【平成サッカー30年の軌跡】 平成30年/2018年 ロシアでのサプライズに日本熱狂
2019.04.30 19:00 Tue
新元号が「令和(れいわ)」に決定し、2019年4月30日をもって幕を閉じる「平成」。日本サッカーにとって、「平成」という時代は大きな変革を遂げた30年間となりました。Jリーグ設立、ドーハの悲劇、日韓W杯招致…。激動の30年を平成の出来事と共に振り返ってみましょう。
世の中の流れ
2018年、韓国で平昌冬季オリンピックが開幕。羽生結弦選手が陰陽師をイメージした曲での演技を披露し、圧巻のパフォーマンスを見せて連覇を達成した。
■平成最後はスポーツの年に
平成最後の1年となった、平成30年(2018年)は、オリンピック、FIFAW杯に加えて、スポーツ界で様々な話題が生まれました。
まずは2月に韓国で開幕した平昌オリンピックは、大きな盛り上がりを見せました。日本選手団は金メダル4つを含むメダル13個を獲得。特に男子フィギュアスケートの羽生結弦は圧巻の演技で金メダルを獲得し、オリンピック連覇を果たしています。また、女子カーリング日本代表のロコ・ソラーレは銅メダルを獲得。試合を重ねるごとに注目を集め、競技中の「もぐもぐタイム」や「そだねー」という掛け声はブームを巻き起こしました。
スポーツ界ではその他にも、女子テニスの大坂なおみが自らの憧れの選手であるセリーナ・ウィリアムズを破って全英オープンで初優勝。これは日本人初のテニス4大大会制覇となりました。野球界でも大谷翔平がメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスに移籍。メジャーでも投手と打者の二刀流としてプレーし、その活躍に日本中の注目が集まりました。また大谷は、2018シーズン、日本人としてはイチロー以来となる新人王を獲得しています。
その他、築地市場で豊洲移転前最後となる初競りが行われた他、歌手の安室奈美恵さんが引退する等、「平成」という一時代の終わり感じさせる出来事も多く起こりました。
サッカー界
大会直前での監督解任に、サッカー協会への不信感が生まれた。
■W杯直前での解任劇
2018年、日本は6月に迫ったロシア・ワールドカップに向けて準備を進めていました。しかし、チームの状況は上がらず、3月に行われたベルギー遠征でもマリとウクライナに、それぞれ1-1、1-2で1分1敗と結果が出ていませんでした。W杯を目指して約3年間進めてきたチーム作りから、W杯で勝つためにシフトしている状況ではありましたが、ここにきて上手くいっていないことを感じさせる結果となってしまいます。
そして迎えた4月。W杯を2カ月後に控えたこのタイミングで、日本サッカー協会が衝撃の決断を下しました。それは、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任です。解任理由としては「コミュニケーション不足」とし、後任には技術委員長を務めていた西野朗氏の就任が発表されます。W杯開幕まで約2カ月というタイミングでの突然の解任にも関わらず、十分な説明もしなかった協会に対して、不信感を持つファンを多く生む結果となってしまいます。また、日本代表に対する期待もさらに下がり、W杯開幕前には、これまでにない程、世間は冷めた雰囲気となっていました。
■崖っぷちの状況で団結力を見せた日本
初戦のコロンビア戦で値千金のゴールを決めた大迫。「大迫半端ない」が大ブームに。
急遽監督となった西野朗監督の下、日本代表は直前の親善試合に臨みます。しかし、ガーナ、スイスと0-2で連敗。ゴールも奪えず、結果も出ないという最悪の状況となり、監督交代が完全に裏目に出たものとバッシングが止みませんでした。
しかし、W杯前の最終試合となるパラグアイ戦で4-2と勝利。なんとか結果を出して本大会に臨むこととなりますが、国民の期待はほとんどない状況。盛り上がる様子は全くなく、期待を受けないまま初戦を迎えることとなります。
日本の初戦の相手は、前回大会で予選敗退の止めを刺されたコロンビアでした。この試合でも厳しい戦いになることが予想されましたが、まさかの展開を迎えます。前半6分にコロンビアのカルロス・サンチェスが香川真司のシュートをボックス内でハンド。これにより日本がPKを獲得し、カルロス・サンチェスは一発退場となります。そのPKを香川真司(現ベジクタシュ)が自ら冷静に決めて先制します。
39分にはボックス手前でFKを与えると、フアン・キンテーロにFKを決められ、同点に追いつかれてしまいます。それでも、73分にコーナーキックを獲得すると、本田圭佑(現メルボルン・ビクトリー)のクロスに大迫勇也(現ブレーメン)が頭で合わせ、値千金の勝ち越しゴール。そのまま2-1で日本が勝利を収めます。1人少ないコロンビア相手にギリギリでの勝利となりましたが、日本の勝利に多くの国民が日本代表を見直す結果となりました。
第2戦の日本の相手はアフリカ勢のセネガルです。初戦の結果を受け、国民も日本代表に期待するべきか、まだ半信半疑な状態での第2戦でした。しかし、日本はこの試合でも2度リードされる展開となりながらも粘り強く戦い、2-2のドローで勝ち点を取ります。この日本代表の戦いぶりに国民も次第に期待し始めました。
