多くの主力を欠くセビージャがセルタ相手に2点差追いつく意地のドロー!《ラ・リーガ》
2022.01.23 05:02 Sun
ラ・リーガ第22節、セビージャvsセルタが22日にサンチェス・ピスフアンで行われ、2-2のドローに終わった。
首位レアル・マドリーを4ポイント差で追う2位のセビージャ(勝ち点45)が、12位のセルタ(勝ち点26)を相手に2戦ぶりの白星を目指した一戦。前節のバレンシア戦を1-1のドローで終え、連勝がストップしたアンダルシアの雄。今節では新型コロナウイルス感染によってロペテギ監督が引き続き不在となった中、この試合では負傷明けのGKドミトロビッチが復帰すると共に、ヘスス・コロナが加入後初スタメンを飾った。
立ち上がりからハイプレスを仕掛けるアウェイチームのアグレッシブな姿勢に手を焼くセビージャだが、要所で相手のプレスをかいくぐりながら、コロナとオカンポスの両ウイングを起点に局面の打開を図る。
互いに中盤での潰し合いが目立つ中、30分を過ぎて互いに決定機を作り合う。まずは36分、オカンポスが左サイドからのカットインで強烈なシュートを枠に飛ばすと、GKが弾いたボールをアクーニャがシュートもDFアラウホのゴールカバーに遭う。さらに、この撥ね返りをボックス右のコロナがシュートするが、今度は枠を外れた。
すると、直後の37分にはセルタのカウンターが発動。相手陣内を持ち上がったブライス・メンデスからのラストパスを受けたサンティ・ミナがボックス右で放ったシュートをGKドミトロビッチが何とか弾くと、このこぼれ球をセルビが強烈な右足のシュートでドミトロビッチの股間を抜きゴールネットを揺らした。
リーグ最高の堅守が崩壊し、まさかの2点ビハインドで試合を折り返したセビージャはハーフタイムに3枚替えを敢行。フェルナンド、ラキティッチ、ラファ・ミルを下げてパプ・ゴメス、イバン・ロメロ、オリベル・トーレスを投入。この交代でアクーニャを3バックの左、オカンポスを左ウイングバックに置く[3-4-2-1]の攻撃的な布陣にシフトした。
その後、さらに各選手の立ち位置を変えながら攻め手を見いだそうとするセビージャは、後半半ば過ぎに鮮やかな連続得点を見せる。
まずは71分、ボックス手前右でパスを受けたパプ・ゴメスが鋭いカットインから左足を一閃。ゴール前の相手DFにわずかにディフレクトしたボールがゴール左隅の完璧なコースに決まった。さらに、直後の74分には左サイド深くでアクーニャが入れたクロスを相手DFが触ったこぼれに反応したボックス中央のオリベル・トーレスが放ったシュートがゴール左下隅に決まり、見事な連続得点で試合を振り出しに戻した。
サンチェス・ピスフアンがこの同点劇に沸きに沸く中で畳みかけるホームチームは、81分に絶好の逆転機が訪れる。再び左サイドのアクーニャが入れたクロスに対して、大外から相手サイドバックの前に飛び込んだオリベル・トーレスがダイビングヘッドで合わせるが、これは惜しくも右ポストを叩いた。
残り時間を考えれば、まだまだゴールチャンスはあったセビージャだったが、以降は選手交代で全体の運動量を取り戻したセルタに粘り強く守り切られた。
この結果、2戦連続ドローと首位マドリーを追う状況で厳しい勝ち点逸となったものの、指揮官を含め多くの主力を欠く中での2点ビハインドを追いつく気概を見せたセビージャは、有力なタイトルコンテンダーとして底力を証明している。
首位レアル・マドリーを4ポイント差で追う2位のセビージャ(勝ち点45)が、12位のセルタ(勝ち点26)を相手に2戦ぶりの白星を目指した一戦。前節のバレンシア戦を1-1のドローで終え、連勝がストップしたアンダルシアの雄。今節では新型コロナウイルス感染によってロペテギ監督が引き続き不在となった中、この試合では負傷明けのGKドミトロビッチが復帰すると共に、ヘスス・コロナが加入後初スタメンを飾った。
立ち上がりからハイプレスを仕掛けるアウェイチームのアグレッシブな姿勢に手を焼くセビージャだが、要所で相手のプレスをかいくぐりながら、コロナとオカンポスの両ウイングを起点に局面の打開を図る。
すると、直後の37分にはセルタのカウンターが発動。相手陣内を持ち上がったブライス・メンデスからのラストパスを受けたサンティ・ミナがボックス右で放ったシュートをGKドミトロビッチが何とか弾くと、このこぼれ球をセルビが強烈な右足のシュートでドミトロビッチの股間を抜きゴールネットを揺らした。
さらに、畳みかけるアウェイチームは40分、オカンポスのマイナスの落としをカットしたブライス・メンデスからの縦パスをペナルティアーク付近で受けたイアゴ・アスパスが冷静にDFを外して得意の左足のシュートを古巣のゴールへ突き刺した。
リーグ最高の堅守が崩壊し、まさかの2点ビハインドで試合を折り返したセビージャはハーフタイムに3枚替えを敢行。フェルナンド、ラキティッチ、ラファ・ミルを下げてパプ・ゴメス、イバン・ロメロ、オリベル・トーレスを投入。この交代でアクーニャを3バックの左、オカンポスを左ウイングバックに置く[3-4-2-1]の攻撃的な布陣にシフトした。
その後、さらに各選手の立ち位置を変えながら攻め手を見いだそうとするセビージャは、後半半ば過ぎに鮮やかな連続得点を見せる。
まずは71分、ボックス手前右でパスを受けたパプ・ゴメスが鋭いカットインから左足を一閃。ゴール前の相手DFにわずかにディフレクトしたボールがゴール左隅の完璧なコースに決まった。さらに、直後の74分には左サイド深くでアクーニャが入れたクロスを相手DFが触ったこぼれに反応したボックス中央のオリベル・トーレスが放ったシュートがゴール左下隅に決まり、見事な連続得点で試合を振り出しに戻した。
サンチェス・ピスフアンがこの同点劇に沸きに沸く中で畳みかけるホームチームは、81分に絶好の逆転機が訪れる。再び左サイドのアクーニャが入れたクロスに対して、大外から相手サイドバックの前に飛び込んだオリベル・トーレスがダイビングヘッドで合わせるが、これは惜しくも右ポストを叩いた。
残り時間を考えれば、まだまだゴールチャンスはあったセビージャだったが、以降は選手交代で全体の運動量を取り戻したセルタに粘り強く守り切られた。
この結果、2戦連続ドローと首位マドリーを追う状況で厳しい勝ち点逸となったものの、指揮官を含め多くの主力を欠く中での2点ビハインドを追いつく気概を見せたセビージャは、有力なタイトルコンテンダーとして底力を証明している。
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