「改革の歯車は止めません」J3降格決定の北九州が声明「戦力の再構築を図ります」
2021.12.05 22:35 Sun
J3降格が決定したギラヴァンツ北九州は5日、声明を発表した。
前節を終えた時点で降格圏の20位に位置していた北九州。残留圏への浮上は叶わない状況だったが、勝ち点上は19位に浮上できる可能性。J3の結果次第ではJ2に残留できる可能性が残されていた。
そんな中迎えた最終節は、7位のモンテディオ山形との一戦。19位SC相模原との得失点差9を埋めるべく試合に臨み、立ち上がりから積極的な攻勢を見せた。
しかし、序盤のシュートを凌がれると、山形のFWヴィニシウス・アラウージョの餌食に。前半だけで2点を奪われると、後半もヴィニシウス・アラウージョに2ゴールを許すなど、5-1で大敗。僅かな夢も打ち砕かれ、J3への降格が決定した。
その北九州は、玉井行人 代表取締役社長の名義で声明を発表。J3降格を受けての謝罪とともに、
「今シーズンは主力選手の移籍に伴って、まったく新しいチームとして臨む形となり、序盤から苦しい戦いを強いられました。夏以降はJ2残留に目標を定め、昨シーズンまで在籍した選手2人を期限付き移籍で獲得して戦いましたが、ついに目標には届きませんでした。現実を真摯に受け止め、このような事態に至った要因を分析して、来シーズン、復帰に向けた総力戦を始めます」
「ただ、北九州という地域のDNAに基づく強いサッカーを志向するという基軸は決してゆるがせにしません。2019シーズン、2020シーズンのギラヴァンツ北九州の躍進は決して偶然ではないと確信するからです。クラブとしてこうしたサッカーを持続可能にする経営基盤づくりを急がねばなりません。いったん態勢を整えて、戦力の再構築を図ります」
「改革の歯車は止めません。時に後退することもあるかもしれませんが、一コマでも、二コマでも着実に堅実に前に進めていくつもりです」
「そのためにもギラヴァンツ北九州を支えてくださる皆様の後押しが必要です。誠に勝手ではございますが、引き続き、クラブへのお力添えを賜りますよう何卒お願い申し上げます」
前節を終えた時点で降格圏の20位に位置していた北九州。残留圏への浮上は叶わない状況だったが、勝ち点上は19位に浮上できる可能性。J3の結果次第ではJ2に残留できる可能性が残されていた。
そんな中迎えた最終節は、7位のモンテディオ山形との一戦。19位SC相模原との得失点差9を埋めるべく試合に臨み、立ち上がりから積極的な攻勢を見せた。
その北九州は、玉井行人 代表取締役社長の名義で声明を発表。J3降格を受けての謝罪とともに、
「今節の試合結果をもって、私たちギラヴァンツ北九州は2022シーズンのJ3への降格が決まりました。これまで、どのような状況でも、熱い応援、手厚いご支援をいただいているファン・サポーターの皆様、スポンサー企業の皆様、北九州市はじめ自治体の皆様の期待に応えることができず、深くお詫びを申し上げます。誠に申し訳ありません。皆様には極めて悔しく、残念な想いをさせてしまい経営トップとして責任を痛感しております」
「今シーズンは主力選手の移籍に伴って、まったく新しいチームとして臨む形となり、序盤から苦しい戦いを強いられました。夏以降はJ2残留に目標を定め、昨シーズンまで在籍した選手2人を期限付き移籍で獲得して戦いましたが、ついに目標には届きませんでした。現実を真摯に受け止め、このような事態に至った要因を分析して、来シーズン、復帰に向けた総力戦を始めます」
「ただ、北九州という地域のDNAに基づく強いサッカーを志向するという基軸は決してゆるがせにしません。2019シーズン、2020シーズンのギラヴァンツ北九州の躍進は決して偶然ではないと確信するからです。クラブとしてこうしたサッカーを持続可能にする経営基盤づくりを急がねばなりません。いったん態勢を整えて、戦力の再構築を図ります」