■前代未聞の「パス回し」に世論真っ二つ
異例の状況に判断を迫られた西野監督。この決断は賛否両論を呼んだ。
決勝トーナメント進出をかけた第3戦の相手は今大会まだ勝利のないポーランド。選手の疲労も考え、日本はメンバーを変えて挑みますが、59分にポーランドに先制点を許してしまいます。同点に追いつくべく、ゴールを目指した日本でしたが、同グループのセネガルがコロンビアに0-1で負けているという報せを受けます。このまま試合が終わった場合、日本とセネガルは1勝1分1敗の勝ち点4で並び、得失点差、及び総得点でも全く同じ成績となります。その場合は大会のルールで、フェアプレーポイントでの判断となり、イエローカードやレッドカードが少なかったチームの順位が上になるとの決まりがありました。
0-1でポーランドに負けていた日本でしたが、そのルールが適用されれば、順位は2位となり予選グループ通過となります。このルールを受け、負けているはずの日本が、試合の残り約10分、自陣でボール回しをして時間を潰すという前代未聞の戦略に出ました。
セネガルvsコロンビアの試合が動けば、無駄になる作戦。自力でどうすることもできない状況ながら、大きな博打に出た西野監督。もう1試合の結果を気にしながら、何も起こらない試合を見続けることとなりましたが、なんとか日本はグループ2位で決勝トーナメントに進出するのです。
2大会ぶりのベスト16進出となった日本でしたが、西野監督の判断については世論が真っ二つに。消極的な戦いの選択を非難する声が上がる一方で、勝ち上がるための最善策という意見もあり、望んでいない形で国民から大きな注目を集めることとなりました。
■「ロストフの14秒」
“あと一歩”がいかに遠い一歩かを思い知らされた日本代表。
形はどうあれ、決勝トーナメントに進出した日本代表。ラウンド16の相手は、エデン・アザール(チェルシー)やゲビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)、ティボー・クルトワ(現レアル・マドリー)らを擁する世界有数のタレント集団・ベルギー代表でした。真っ二つに分かれていた世論でしたが、日本初のベスト8進出を懸けた戦い。また、優勝候補にも挙げられるほどの実力こくとの対戦を前に、選手たちは一つになっていました。
難しい戦いになることが予想された試合でしたが、前半を0-0で折り返すと、後半開始早々、見事なカウンターから原口元気(現ハノーファー)のゴールで日本がまさかの先制点を取ります。さらに、52分には乾貴士(現アラベス)の見事なゴールで追加点を奪い2-0とします。今までW杯の決勝トーナメントでは、リードどころか得点をあげたこともなかった日本が、ベルギー相手に2点のリードをしている光景は日本中を高揚させました。
不可能だと思ってきたベスト8が現実味を帯びたと感じた次の瞬間、日本を悲劇が襲いましす。体格でアドバンテージがあるベルギーが、マルアン・フェライニ(現山東魯能)を投入し、パワープレーにシフトすると日本代表は上手く対応出来ず、続けざまに2失点を許し追いつかれてしまいます。
このまま延長戦突入かと思われましたが、後半アディショナルタイムに悲劇が待っていました。後半終了間際、ほぼラストプレーとなった日本はCKから本田がクロスを送ります。すると、ベルギーはクルトワが難なくキャッチ。そこからベルギーが高速カウンターを仕掛けます。そのわずか14秒後、無情にもボールは日本のゴールに決まり、そのまま試合終了。日本のベスト8進出の夢が途絶えてしまいました。
悔しさのあまり地面に倒れ込む日本選手たち。ラウンド16の壁突破まであと一歩のところまで迫りながら、またしても世界との差を感じさせられる結果となってしまいました。
■日本代表は新たな船出へ
新監督、森保一氏の下で急速に世代交代が進んだ。
大方の予想を大きく上回る結果を出したロシアW杯での日本代表。日本を短期間でまとめ上げ、ベスト16に導いた西野監督の続投を望む声もありましたが、大会終了後西野監督は辞任。また、この大会を持って長年代表キャプテンを務めてきた長谷部誠(フランクフルト)やエースとしてチームを引っ張ってきた本田が代表引退を決断します。
日本代表は新監督にU-23代表監督を務めていた森保一氏を招へい。森保JAPANが発足しました。この森保監督の下で、「新ビッグ3」と呼ばれる南野拓実(ザルツブルク)、中島翔哉(アル=ドゥハイル)、堂安律(フローニンヘン)が台頭する等、日本代表の世代交代は急速に進み、日本代表には活気が生まれました。
■日本代表は新たな船出へ
2019年4月30日を持って、その30年の歴史が幕を閉じる「平成」。その歴史とともに日本サッカー30年の軌跡を振り返ってみましたがいかがだったでしょうか。「プロリーグの発足」、「ドーハの悲劇」、「日韓W杯」、そして「ロストフの14秒」…。数々の名場面を生んだ平成という時代に感謝しつつ、これから始まる「令和」の時代に誕生するであろう、まだ見ぬ名場面、名シーンにワクワクしますね!
