【プレミア注目プレビュー】リバプールvsアーセナルの首位攻防戦! クリスマスを首位で迎えるのは…

2023.12.23 12:00 Sat
激戦必至の首位攻防戦は23日26:30にKO
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激戦必至の首位攻防戦は23日26:30にKO
プレミアリーグ第18節、リバプールvsアーセナルが、日本時間23日26:30にアンフィールドでキックオフされる。クリスマス首位を懸けた2023年のプレミアリーグ最後のビッグマッチだ。リバプール(勝ち点38)は前節、アンフィールドで行われたマンチェスター・ユナイテッド戦をゴールレスドローで終え、わずか1節で2位に転落となった。飛車角抜きの赤い悪魔を相手にシュート30本以上を記録する圧倒ぶりを見せたが、最後のところで粘る相手の堅守をこじ開けることができず。痛恨のドローとなった。

これで公式戦2戦未勝利となったレッズだが、ミッドウィークに行われたEFLカップ準々決勝では難敵ウェストハムに5-1の圧勝。主力と控えを織り交ぜたメンバー構成となったなか、MFソボスライのスーパーゴールを皮切りにMFカーティス・ジョーンズの2ゴール、FWガクポ、FWサラーと続いてユナイテッド戦の鬱憤を晴らすゴールラッシュとなった。この余裕の展開によって一部主力のプレータイムもコントロールし、公式戦3試合ぶりの白星とともに今回の大一番に向けて最高の調整となった。
一方、首位のアーセナル(勝ち点39)は前節、エミレーツでは相性が悪い難敵ブライトンと対戦し、2-0で完勝。リバプール同様にホームで相手を攻守に圧倒していたなか、FWガブリエウ・ジェズスの先制点、試合終盤のMFハヴァーツのダメ押しゴールによってゲーム内容をきっちり反映させる形での快勝となり、アストン・ビラ戦での敗戦をきっちり払しょくした。すでにEFLカップを敗退しており、中2日の相手に対して中5日と日程面で大きなアドバンテージを得たなかで首位攻防戦に臨む。

なお、昨シーズンの対戦はアーセナルが1勝1分けの戦績を残したが、リーグ戦でのアンフィールドでの対戦はリバプールが目下10戦無敗(7勝3分け)と圧倒的な強さを誇る。アーセナルにとっては2012年9月の勝利を最後に苦杯をなめ続けた鬼門となるが、先日に連敗を「12」でストップしたマンチェスター・シティ戦に続く、難敵撃破で悲願達成に向けた重要な勝ち点3を掴みたいところだ。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ツィミカス
MF:ソボスライ、遠藤航、カーティス・ジョーンズ
FW:サラー、ヌニェス、ルイス・ディアス

負傷者:DFロバートソン、マティプ、MFチアゴ、バイチェティッチ、マク・アリスター、FWジョタ、ドーク
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはロバートソン、マク・アリスター、ジョタが復帰に近づいているものの、今回の一戦での復帰は時期尚早だ。その一方で、ユナイテッド戦で負傷交代したグラフェンベルフは復帰可能だ。
スタメンに関しては前述の11人の起用が濃厚だが、左サイドバックにジョー・ゴメス、左インサイドハーフにグラフェンベルフやガクポが入るオプションも想定される。

◆アーセナル◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ラヤ
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ
MF:ウーデゴール、ライス、ハヴァーツ
FW:サカ、ガブリエウ・ジェズス、マルティネッリ

負傷者:DFティンバー、冨安健洋、MFファビオ・ヴィエイラ、トーマス、ジョルジーニョ、エルネニー
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者は冨安ら長期離脱組に加え、復帰間近のトーマス、軽傷を抱えるジョルジーニョ、エルネニーらの欠場が濃厚だ。

スタメンは現状のベストメンバーである前述の11人の起用が決定的だが、トロサール、キヴィオルらの抜擢もなくはない。

★注目選手
◆リバプール:MF遠藤航
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評価急上昇の日本代表MFが痺れる首位攻防戦に挑む。今夏、MFカイセド、MFラヴィアらの補強失敗によって次善策として世界屈指の名門に加入した元シュツットガルトMF。ブンデスリーガではその能力の高さを知られていたものの、プレミアリーグ初挑戦となる30歳MFに対するファン、識者の当初の反応は芳しくかった。また、シーズン序盤は初挑戦のリーグ、プレーシーズンの順応期間を経ることなく加入した新天地への順応に苦戦し、思うようなパフォーマンスを見せられなかった。

