【CLプレビュー】“5-5-0”で衝撃与えたシメオネ、逆転突破に向け秘策はあるか?《アトレティコvsマンチェスター・シティ》
2022.04.13 17:00 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、アトレティコ・マドリーvsマンチェスター・シティが、日本時間13日28:00にエスタディオ・メトロポリターノでキックオフされる。先勝のプレミア王者優位も、ラ・リーガ王者の意地も期待される4強懸けた運命の第2ラウンドだ。先週にシティ・オブ・マンチェスターで行われた1stレグでは、前半途中に[5-5-0]という超守備的布陣に切り替えたアウェイチームの堅守を前にホームチームが苦戦を強いられる状況が続いた。それでも、後半半ばに途中投入のMFフォーデンの絶妙なアシストからMFデ・ブライネに決勝点が生まれたシティが、1-0の僅差で先勝に成功した。
戦前の予想を上回る守備的なスタイルで相手を苦しめたものの、最終的な公式スタッツではシュート0本に終わった戦い方が物議を醸したアトレティコ。その守備全振りの戦いが影響したか、直近のラ・リーガでは降格圏に沈むマジョルカ相手に枠内シュート1本に封じ込められ、リーグ連勝が「6」でストップする、屈辱の公式戦2試合連続のウノセロでの敗戦となった。これにより、ベティス、レアル・ソシエダとの勝ち点差が3ポイント位内に縮まり、トップ4フィニッシュに暗雲が垂れこめている。
ただ、闘将シメオネ率いるロヒブランコスは逆境でこそ真の力を発揮するチームだけに、今回の大一番では初戦とは異なるポジティブな衝撃を世界に与え、難敵相手の逆転突破といきたいところだ。
一方、さすがの個のクオリティで堅守攻略を果たしたシティ。さらに、先週末に行われた全世界注目のリバプールとのプレミアリーグ首位攻防戦では2度のリードを守り切れなかったものの、10連勝中の2位チームの進撃をストップする2-2のドローで、首位キープに成功した。
◆アトレティコ・マドリー◆
【3-5-2】
▽予想スタメン

GK:オブラク
DF:サビッチ、フェリペ、ヘイニウド
MF:マルコス・ジョレンテ、デ・パウル、コケ、コンドグビア、カラスコ
FW:グリーズマン、フェリックス
負傷者:DFヒメネス、MFエクトル・エレーラ
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし
出場停止者はいない。逆に、3試合停止のカラスコが復帰する。負傷者に関しては1stレグ同様にヒメネス、エクトル・エレーラが欠場する見込みだ。
スタメンに関しては、直近のマジョルカ戦の思わぬ苦戦によって用兵に狂いが生じたこともあり、今回のスタメンは非常に読みにくい状況。だが、1stレグからレナン・ロージ、ヴルサリコに代えてマルコス・ジョレンテ、カラスコをウイングバックに置く以外、同じメンバーの継続を予想。ただ、レマルやクーニャ、アンヘル・コレアらがスタートからプレーする可能性も十分にある。
システムに関しては1点差という状況もあり、スタートから攻撃的なスタイルで戦う可能性は低そうだが、[4-4-2]や[3-4-2-1]などのマイナーチェンジを施すかもしれない。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ストーンズ、ラポルテ、カンセロ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ベルナルド・シウバ
FW:マフレズ、フォーデン、グリーリッシュ
負傷者:MFパーマー
コロナ陽性者:なし
出場停止者:FWガブリエウ・ジェズス(1/1)
ウォーカーが3試合の停止から復帰する一方、ガブリエウ・ジェズスが累積警告で欠場となる。負傷者に関してはチームトレーニングに復帰したルベン・ディアスが遠征メンバー入りしたため、パーマーを除く全選手が起用可能だ。
スタメンに関しては直近のプレミアリーグ首位攻防戦の消耗度、週末のリバプールとの再戦を考慮し、数人の入れ替えが見込まれる。前述の11人を予想したが、カンセロやグリーリッシュに代えて、アケやギュンドアン、スターリングを起用する可能性もある。
★注目選手
◆アトレティコ・マドリー:MFヤニック・カラスコ