これからも皆さんにと一緒に日本サッカーを追い続けていきたいと思います。ご精読ありがとうございました。
世の中の流れ

平成最後の1年となった、平成30年(2018年)は、オリンピック、FIFAW杯に加えて、スポーツ界で様々な話題が生まれました。
まずは2月に韓国で開幕した平昌オリンピックは、大きな盛り上がりを見せました。日本選手団は金メダル4つを含むメダル13個を獲得。特に男子フィギュアスケートの羽生結弦は圧巻の演技で金メダルを獲得し、オリンピック連覇を果たしています。また、女子カーリング日本代表のロコ・ソラーレは銅メダルを獲得。試合を重ねるごとに注目を集め、競技中の「もぐもぐタイム」や「そだねー」という掛け声はブームを巻き起こしました。
また、このオリンピック中には韓国と北朝鮮が一部競技で南北合同チームとして大会に参加する等、双方が歩み寄りの姿勢を見せ話題を呼びました。オリンピック閉幕後の4月には南北首脳会談も実現し、緊張緩和の兆しを見せています。
スポーツ界ではその他にも、女子テニスの大坂なおみが自らの憧れの選手であるセリーナ・ウィリアムズを破って全英オープンで初優勝。これは日本人初のテニス4大大会制覇となりました。野球界でも大谷翔平がメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスに移籍。メジャーでも投手と打者の二刀流としてプレーし、その活躍に日本中の注目が集まりました。また大谷は、2018シーズン、日本人としてはイチロー以来となる新人王を獲得しています。
その他、築地市場で豊洲移転前最後となる初競りが行われた他、歌手の安室奈美恵さんが引退する等、「平成」という一時代の終わり感じさせる出来事も多く起こりました。
サッカー界

■W杯直前での解任劇
2018年、日本は6月に迫ったロシア・ワールドカップに向けて準備を進めていました。しかし、チームの状況は上がらず、3月に行われたベルギー遠征でもマリとウクライナに、それぞれ1-1、1-2で1分1敗と結果が出ていませんでした。W杯を目指して約3年間進めてきたチーム作りから、W杯で勝つためにシフトしている状況ではありましたが、ここにきて上手くいっていないことを感じさせる結果となってしまいます。
そして迎えた4月。W杯を2カ月後に控えたこのタイミングで、日本サッカー協会が衝撃の決断を下しました。それは、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任です。解任理由としては「コミュニケーション不足」とし、後任には技術委員長を務めていた西野朗氏の就任が発表されます。W杯開幕まで約2カ月というタイミングでの突然の解任にも関わらず、十分な説明もしなかった協会に対して、不信感を持つファンを多く生む結果となってしまいます。また、日本代表に対する期待もさらに下がり、W杯開幕前には、これまでにない程、世間は冷めた雰囲気となっていました。
■崖っぷちの状況で団結力を見せた日本

急遽監督となった西野朗監督の下、日本代表は直前の親善試合に臨みます。しかし、ガーナ、スイスと0-2で連敗。ゴールも奪えず、結果も出ないという最悪の状況となり、監督交代が完全に裏目に出たものとバッシングが止みませんでした。
しかし、W杯前の最終試合となるパラグアイ戦で4-2と勝利。なんとか結果を出して本大会に臨むこととなりますが、国民の期待はほとんどない状況。盛り上がる様子は全くなく、期待を受けないまま初戦を迎えることとなります。
日本の初戦の相手は、前回大会で予選敗退の止めを刺されたコロンビアでした。この試合でも厳しい戦いになることが予想されましたが、まさかの展開を迎えます。前半6分にコロンビアのカルロス・サンチェスが香川真司のシュートをボックス内でハンド。これにより日本がPKを獲得し、カルロス・サンチェスは一発退場となります。そのPKを香川真司(現ベジクタシュ)が自ら冷静に決めて先制します。
39分にはボックス手前でFKを与えると、フアン・キンテーロにFKを決められ、同点に追いつかれてしまいます。それでも、73分にコーナーキックを獲得すると、本田圭佑(現メルボルン・ビクトリー)のクロスに大迫勇也(現ブレーメン)が頭で合わせ、値千金の勝ち越しゴール。そのまま2-1で日本が勝利を収めます。1人少ないコロンビア相手にギリギリでの勝利となりましたが、日本の勝利に多くの国民が日本代表を見直す結果となりました。