「改革の歯車は止めません。時に後退することもあるかもしれませんが、一コマでも、二コマでも着実に堅実に前に進めていくつもりです」
「そのためにもギラヴァンツ北九州を支えてくださる皆様の後押しが必要です。誠に勝手ではございますが、引き続き、クラブへのお力添えを賜りますよう何卒お願い申し上げます」
ギラヴァンツ北九州の関連記事

J3の関連記事

|
ギラヴァンツ北九州の人気記事ランキング
1
「テンション爆上がり」「これすごくない!?」人気漫画『アオアシ』、キャラのモデルになった監督がJ3で来季から指揮、作者からのイラストが大きな話題に「たまげた」
愛媛FCのサポーターであることでも知られる大人気サッカー漫画『アオアシ』の作者である小林有吾先生が、ギラヴァンツ北九州サポーターへ粋な計らいをして話題となっている。 『アオアシ』はJリーグのユースをテーマに描かられている人気漫画。主人公の青井葦人は愛媛県の弱小サッカー部に所属しながらも、類まれなる才能を見せて、「東京シティ・エスペリオンFC」のユースチームに入団。成長を描いている漫画だ。 小林先生は愛媛県出身で、地元のクラブ愛媛FCのサポーターでもあり、今シーズンの明治安田生命J3リーグの優勝時には、描き下ろしのイラストをプレゼントしていたほどだ。 多くのサッカーファンが愛する『アオアシ』だが、今回は愛媛ではなく北九州に向けてイラストを描き下ろし。そこに描かれていたのは、来シーズンから北九州を指揮する増本浩平監督だった。 増本監督は、神奈川県出身。ガイナーレ鳥取でプレーするも、Jリーグでのプレー経験はなく、指導者としては育成に携わってきた。 今季途中から鳥取の監督に就任すると、チームは急浮上。就任当初18位だったチームは6位でシーズンを終えるなどしたが鳥取を退団。しかし、北九州の監督に就任することが発表されていた。 この増本監督は、ライバルクラブでもある「東京武蔵野U-18」の佐竹晃司監督のモデルになっていたとのこと。そこで、今回の監督就任に際し、増本監督と佐竹監督のイラストを合わせてメッセージを送った。 過去には小林先生が取材を行ったというエピソードも。感謝の気持ちを込めて、イラスト共にメッセージを送った。 「増本浩平新監督は『アオアシ』東京武蔵野U-18佐竹監督のモデルになった人です」 「アオアシがまだ知られていない時期に増本(当時武蔵野U18)監督の恐れそ知らない好奇心で濃密な取材を引き受けてくれたのでアオアシは今があります」 「Jの監督にまでなた今。来季のJ3はギラヴァンツを応援させていただきます」 応援宣言も飛び出したイラストにファンは「モデルの方がいたのか」、「これすごくない!?」、「これは知らんかったー」、「大興奮」、「たまげた」、「期待しかないわ!」、「これは感謝しかない」、「テンション爆上がり」とコメントが寄せられている。 北九州は今シーズンのJ3で最下位に終わり、JFL降格の可能性もあった中でなんとか残留。来季の巻き返しを図る上で、大きな援軍と共に、増本監督への期待が高まっている。 <span class="paragraph-title">【写真】『アオアシ』のキャラのモデルがJ3北九州の新監督に! 描き下ろしイラストが話題</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">ギラヴァンツ北九州サポーターの皆さんへ <a href="https://t.co/7BBylWsCAQ">pic.twitter.com/7BBylWsCAQ</a></p>— 【アオアシ】公式/アニメ好評配信中&単行本34集12/27発売! (@aoashiofficial) <a href="https://twitter.com/aoashiofficial/status/1736584831436484676?ref_src=twsrc%5Etfw">December 18, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.12.19 23:15 Tue2