3試合の禊を終え、逆転の切り札となれるか。今シーズンもロヒブランコスの切り込み隊長として、個人で局面を打開するプレーでチームの攻撃を牽引する28歳のベルギー代表MF。しかし、CLの舞台では6試合の出場で0ゴール0アシストと期待された数字を残せていないばかりか、グループステージ最終節のポルト戦では最終的に相手に退場者が出たものの、あわやチームを敗退に追い込む暴力行為での一発退場で3試合のサスペンションを科されていた。
自身の不在期間にチームはマンチェスター・ユナイテッドを撃破し、シティとの1stレグにおいても、一部で批判を浴びながらもホームでの2ndレグに向け、逆転突破の可能性を残すしぶとい戦いを見せた。そのため、ここまで奮闘を見せてきたチームに報いるためには今回の大一番での活躍が求められるところだ。
アトレティコのゲームプランによって先発、途中投入を含め起用法が定まらないところだが、最大の持ち味である突破力を武器に、フェリックスやグリーズマンらその他のアタッカー陣と共にシティの守備陣攻略を図りたい。
◆マンチェスター・シティ:DFカイル・ウォーカー

3試合の禊を終え、逃げ切りに貢献できるか。ウォーカーもカラスコ同様に、グループステージ最終節のRBライプツィヒ戦で相手選手の足を故意に蹴る暴力行為によって3試合のサスペンションを科された。とりわけ、この試合がすでに首位通過を決めていた消化試合だっただけに、31歳のベテランDFの愚行に対して、指揮官グアルディオラは試合後、その数週間後にも「いまだにとても怒っている」と繰り返し苦言。
その不在の間にチームはスポルティング・リスボンを撃破し、アトレティコ相手にも先勝したが、スポルティングとの2ndレグではその他のディフェンス陣の離脱によって本職センターバックの若手DFイーガン=ライリーのスクランブル起用を余儀なくされるなど、厳しいやり繰りを強いられていた。
とはいえ、スペイン人指揮官からの信頼は絶大で、ウォーカー自身も先日のマンチェスター・ダービーや直近のリバプール戦というビッグマッチでは攻守に抜群の存在感を放ち、ピッチ上のパフォーマンスで失態を払しょくしている。
そして、満を持して戻ってくるCLの舞台では初戦に比べ、間違いなく攻勢を強めてくるであろう、ホームチームのアタッカー陣を最後の砦として抑え込み、ベスト4進出へ導く仕事が期待される。
戦前の予想を上回る守備的なスタイルで相手を苦しめたものの、最終的な公式スタッツではシュート0本に終わった戦い方が物議を醸したアトレティコ。その守備全振りの戦いが影響したか、直近のラ・リーガでは降格圏に沈むマジョルカ相手に枠内シュート1本に封じ込められ、リーグ連勝が「6」でストップする、屈辱の公式戦2試合連続のウノセロでの敗戦となった。これにより、ベティス、レアル・ソシエダとの勝ち点差が3ポイント位内に縮まり、トップ4フィニッシュに暗雲が垂れこめている。
一方、さすがの個のクオリティで堅守攻略を果たしたシティ。さらに、先週末に行われた全世界注目のリバプールとのプレミアリーグ首位攻防戦では2度のリードを守り切れなかったものの、10連勝中の2位チームの進撃をストップする2-2のドローで、首位キープに成功した。
そのハイインテンシティの戦いの反動や、週末のFAカップ準決勝でクロップ率いるチームとの再戦を控える日程面でのディスアドバンテージは懸念材料となるが、良いメンタル状態で敵地へ乗り込めるはずだ。
◆アトレティコ・マドリー◆
【3-5-2】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:オブラク
DF:サビッチ、フェリペ、ヘイニウド
MF:マルコス・ジョレンテ、デ・パウル、コケ、コンドグビア、カラスコ
FW:グリーズマン、フェリックス
負傷者:DFヒメネス、MFエクトル・エレーラ
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし
出場停止者はいない。逆に、3試合停止のカラスコが復帰する。負傷者に関しては1stレグ同様にヒメネス、エクトル・エレーラが欠場する見込みだ。
スタメンに関しては、直近のマジョルカ戦の思わぬ苦戦によって用兵に狂いが生じたこともあり、今回のスタメンは非常に読みにくい状況。だが、1stレグからレナン・ロージ、ヴルサリコに代えてマルコス・ジョレンテ、カラスコをウイングバックに置く以外、同じメンバーの継続を予想。ただ、レマルやクーニャ、アンヘル・コレアらがスタートからプレーする可能性も十分にある。
システムに関しては1点差という状況もあり、スタートから攻撃的なスタイルで戦う可能性は低そうだが、[4-4-2]や[3-4-2-1]などのマイナーチェンジを施すかもしれない。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ストーンズ、ラポルテ、カンセロ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ベルナルド・シウバ
FW:マフレズ、フォーデン、グリーリッシュ
負傷者:MFパーマー
コロナ陽性者:なし
出場停止者:FWガブリエウ・ジェズス(1/1)
ウォーカーが3試合の停止から復帰する一方、ガブリエウ・ジェズスが累積警告で欠場となる。負傷者に関してはチームトレーニングに復帰したルベン・ディアスが遠征メンバー入りしたため、パーマーを除く全選手が起用可能だ。
スタメンに関しては直近のプレミアリーグ首位攻防戦の消耗度、週末のリバプールとの再戦を考慮し、数人の入れ替えが見込まれる。前述の11人を予想したが、カンセロやグリーリッシュに代えて、アケやギュンドアン、スターリングを起用する可能性もある。
★注目選手
◆アトレティコ・マドリー:MFヤニック・カラスコ