それでも、全試合に出場したヨーロッパリーグでのプレーをきっかけに徐々にクロップのスタイルに順応すると、プレミアリーグ初ゴールを記録したフルアム戦での活躍をきっかけにリーグ戦でもパフォーマンスを改善。攻撃面に関しては判断、精度、積極性の部分で課題を残すものの、これまで見受けられたイージーミスや不用意なロストは減っており、“中盤の経由点”としては申し分ない。守備では持ち味の狙いを持ったアグレッシブな潰しを遺憾なく発揮し、インターセプトやボールリカバリーといった守備的MFに求められる指標では高いレベルの数字を記録している。

直近のユナイテッド戦、ウェストハム戦で守備面においては好パフォーマンスを継続したなかで臨むアーセナル戦ではより流動性、精度の部分で優れる相手の攻撃に対して、守備的MFとしての真価が試される。また、攻撃面ではボールを握られる展開が想定されるなか、カウンターの起点として自慢の3トップへの効果的な配球も期待したい。

◆アーセナル:MFデクラン・ライス
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凄み増す万能MFが鬼門攻略の切り札。今夏、イギリス人史上最高額となる総額1億500万ポンドでアーセナル入りしたイングランド代表MF。加入当初こそ攻撃や繋ぎの部分で前所属ハマーズと大きくスタイルが異なる新天地への適応に苦戦した印象だが、現在はサカらと並んでチームのベストパフォーマーの一人として首位チームを牽引する。

とりわけ、ここ最近の試合では戦術への適応に加え、フィジカルコンディションを上げてきており、攻守両面で八面六臂の活躍。傑出したデュエルの強さ、推進力を遺憾なく発揮し、繋ぎやポジショニングの部分でも精度を増している。

さらに、17試合で3ゴールとキャリアハイとなった昨季の4ゴールにあと1点に迫る得点の部分では、ユナイテッド、ルートン戦での土壇場の決勝点、チェルシー戦での反撃の狼煙を上げるゴールと重要な局面での勝負強さが光っており、今回の首位攻防戦でも決定的な仕事を期待したい。

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前線の選手が多い?リバプールとチェルシー、両方でプレーした選手たち