第2戦の日本の相手はアフリカ勢のセネガルです。初戦の結果を受け、国民も日本代表に期待するべきか、まだ半信半疑な状態での第2戦でした。しかし、日本はこの試合でも2度リードされる展開となりながらも粘り強く戦い、2-2のドローで勝ち点を取ります。この日本代表の戦いぶりに国民も次第に期待し始めました。
■前代未聞の「パス回し」に世論真っ二つ

決勝トーナメント進出をかけた第3戦の相手は今大会まだ勝利のないポーランド。選手の疲労も考え、日本はメンバーを変えて挑みますが、59分にポーランドに先制点を許してしまいます。同点に追いつくべく、ゴールを目指した日本でしたが、同グループのセネガルがコロンビアに0-1で負けているという報せを受けます。このまま試合が終わった場合、日本とセネガルは1勝1分1敗の勝ち点4で並び、得失点差、及び総得点でも全く同じ成績となります。その場合は大会のルールで、フェアプレーポイントでの判断となり、イエローカードやレッドカードが少なかったチームの順位が上になるとの決まりがありました。
0-1でポーランドに負けていた日本でしたが、そのルールが適用されれば、順位は2位となり予選グループ通過となります。このルールを受け、負けているはずの日本が、試合の残り約10分、自陣でボール回しをして時間を潰すという前代未聞の戦略に出ました。
セネガルvsコロンビアの試合が動けば、無駄になる作戦。自力でどうすることもできない状況ながら、大きな博打に出た西野監督。もう1試合の結果を気にしながら、何も起こらない試合を見続けることとなりましたが、なんとか日本はグループ2位で決勝トーナメントに進出するのです。
2大会ぶりのベスト16進出となった日本でしたが、西野監督の判断については世論が真っ二つに。消極的な戦いの選択を非難する声が上がる一方で、勝ち上がるための最善策という意見もあり、望んでいない形で国民から大きな注目を集めることとなりました。
■「ロストフの14秒」

形はどうあれ、決勝トーナメントに進出した日本代表。ラウンド16の相手は、エデン・アザール(チェルシー)やゲビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)、ティボー・クルトワ(現レアル・マドリー)らを擁する世界有数のタレント集団・ベルギー代表でした。真っ二つに分かれていた世論でしたが、日本初のベスト8進出を懸けた戦い。また、優勝候補にも挙げられるほどの実力こくとの対戦を前に、選手たちは一つになっていました。
難しい戦いになることが予想された試合でしたが、前半を0-0で折り返すと、後半開始早々、見事なカウンターから原口元気(現ハノーファー)のゴールで日本がまさかの先制点を取ります。さらに、52分には乾貴士(現アラベス)の見事なゴールで追加点を奪い2-0とします。今までW杯の決勝トーナメントでは、リードどころか得点をあげたこともなかった日本が、ベルギー相手に2点のリードをしている光景は日本中を高揚させました。
不可能だと思ってきたベスト8が現実味を帯びたと感じた次の瞬間、日本を悲劇が襲いましす。体格でアドバンテージがあるベルギーが、マルアン・フェライニ(現山東魯能)を投入し、パワープレーにシフトすると日本代表は上手く対応出来ず、続けざまに2失点を許し追いつかれてしまいます。
このまま延長戦突入かと思われましたが、後半アディショナルタイムに悲劇が待っていました。後半終了間際、ほぼラストプレーとなった日本はCKから本田がクロスを送ります。すると、ベルギーはクルトワが難なくキャッチ。そこからベルギーが高速カウンターを仕掛けます。そのわずか14秒後、無情にもボールは日本のゴールに決まり、そのまま試合終了。日本のベスト8進出の夢が途絶えてしまいました。
悔しさのあまり地面に倒れ込む日本選手たち。ラウンド16の壁突破まであと一歩のところまで迫りながら、またしても世界との差を感じさせられる結果となってしまいました。
■日本代表は新たな船出へ

大方の予想を大きく上回る結果を出したロシアW杯での日本代表。日本を短期間でまとめ上げ、ベスト16に導いた西野監督の続投を望む声もありましたが、大会終了後西野監督は辞任。また、この大会を持って長年代表キャプテンを務めてきた長谷部誠(フランクフルト)やエースとしてチームを引っ張ってきた本田が代表引退を決断します。
