のほかにもユベントスを解任されたマッシミリアーノ・アッレグリ氏(56)や、フリーの状態が続いているジョゼ・モウリーニョ氏(61)らを新監督候補にリストアップしているという。 2024.05.30 07:00 Thu

ユベントスで残念な終わり方も…引く手数多な様子のアッレグリ氏

ユベントスを去ったマッシミリアーノ・アッレグリ氏(56)。次なる指揮官職を希望するなら選択肢は少なくないようだ。 コッパ・イタリア決勝における投げやりな言動・行動で即刻解任されたアッレグリ氏。もとより今季着任のクリスティアーノ・ジュントリSDと関係が悪く、リーグ戦の不調ぶりも際立っており、シーズン後の解任ならある意味妥当だったろうが、やはり残念な終わり方である。 ともあれ、カルチョにおける長い指導者キャリアで培った人脈があり、次なる指揮官職を希望するなら選択肢は少なくない模様。 イタリア『コリエレ・デラ・セーラ』いわく、モンツァの最高経営責任者(CEO)を務めるアドリアーノ・ガッリアーニ氏が、ミラン時代の仲間に対し、ユベントスでの解任劇を笑い飛ばしながら「ウチの監督ポストが空くから頭に入れておいて」と電話をかけたという。 モンツァは躍進の立役者となったラッファエレ・パッラディーノ監督(40)が、来月の契約満了に伴う退任を決意。ガッリアーニCEOは水面下で後任を探し、アレッシオ・ディオニージ氏(44)、アレッサンドロ・ネスタ氏(48)とともに、アッレグリ氏も候補の1人とされる。 また、高待遇を求めるならサウジアラビア行きという選択肢も。つい先日、アッレグリ氏のマネージメントを担当する代理店が、リヤドでアル・イテハドとミーティング。会談内容の詳細こそ不明も同クラブはマルセロ・ガジャルド監督(48)との契約解除が確実視される。 アッレグリ氏の“師匠”であり、個人アドバイザーも担うイタリアサッカー界の長老、ジョバンニ・ガレオーネ氏は最近、自身の一番弟子について「欧州内でオファーがあるだろうけどね」とコメントしつつ、来季いきなりの現場復帰については否定的な見解を寄せた。 振り返ると、アッレグリ氏はユベントスで第1次政権を終えたあと、2年間のブランクを経て再登板。ここ10年、ユベントス以外で指揮を執ったことがない。 再登板後はユベンティーノにほとんど良い印象を与えなかったアッレグリ氏だが、純粋に、他クラブで指揮を執ってどのような采配を振るうか、見てみたい。 2024.05.27 20:50 Mon

中東で振るわないベンゼマが嘆き…チームメイトに奮起求める「1人では試合に勝てない」

アル・イテハドの元フランス代表FWカリム・ベンゼマが苦言を呈している。スペイン『スポルト』が伝えた。 昨夏レアル・マドリーを退団し、サウジアラビアのアル・イテハドへ向かったベンゼマ。元フランス代表MFエンゴロ・カンテや元ブラジル代表MFファビーニョ、元イタリア代表DFルイス・フェリペ、元セルティックのポルトガル人FWジョタら多くのヨーロッパ経験者と共に戦っている。 そんなベンゼマはサウジ・プロ・リーグでここまで20試合9ゴール7アシストの結果を残しているが、最後の得点は2023年の11月末とゴールから遠ざかっている状況。さらには練習欠席、合流遅れなどでクラブやマルセロ・ガジャルド監督との溝も囁かれ、1月には欧州復帰が取り沙汰されていた。 結局アル・イテハドに留まり、直近の5日に行われた第27節アル・タアーウン戦にもフル出場したベンゼマは、ゴールレスドローで終えた試合後に感情が爆発。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内の3位との差を縮められなかったこともあり、チームメイトにさらなる奮起を求めている。 「ピッチ上での助けが必要だ。たくさん必要だ。僕1人では試合に勝てない」 また、マドリー時代とのパフォーマンスの違いにも言及。環境の違いや適応不足を要因に挙げた。 「試合も違えば選手も違う… だから僕はレアル・マドリーのベンゼマではない。ここではまだ1年目だ」 なかなか止まない自らの去就の話題についてもコメント。アル・イテハドと向き合っているものの、退団の可能性が0ではないことをほのめかしている。 「アル・イテハドを離れる? いろいろなニュースがあるし、何が起きるかは見てみないとわからない… 僕はここでの戦いに集中しているし、考えるのはそれからだ」 2024.04.06 21:49 Sat

ベンゼマがACLの遠征メンバーから外れる…ラウンド16を戦う中で5人の外国人枠の外に

アル・イテハドの元フランス代表FWカリム・ベンゼマが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24の遠征メンバーから外された。 13日から再開したACL。ラウンド16が東地区と西地区でそれぞれスタートする。 アル・イテハドはウズベキスタンのナブバホル・ナマンガンとアウェイで対戦する中、ベンゼマはメンバー外となった。 ACLでは外国籍選手に制限がかけられており、5人までが試合に出場可能。アル・イテハドは夏に大きな補強をしており、多くの外国籍選手がいる。 マルセロ・カジャルド監督は、フランス代表MFエンゴロ・カンテ、ブラジル代表MFファビーニョ、ブラジル人FWロマリーニョ、モロッコ代表FWアブデルラザク・ハムダラーに加え、エジプト代表DFアーメド・ヘガジの5人を選択した。 ベンゼマは、今冬の移籍も取り沙汰された中、ガジャルド監督とは折り合いが悪く、ドバイでのプレシーズンも欠席。チームに復帰はしたが、ゲームコンディションが整っていないという。 そのため、アウェイへの遠征には帯同せずに、クラブの施設で1人でトレーニングを行うとのこと。第2戦に向けてコンディションを整えていくと見られている。 2024.02.13 22:45 Tue

ベンゼマは指揮官から「疎まれている」? 練習を2日連続欠席、“個人的理由”でチームを離脱か

アル・イテハドの元フランス代表FWカリム・ベンゼマ。クラブとの関係性が冷え込んできたという。フランス『フットメルカート』が伝えている。 今夏レアル・マドリーからアル・イテハドへ渡った2022年のバロンドール受賞者ベンゼマ。ゴールを奪えてチャンスも作れる当代屈指のパーフェクトセンターフォワードは、サウジアラビアの地でも20試合12得点5アシストと健在だ。 ただ、チームの成績は優れず、ここ最近はファンからの批判も高まる一方。そんななか、チーム練習を欠席したという。 どうやら11月に就任したアルゼンチン人指揮官、マルセロ・ガジャルド監督とソリが合わないようで、28日と29日のチーム練習を明確な理由なしに欠席。『フットメルカート』いわく「ベンゼマはガジャルド監督から疎まれている」とのことだ。 また、サウジアラビア『Arriyadiyah』によると、ベンゼマは29日午後、「個人的な理由」でクラブの本拠地ジッダを離れた模様。ケガをしているわけでもないため、関係者のベンゼマに対する怒りが膨らんできているようだ。 2023.12.30 21:16 Sat

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