例年より約1ヵ月遅れで開幕を迎えたプレミアリーグ。週末に行われる第2節では、いきなりチェルシーvsリバプールというビッグマッチが控えている。 今シーズンも優勝を争うであろう両チームだが、リバプールのエースであるエジプト代表FWモハメド・サラーは2014年冬にバーゼルからチェルシーに加入。チェルシーでは出場機会が限られ、フィオレンティーナ、ローマでの活躍を経てリバプールへと移籍した経緯を持つ。 また、チェルシーに所属するナイジェリア代表MFヴィクター・モーゼスも2013-14シーズンにレンタルでリバプールでプレーした経験を持っている。 他にも、サガン鳥栖にも在籍した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏を筆頭に、多くの名選手たちが二つのクラブでプレーしており、イギリス『DUGOUT』がそんな経歴を持つ選手10人を動画で特集している。 また、紹介されている選手以外にも、元イングランド代表FWダニエル・スタリッジらも両クラブでのプレー経験を持ち、全体的に見ると、前線の選手の割合が高いようだ。 <div id="cws_ad">◆リバプールとチェルシーでプレーした選手を映像でチェック<br /><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiI2WVJaQXNYVSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ◆リバプールとチェルシーでプレーした選手たち FWモハメド・サラー チェルシー(2014-2015)公式戦19試合2ゴール リバプール(2017-)公式戦154試合97ゴール 2012年夏に加入したバーゼルにおいて、チャンピオンズリーグでチェルシーから4試合で4得点を決めると、その後の2014年冬にチェルシーに引き抜かれた。チェルシーでは本領発揮とはいかなかったものの、イタリアでの活躍を経て、2017年にリバプールに加入すると、FWサディオ・マネ、FWロベルト・フィルミノと共に強力な3トップを形成。プレミアリーグ王者リバプールのエースとしてハイペースでゴールを量産している。 MFヴィクター・モーゼス リバプール(2013-2014)公式戦22試合2ゴール チェルシー(2012-)公式戦128試合18ゴール モーゼスは、2010年から所属したウィガンでブレイクし、2012年にチェルシーへステップアップ。しかし、選手層の厚いチェルシーでは充分な出場機会が得られずに、リバプールやストークなど多くのレンタル移籍を経験した。今季は昨季のレンタル先であるインテルからチェルシーに復帰しているが、その去就は不透明だ。 DFグレン・ジョンソン チェルシー(2003-2006)公式戦66試合4ゴール リバプール(2009-2015)公式戦200試合9ゴール ウェストハムの下部組織で育ったグレン・ジョンソンは、2003年にチェルシーへと移籍。しかし、チェルシーではパフォーマンスが安定せず、当時のジョゼ・モウリーニョ監督が連れてきた、DFパウロ・フェレイラにポジションを奪われた。2009年にリバプールへと完全移籍。DFアルバロ・アルベロアがレアル・マドリーへと移籍したために、右サイドのレギュラーポジションを確保していた。 FWフェルナンド・トーレス リバプール(2007-2011)公式戦142試合81ゴール チェルシー(2011-2014)公式戦172試合45ゴール 2007年にアトレティコ・マドリーからリバプールへ移籍。加入初シーズンから得点を量産し、一気にリバプールサポーターの心を掴み、爆発的な人気を誇った。しかし、2011年1月、ライバルクラブのチェルシーへ移籍すると、移籍後初ゴールまで実に903分を要するなど中々結果を残せなかった。それでも、2012年のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験するなど、多くのタイトルを獲得した。 FWニコラ・アネルカ リバプール(2001-2002)公式戦22試合5ゴール チェルシー(2008-2012)公式戦184試合59ゴール チェルシーでFWディディエ・ドログバと共に一時代を築いたアネルカは、パリ・サンジェルマン在籍時の2001-02シーズンにローンでリバプールに加入。FWマイケル・オーウェンやFWエミール・ヘスキーらと共にプレーした。 MFラウール・メイレレス リバプール(2010-2011)公式戦44試合5ゴール チェルシー(2011-2012)公式戦48試合6ゴール 2010年夏にポルトからリバプールに加入したメイレレスは、シーズン途中でケニー・ダルグリッシュ監督が就任して以降はチームのキーマンに。ファンが選ぶ年間最優秀選手にも選ばれたが、シーズン終了後に同胞のアンドレ・ビラス=ボアス監督が率いていたチェルシーに加入、FAカップとチャンピオンズリーグの2冠に貢献している。 MFジョー・コール チェルシー(2003-2010)公式戦274試合38ゴール リバプール(2010-2011)公式戦42試合5ゴール 2003年にロマン・アブラモヴィッチ体制1年目のチェルシーに完全移籍を果たすと、その翌年に指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督の下、右ウイングの主力としてチームのプレミアリーグ2連覇に貢献。伝統的に強さや速さが重視されるイギリスでは珍しい、ファンタジスタタイプの選手として人気を博した。その後、チェルシーでの契約を満了すると、2010年にリバプールに移籍。ここでも10番を背負ったが、ロイ・ホジソン監督の戦術に馴染めず、期待されたような活躍は出来なかった。そのため、2011年夏にレンタル移籍でリール入りし、リバプールに戻ることはなく2013年夏にウェストハムに復帰している。 MFヨッシ・ベナユン リバプール(2007-2010)公式戦134試合29ゴール チェルシー(2010-2011)公式戦24試合1ゴール 攻撃的MFや左右のウイングを主戦場に卓越したテクニックとパスセンス、高いシュートセンスを武器とする、イスラエル史上最高のアタッカーは、ウェストハム、リバプール、チェルシー、アーセナル、クインズ・パーク・レンジャーズ(QPR)とプレミアリーグクラブを渡り歩いた。なお、リバプール時代にはプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップの3つのコンペティションでハットトリックを記録しており、これはマンチェスター・シティFWセルヒオ・アグエロ、トッテナムFWハリー・ケインの2人しか達成していない偉大な記録だ。 MFボーデヴィン・ゼンデン チェルシー(2001-2003)公式戦59試合4ゴール リバプール(2005-2007)公式戦47試合2ゴール 母国オランダのPSV出身のゼンデン氏は、バルセロナを経て2001年にチェルシーへと加入。スピードのあるサイドアタッカーとして活躍を見せた。その後はミドルズブラを経てリバプールに加入するなど、キャリアの多くをイングランドで過ごした。 MFナイジェル・スパックマン チェルシー(1983-1987、1992-96)公式戦208試合12ゴール リバプール(1987-1989)公式戦63試合0ゴール ボーンマスでプロデビューを飾ったスパックマン氏は、1983年にチェルシーへ移籍。豊富な運動量を武器に、主力として活躍した。1987年にリバプールに移籍した後、QPR、レンジャーズを経て、1992年にチェルシーに復帰。プレミアリーグでも活躍を見せた。 DFジョーイ・ジョーンズ リバプール(1975-1978)公式戦100試合3ゴール チェルシー(1982-1985)公式戦78試合2ゴール ウェールズのレクサムでデビューを飾ったジョーンズ氏は、1975年にリバプールに移籍。左サイドバックとして、1977年のチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)制覇など、クラブの黄金期を支えた。その後、レクサム復帰を経て加入したチェルシーでも活躍を見せた。 2020.09.19 17:00 Sat

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