北九州が岡山退団のDF杉山耕二を完全移籍で獲得「心を揺さぶり、心を震わせるような選手で在れるように」
ギラヴァンツ北九州は21日、ファジアーノ岡山のDF杉山耕二(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。 三菱養和SCユース出身の杉山は、早稲田大学から東京ユナイテッドFCへと加入。2022年に岡山に完全移籍で加入した。 岡山では天皇杯で1試合に出場するも、シーズン途中に東京武蔵野ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍。今シーズンはヴェルスパ大分へ育成型期限付き移籍していた。 1年半JFLでプレーした中、今季はJFLで24試合3得点、天皇杯で3試合に出場していたが、育成型期限付き移籍満了とともに、岡山も退団することが発表されていた。 杉山は両クラブを通じてコメントしている。 ◆ギラヴァンツ北九州 「ギラヴァンツ北九州に関わる全ての皆様、はじめまして。今回この素晴らしいチームに加入できることをとても嬉しく思っています」 「チームの為に、闘い、走り、鼓舞することが僕のプレーヤーとしてのアイデンティティです」 「サッカーを通して、皆様の心を揺さぶり、心を震わせるような選手で在れるように日々奮闘していきます。これからよろしくお願いします」 ◆ファジアーノ岡山 「ファジアーノ岡山に関わる全ての皆さま。リリースにある通り、契約満了に伴い退団、移籍することになりました。2年間ありがとうございました」 「岡山の選手としてプレーしたのは約半年間と短い時間でしたが、素晴らしいチームで熱狂的なファン・サポーターの方々に支えられながらプレーできたことは僕にとっての財産です。このチームでの半年間、自分自身の選手としての能力・価値の無さを残酷なほど突き付けられました。だからこそ、その現実に想いを持って抗い続けた期限付き移籍期間でした。この2年間での経験、湧き出た感情を必ず今後の糧にしていきます」 「地道に着実に一歩ずつ進んでいくことが自分らしさです。いつか必ず同じディビジョンでプレーできるように自分の全力を毎日出し切っていきます。2年間、本当にありがとうございました」 2023.12.21 14:35 Thu
3
北九州MF加藤弘堅が3台が絡む玉突き事故を起こす…ケガ人はなし
▽ギラヴァンツ北九州は18日、MF加藤弘堅が追突事故を起こしたことを発表した。 ▽クラブの発表によると、事故は18日の午前7時20分ごろに発生。北九州市小倉南区葛原本町1丁目交差点で、赤信号で停止していた軽自動車にペダルを足から離して徐行していた加藤の運転する普通乗用車が接近。加藤がブレーキペダルを踏もうとした所、誤ってアクセルペダルを踏んでしまい前方の軽自動車に衝突。さらに、その衝撃で前方に停止していたもう1台の軽自動車にも衝突し、3台の玉突き事故となったとのことだ。 ▽加藤は事故発生後の警察へ通報。警察立ち合いの下、現場検証・事故処理を行ったとのことだ。なお、ケガ人は出ていないとのことだ。 ▽長崎はチーム練習前に、野見山強化育成部長より加藤および選手全員へ事故報告および安全運転徹底への再確認と注意喚起を実施。安全運転講習会を実施する予定とのことだ。 2017.03.18 20:37 Sat4
愛媛が3年ぶりのJ2復帰&J3優勝決定! 2位・鹿児島は痛恨の黒星で2位転落の可能性も【明治安田J3第35節】