日本代表は新監督にU-23代表監督を務めていた森保一氏を招へい。森保JAPANが発足しました。この森保監督の下で、「新ビッグ3」と呼ばれる南野拓実(ザルツブルク)、中島翔哉(アル=ドゥハイル)、堂安律(フローニンヘン)が台頭する等、日本代表の世代交代は急速に進み、日本代表には活気が生まれました。
■日本代表は新たな船出へ
2019年4月30日を持って、その30年の歴史が幕を閉じる「平成」。その歴史とともに日本サッカー30年の軌跡を振り返ってみましたがいかがだったでしょうか。「プロリーグの発足」、「ドーハの悲劇」、「日韓W杯」、そして「ロストフの14秒」…。数々の名場面を生んだ平成という時代に感謝しつつ、これから始まる「令和」の時代に誕生するであろう、まだ見ぬ名場面、名シーンにワクワクしますね!
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5万6000人という高校サッカー選手権決勝史上最高観客が押し寄せた埼玉スタジアムで行われた13日のファイナル。静岡学園は高円宮杯プレミアリーグ王者・青森山田に挑み、0-2の劣勢を跳ね返して初の単独優勝を果たした。エースナンバー10・松村優太は大会を通して重圧を感じながら戦い、得点も準決勝・矢板中央戦の1ゴールにとどまったものの、夢に見続けてきた頂点に立ったことで、心からの安堵感をのぞかせた。 「前半初めにセットプレーで点を取られて、ちょっと飲まれてしまった。でも自分たちで盛り返してできたことが勝利の要因かなと思います。2点取られても攻撃的に行くスタイルを貫いた勝利が一番いい。僕はこれから鹿島アントラーズに行きますけど、これをいい弾みにして、開幕から試合に出られるように頑張っていきたいと思います」と18歳のスピードスターは目を輝かせた。 奇しくも埼玉スタジアムが完成した2001年に大阪で生まれた松村は東淀川FCに所属していた中学は無名の存在だった。「当時はスピードに頼っていた」と本人も述懐する。その彼が静学を選んだのは、同じクラブの5つ上の先輩・名古新太郎(鹿島アントラーズ)も赴いた静学。「名古さんが行った縁があって、監督から勧められました。他の高校とは違う魅力があり、独自のものを持っているんで、自分が一番伸びる高校かなと思って決めました」と本人は言う。 15歳の春、親元を離れて静岡に向かったが、200人を超える静学サッカー部の選手たちは足元の技術が抜群にうまかった。それも名将・井田勝通総監督が何度もブラジルに通って考案したボールテクニック練習を繰り返したから。「15歳までにボールに100万回触れ」「独創性をとことん追求しろ」「サッカーはつねに美しくあるべき」といった明言を残している名指導者がこだわり続けた個人技を誰もが身に着けようと朝練から躍起になっている。そういう環境に行ったことで、松村の心にスイッチが入った。 「静学に行った頃の自分はリフティングやフェイントとかもうまい方じゃなかった。それを毎日続けていくうちにだんだん自信がついてきた」と彼も話したが、その積み重ねが心身両面の大きな成長につながり、1年の終わり頃には川口修監督に才能を見出された。高2の段階でU-17日本代表に選ばれ、静学の10番を背負うまでになったのは、やはり競争の激しいチームで切磋琢磨し続けたから。15歳の選択は正しかったのだ。 実際、2〜3人の敵がいても抜群のスピードで抜き去る能力を持った彼のような選手はそうそういない。そのストロングポイントを見た鹿島のスカウトも一瞬にして松村に魅せられ、獲得を決めたという。今季の鹿島は同じドリブラータイプの中村充孝がモンテディオ山形へ移籍し、相馬勇紀も名古屋グランパスへのレンタルバックが決定。右サイドを長く担ってきた遠藤康もケガがちでコンスタントにピッチに立てていない。そういう意味でも松村は喉から出が出るほど欲しかったタレントなのだろう。 「スピードとドリブルは自分でも結構まずまずだとは思うんですけど、ラストのシュートの精度だったり、クロスの精度はもっともっと高めていかないといけない。それができればJリーグでも通用するかなと思うので、引き続き練習していきたいです。