Getty Images
3試合の禊を終え、逆転の切り札となれるか。今シーズンもロヒブランコスの切り込み隊長として、個人で局面を打開するプレーでチームの攻撃を牽引する28歳のベルギー代表MF。しかし、CLの舞台では6試合の出場で0ゴール0アシストと期待された数字を残せていないばかりか、グループステージ最終節のポルト戦では最終的に相手に退場者が出たものの、あわやチームを敗退に追い込む暴力行為での一発退場で3試合のサスペンションを科されていた。
自身の不在期間にチームはマンチェスター・ユナイテッドを撃破し、シティとの1stレグにおいても、一部で批判を浴びながらもホームでの2ndレグに向け、逆転突破の可能性を残すしぶとい戦いを見せた。そのため、ここまで奮闘を見せてきたチームに報いるためには今回の大一番での活躍が求められるところだ。
アトレティコのゲームプランによって先発、途中投入を含め起用法が定まらないところだが、最大の持ち味である突破力を武器に、フェリックスやグリーズマンらその他のアタッカー陣と共にシティの守備陣攻略を図りたい。
◆マンチェスター・シティ:DFカイル・ウォーカー

Getty Images
3試合の禊を終え、逃げ切りに貢献できるか。ウォーカーもカラスコ同様に、グループステージ最終節のRBライプツィヒ戦で相手選手の足を故意に蹴る暴力行為によって3試合のサスペンションを科された。とりわけ、この試合がすでに首位通過を決めていた消化試合だっただけに、31歳のベテランDFの愚行に対して、指揮官グアルディオラは試合後、その数週間後にも「いまだにとても怒っている」と繰り返し苦言。
その不在の間にチームはスポルティング・リスボンを撃破し、アトレティコ相手にも先勝したが、スポルティングとの2ndレグではその他のディフェンス陣の離脱によって本職センターバックの若手DFイーガン=ライリーのスクランブル起用を余儀なくされるなど、厳しいやり繰りを強いられていた。
とはいえ、スペイン人指揮官からの信頼は絶大で、ウォーカー自身も先日のマンチェスター・ダービーや直近のリバプール戦というビッグマッチでは攻守に抜群の存在感を放ち、ピッチ上のパフォーマンスで失態を払しょくしている。
そして、満を持して戻ってくるCLの舞台では初戦に比べ、間違いなく攻勢を強めてくるであろう、ホームチームのアタッカー陣を最後の砦として抑え込み、ベスト4進出へ導く仕事が期待される。
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