11日、明治安田生命J3リーグ第35節の4試合が各地で行われた。 今節で首位・愛媛FC(勝ち点67)のJ2復帰やJ3優勝が決まる可能性がある中、一足先に2位・鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点58)が、17位・FC琉球(勝ち点39)とアウェイで対戦。試合が動いたのは60分、左からのクロスに岡澤昂星が頭で合わせ、ホームの琉球が先制する。 4分後にも平松昇のダイビングヘッドが決まり、琉球がそのまま2-0で勝利。これで2試合連続未勝利となった鹿児島は、明日試合を控える3位・カターレ富山(勝ち点56)に逆転のチャンスを与えてしまった。 鹿児島の結果により、勝てばJ3優勝も決まる可能性があった首位・愛媛FC(勝ち点67)は、こちらもまだ昇格の可能性を残す6位・FC今治(勝ち点50)との伊予決戦に臨んだ。前半はゴールが生まれず、0-0で試合を折り返す。 すると迎えた後半、立ち上がりの49分に松田力がヘディングシュートを決め愛媛が先制。エースが奪った1点を最後まで守り抜いた愛媛はホームの観客の前で3年ぶりのJ2復帰とJ3優勝を決めた。 奇跡のJ3残留を目指す20位・ギラヴァンツ北九州(勝ち点24)が臨んだのは、12位・いわてグルージャ盛岡(勝ち点47)とのホームゲーム。北九州は立ち上がりに若谷拓海と岡田優希のゴールが決まり、11分には相手の退場により数的優位も得る。 その後、21分に岩手に1点を返されたが、33分には高昇辰が追加点を奪い3-1でハーフタイムに突入。後半も得点を重ねた北九州は最終的に6-1で大勝し、9試合ぶりの白星で残留にかすかな望みを繋いだ。 勝ち点「48」同士の対戦となった11位・Y.S.C.C.横浜vs10位・アスルクラロ沼津は、前半のブラウンノア賢信のゴールを守りきったアウェイ・沼津が1-0で勝利。3試合ぶりに勝ち点「3」を積み上げ、暫定6位に浮上した。 ◆明治安田生命J3リーグ第35節 ▽11月11日(土) Y.S.C.C.横浜 0-1 アスルクラロ沼津 ギラヴァンツ北九州 6-1 いわてグルージャ盛岡 FC琉球 2-0 鹿児島ユナイテッドFC 愛媛FC 1–0 FC今治 ▽11月12日(日) 《13:00》 福島ユナイテッドFC vs 松本山雅FC テゲバジャーロ宮崎 vs ヴァンラーレ八戸 ガイナーレ鳥取 vs AC長野パルセイロ 《14:00》 FC岐阜 vs カマタマーレ讃岐 SC相模原 vs FC大阪 カターレ富山 vs 奈良クラブ <span class="paragraph-subtitle">◆明治安田生命J3リーグ順位表</span> 1位:愛媛FC|勝ち点70/+14 2位:鹿児島ユナイテッドFC|勝ち点58/+16 ーーーーーJ2昇格 3位:カターレ富山|勝ち点56/+7 4位:FC大阪|勝ち点52/+11 5位:松本山雅FC|勝ち点52/+7 6位:アスルクラロ沼津|勝ち点51/+4 7位:FC今治|勝ち点50/+8 8位:ガイナーレ鳥取|勝ち点49/+4 9位:奈良クラブ|勝ち点48/+10 10位:FC岐阜|勝ち点48/+9 11位:Y.S.C.C.横浜|勝ち点48/-3 12位:いわてグルージャ盛岡|勝ち点47/-3 13位:ヴァンラーレ八戸|勝ち点46/-1 14位:AC長野パルセイロ|勝ち点44/-9 15位:FC琉球|勝ち点42/-16 16位:カマタマーレ讃岐|勝ち点40/-15 17位:福島ユナイテッドFC|勝ち点39/-9 18位:テゲバジャーロ宮崎|勝ち点37/-14 19位:SC相模原|勝ち点36/-8 ーーーーーJFL降格圏 20位:ギラヴァンツ北九州|勝ち点27/-12 <span class="paragraph-title">【動画】愛媛のJ2復帰&J3優勝決定の瞬間</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="uj6ryN24xrw";var video_start = 350;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.11.11 20:34 Sat5