選手権で優勝したことでより注目されると思いますけど、これに満足することなく、結果を残せるように頑張りたいです」と本人も新たな決意を胸に秘め、常勝軍団の扉を叩いた。同郷の先輩・名古もいるだけに、メンタル的にも余裕を持ってのぞめるはず。鹿島というクラブで若手がいきなり出番を得るのは相当に難易度の高いことではあるが、ザーゴ新監督就任直後で序列も定まっていない今だけにチャンスは少なからずありそうだ。 仮に鹿島で結果を残せれば、夢である海外移籍も見えてくる。 「自分が憧れているのは(エデン・)アザール(レアル・マドリー)。背が高くなくてもプレミアリーグであれだけ活躍していましたし、そのレベルを目指してやっていきたいですね。僕と同い年には久保建英(マジョルカ)もいますし、すでにJリーグで実績を積み上げている斉藤光毅(横浜FC)や西川潤(セレッソ大阪)もいる。彼らはA代表とかU-20代表とか上のカテゴリーでやってますし、早くそこに追いつかなければいけない」 語気を強めた松村は貪欲に高みを追い求めようとしている。その向上心を失わず、順調に成長できれば、海外挑戦という夢にもいずれ手が届くだろう。 静学の川口監督は「ウチの今の目標はUEFAチャンピオンズリーグでプレーする選手を出すこと。『目指せ、カンプ・ノウ』ですよ」と笑ったが、松村にはそのくらいの領域を視野に入れ、とことんまで突き進んでほしいものだ。 2020.01.15 17:45 Wed3
ザッケローニは総勢77名の日本代表を招集!
▽3月5日にキリンチャレンジカップ2014 ニュージーランド戦を控えたザックジャパン。ニュージーランド戦は、ブラジルワールドカップ本大会のメンバー発表前最後の試合となるため、本大会を目指す選手にとっては大事なアピールの場となる。<br/><br/>▽超ワールドサッカーでは、ニュージーランド戦に臨むメンバー発表に向けアンケートを実施予定(有料版のみとなります)。それに先駆け、これまでにザッケローニ監督が招集してきたメンバーを調査した。<br/><br/>▽招集から最も遠ざかっているのは、代表復帰待望論も囁かれているDF闘莉王、そして現在はポルトガル2部のポルティモネンセに所属するFW金崎の2名だ。その他、MF阿部、FW森本など、2010年南アフリカワールドカップに招集されたメンバーや、昨シーズンのJリーグ得点王でもあるFW大久保、Jリーグ2連覇を果たした広島のエースであるFW佐藤なども 2012年を最後に招集されていない。ザッケローニ監督が招集した全77名の選手は以下の通り。<br/><br/>GK 東口順昭 2011/8/4<br/>GK 山本海人 2012/2/25<br/>GK 林卓人 2013/7/15<br/>GK 川島永嗣 2013/11/7<br/>GK 西川周作 2013/11/7<br/>GK 権田修一 2013/11/7<br/><br/>DF 田中マルクス闘莉王 2010/9/30<br/>DF 永田充 2010/12/24<br/>DF 安田理大 2011/11/1<br/>DF 近藤直也 2012/2/17<br/>DF 岩政大樹 2012/8/30<br/>DF 水本裕貴 2013/1/31<br/>DF 栗原勇蔵 2013/7/15<br/>DF 槙野智章 2013/7/15<br/>DF 森脇良太 2013/7/15<br/>DF 徳永悠平 2013/7/15<br/>DF 鈴木大輔 2013/7/15<br/>DF 千葉和彦 2013/7/15<br/>DF 駒野友一 2013/8/8<br/>DF 長友佑都 2013/11/7<br/>DF 内田篤人 2013/11/7<br/>DF 伊野波雅彦 2013/11/7<br/>DF 今野泰幸 2013/11/7<br/>DF 吉田麻也 2013/11/7<br/>DF 酒井宏樹 2013/11/7<br/>DF 酒井高徳 2013/11/7<br/>DF 森重真人 2013/11/7<br/><br/>MF 本田拓也 2011/3/18<br/>MF 関口訓充 2011/5/27<br/>MF 西大伍 2011/5/27<br/>MF 柴崎晃誠 2011/5/27<br/>MF 松井大輔 2011/8/4<br/>MF 阿部勇樹 2012/2/17<br/>MF 磯村亮太 2012/2/17<br/>MF 柴崎岳 2012/2/17<br/>MF 谷口博之 2012/2/17<br/>MF 柏木陽介 2012/2/25<br/>MF 増田誓志 2012/2/25<br/>MF 長谷川アーリアジャスール 2012/5/18<br/>MF 藤本淳吾 2012/8/9<br/>MF 中村憲剛 2013/6/7<br/>MF 高萩洋次郎 2013/7/15<br/>MF 扇原貴宏 2013/7/15<br/>MF 青山敏弘 2013/8/29<br/>MF 遠藤保仁 2013/11/7<br/>MF 長谷部誠 2013/11/7<br/>MF 細貝萌 2013/11/7<br/>MF 本田圭佑 2013/11/7<br/>MF 乾貴士 2013/11/7<br/>MF 香川真司 2013/11/7<br/>MF 清武弘嗣 2013/11/7<br/>MF 高橋秀人 2013/11/7<br/>MF 山口蛍 2013/11/7<br/><br/>FW 金崎夢生 2010/9/30<br/>FW 興梠慎三 2011/5/27<br/>FW 家長昭博 2011/8/4<br/>FW 田中順也 2012/2/17<br/>FW 久保裕也 2012/2/17<br/>FW 石川直宏 2012/2/17<br/>FW 大久保嘉人 2012/2/17<br/>FW 李忠成 2012/2/25<br/>FW 森本貴幸 2012/5/24<br/>FW 宮市亮 2012/10/4<br/>FW 佐藤寿人 2012/10/4<br/>FW 宇佐美貴史 2012/11/5<br/>FW 大津祐樹 2013/3/1<br/>FW 東慶悟 2013/5/23<br/>FW 前田遼一 2013/6/7<br/>FW 原口元気 2013/7/15<br/>FW 山田大記 2013/7/15<br/>FW 豊田陽平 2013/8/8<br/>FW 工藤壮人 2013/8/29<br/>FW ハーフナー・マイク 2013/10/3<br/>FW 齋藤学 2013/10/3<br/>FW 岡崎慎司 2013/11/7<br/>FW 大迫勇也 2013/11/7<br/>FW 柿谷曜一朗 2013/11/7<br/><br/>※左からポジション、名前、最終招集日<br/>※合宿のみの招集やケガで辞退した選手は含まない 2014.02.21 11:30 Fri4
【選手評】ハリルホジッチ監督、招集メンバー26名へ期待と要求…初招集FW中島翔哉は「日本になかなかいない選手」《キリンチャレンジカップ》
▽日本サッカー協会(JFA)は15日、国際親善試合及びキリンチャレンジカップ 2018 in EUROPEに臨む同国代表メンバー26名を発表した。 ▽メンバー発表会見に出席した日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、今回の選考基準を説明。代表復帰となったDF森重真人(FC東京)やFW本田圭佑(パチューカ/メキシコ)への期待や初選出となったFW中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)の招集理由についても明かした。 GK 川島永嗣(メス/フランス) 中村航輔(柏レイソル) 東口順昭(ガンバ大阪) 「GKは3人。ただ、現段階のパフォーマンスに満足している訳ではない。もっともっと向上して欲しい。」 DF 酒井宏樹(マルセイユ/フランス) 遠藤航(浦和レッズ) 「酒井は日本人選手の中では、定期的に高いパフォーマンスを継続している。ここ最近調子も良い。遠藤は昨日のルヴァンカップで少し問題が出た。今検査をしている段階と聞いている。ただ、バックアップはすでに用意している。何が起きても問題はない」 DF 長友佑都(ガラタサライ/トルコ) 車屋紳太郎(川崎フロンターレ) 宇賀神友弥(浦和レッズ) 「次に左サイド。長友はクラブを変えたにも関わらず、定期的に試合に出場していて嬉しい。彼の存在は日本代表に必要不可欠だ。車屋と宇賀神の戦いは、これから始まる。合宿を多くこなしている訳ではないが、右サイドでもいけるのかというのも見極めなくてはいけない。どこまでついて行けるかをこれから見ていく」 DF 昌子源(鹿島アントラーズ) 植田直通(鹿島アントラーズ) 槙野智章(浦和レッズ) 森重真人(FC東京) 「それから真ん中。最初の3人(昌子、植田、槙野)はもっとできると思っている。そして、森重をなぜ呼んだか。まだ彼は準備できている段階ではない。すぐに使う訳でもない。ただ、彼がどのような状況になっているかを知りたい。励ますためにも呼んでいる。彼が以前のレベルに戻るかどうか。もちろん(吉田)麻也がいないということもある。彼の経験が我々にとってどこまで使えるかというのもある。ただ、まだまだトップパフォーマンスには程遠い。モチベーションを上げる努力をしていかなくてはいけない。早くレベルを戻してほしい」 MF 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ) 三竿健斗(鹿島アントラーズ) 山口蛍(セレッソ大阪) 「長谷部は真ん中もできれば後ろもできる。本会までにケガなくいってほしい。三竿は、良いパフォーマンスを続けている。(山口)蛍は、常に呼んでいる選手だが、守備だけで終わるのではなく攻撃のところでもっと野心を持ってほしい。代表では良いパフォーマンスを見せている。イラク戦では我々を助けてくれた選手の1人だ」 MF 大島僚太(川崎フロンターレ) 柴崎岳(ヘタフェ/スペイン) 森岡亮太(アンデルレヒト/ベルギー) 「大島は国内でも優秀な選手の1人。彼もよくケガをするが、我々もしっかりとコンタクトをとって、そこを脱して良い状況が続いていると思う。(柴崎)岳と森岡は、(香川)真司と清武が居ないこともあり、10番や8番のタイプとして期待している。柴崎は、クラブで毎回先発という訳ではないが、レベルが上がってきていると思う。森岡はすでに2、3回観ているが、フィジカル的なところやデュエルの部分でまだ伸びると思う。ゴール数やアシスト数はリーグでも断トツ。ただ、ゲームのアクションの中でまだまだ伸びる部分はあると思う」 FW 久保裕也(ヘント/ベルギー) 本田圭佑(パチューカ/メキシコ) 「久保もまだまだ私の満足いくパフォーマンスではない。それから(本田)圭佑は、このチャンスを是非とも掴んでほしい」 FW 原口元気(デュッセルドルフ/ドイツ) 宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ) 中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル) 「原口と宇佐美は、同じクラブでプレーしている。ここ直近の数試合で宇佐美は、しっかりと伸びている状況。ある時期はチームで干されるかもしれない状況だったが、今は出ている。原口も同じだ」 「それから長い間追跡している中島。本当にたくさん試合に出場していて、得点やアシストもしている。ドリブラーでここまで俊敏で爆発的なものを持っている選手は日本になかなかいない。前回のオリンピック代表の監督であったテグ(手倉森誠)さんともしっかりと話をして、オフェンス面で何かもたらせるのではないかという判断。ただ、守備面では代表で私が求めるレベルではない。様子を見たい」 FW 小林悠(川崎フロンターレ) 杉本健勇(セレッソ大阪) 大迫勇也(ケルン/ドイツ) 「最初の2人はここ最近で本当に伸びてきている。オフェンス面で日本で素晴らしい結果を出している。彼も自分たちのプレーの仕方を変えて伸びてきている。真ん中の選手として、アグレッシブに背後、そしてペナルティエリア内で存在感を出している。それから相手の最終ラインからの組み立てを最初に防ぐ仕事もしている。我々が観たここ数試合でも良いパフォーマンスだった。これを続けてくれと言いたい」 「大迫は、クラブで真ん中でなく、横や後ろでもプレーしているが、良くなってきている。代表ではクラブとは全く違うアクションをしてほしい。常に背負った状態でプレーするのではなく、ゴールに向いてプレーして欲しい。この3人は素晴らしいヘディングを持っている。W杯本大会でもこれが重要になってくる。もちろんFKを貰えればの話。守備でもしっかりと守らなくてはいけない。大事になってくる。W杯ではFKが決定的な状況を作ることもある」 ▽なお、日本代表は、3月のベルギー遠征で2試合の国際親善試合を予定。ロシアW杯に向けた選手見極めとチーム強化のため、マリ代表(23日/ベルギー)、ウクライナ代表(27日/同)と対戦する。 2018.03.15 19:50 Thu5
