【エル・クラシコ プレビュー】象徴2人がパリへ旅立った中、新時代告げる伝統の一戦!
2021.10.24 12:00 Sun
ラ・リーガ第10節、バルセロナとレアル・マドリーによるエル・クラシコが、日本時間24日23:15にカンプ・ノウでキックオフされる。メッシとセルヒオ・ラモスというクラブの象徴がパリへ旅立った中、初めて迎える新時代を告げるクラシコだ。メッシの電撃退団に深刻な財政難の影響もあり、厳しい序盤戦を過ごすバルセロナ。リーグ開幕からの8試合では4勝3分け1敗と、1試合消化が多い首位のレアル・ソシエダと、5ポイント差の7位(勝ち点15)に甘んじている。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)では優勝候補バイエルンは致し方なしも、ベンフィカにも惨敗しクラブ史上初の連敗スタートという屈辱も味わった。
就任2年目のクーマン采配の限界も指摘されているが、多数の負傷者や補強失敗の影響により、昨季のMFペドリに続きMFガビ、DFバルデ、MFニコ・ゴンサレス、MFデミルと10代の若手の台頭は、クラブにとって心の拠り所となっている。ここにFWアグエロやFWデンベレといった実績のある復帰組がうまく噛み合えば、ここからの巻き返しは十分に可能だ。前節のバレンシア戦、直近のCLディナモ・キエフ戦では盤石の勝利とはいかずも、今季初の公式戦連勝を飾っており、良い形で迎える今回の大一番を制し、浮上のキッカケを手にしたい。
一方、昨季11年ぶりのシーズン無冠に終わったマドリーは、エバートン前指揮官のアンチェロッティを6年ぶりに復帰させ、捲土重来を期すシーズンに臨む。エースFWベンゼマ、本格覚醒のFWヴィニシウスを擁する絶好調の攻撃陣の活躍によって、ここまでは5勝2分け1敗の2位(勝ち点17)に付けているが、前々節にエスパニョールに新体制初黒星を喫するなど、直近2戦未勝利と失速傾向だ。
また、CL第2節ではモルドバ勢のシェリフを相手にサンティアゴ・ベルナベウで敗れる屈辱も味わい、セルヒオ・ラモスとDFヴァランを失った守備陣、FWベイル、FWアザールの“予想通り”の戦線離脱によって手薄な攻撃陣と、停滞した今夏の移籍市場のツケを払い始めている。
なお、今回で247試合目となるクラシコの通算対戦成績は、マドリーの98勝52分け96敗。昨シーズンの対戦ではマドリーが2007-08シーズン以来となるシーズンダブルを達成するなど、直近4戦負けなしだ。ちなみに、エバートンの元指揮官という共通点を持つ両指揮官は、クーマン監督がアヤックス、アンチェロッティ監督がミランを率いた時代に通算4度対戦。イタリア人指揮官が3勝1分けと貫録を見せている。
◆バルセロナ◆
【4-3-3】
▽バルセロナ予想スタメン

GK:テア・シュテーゲン
DF:ミンゲサ、エリック・ガルシア、ピケ、ジョルディ・アルバ
MF:フレンキー・デ・ヨング、ブスケッツ、ガビ
FW:デスト、デパイ、アンス・ファティ
負傷者:DFアラウホ、MFペドリ、FWブラースヴァイト、デンベレ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはブラースヴァイト、デンベレに加え、ペドリとアラウホが間に合わず。一方で、ディナモ・キエフ戦で軽傷を負ったジョルディ・アルバは無事メンバーリスト入りした。
今季ここまで複数のシステムを使い分けているクーマン監督だが、いずれのオプションもあまり機能しておらず、通常の[4-3-3]の採用が濃厚だ。
スタメンに関しては前述の11人を予想するが、両サイドバックは変更の可能性も十分にある。右サイドバックにより経験のあるセルジ・ロベルトが入り、アルバのコンディション次第ではデストやミンゲサ、バルデが代役を担う。高さがない相手の最終ラインを意識し、ルーク・デ・ヨングの抜擢も考えられるが、さすがにスタートからの可能性は低い。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽レアル・マドリー予想スタメン

GK:クルトワ
DF:ルーカス・バスケス、ミリトン、アラバ、メンディ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:ロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウス
負傷者:MFセバージョス、イスコ、FWベイル、ヨビッチ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはベイル、ヨビッチ、イスコのアタッカー3選手が欠場となるが、負傷明けのカルバハルとアザールが遠征メンバー入りを果たしている。
スタメンは5-0で圧勝したシャフタール戦と全く同じメンバーを予想するが、両サイドバックのいずれかに守備的なDFナチョを置き、中盤にMFバルベルデ、MFカマヴィンガの若手を抜擢する可能性も十分にあるはずだ。負傷明けのカルバハルとアザールに関してはベンチスタートが濃厚か。
★注目選手
◆バルセロナ:FWアンス・ファティ

バルセロナの注目プレーヤーは新10番として初の大舞台に臨むラ・マシアの至宝。2019年8月のベティス戦で、16歳298日というクラブ史上2番目の若さでトップチームデビューを飾った新鋭は、翌節のオサスナ戦で16歳304日でのクラブ史上最年少ゴールを記録するなど、クラブの様々な年少記録を塗り替えてきた。
その後、2020年9月にトップチームへ正式に昇格したものの、昨季序盤に負った半月板損傷の大ケガで長期離脱を強いられていた。それでも、先月26日に行われたラ・リーガ第7節のレバンテ戦で322日ぶりに公式戦復帰を果たすと、その一戦で早速ゴールを奪取。さらに、前節のバレンシア戦では見事なゴラッソにPK奪取とその背番号に相応しい見事な活躍を見せた。
そして、クラシコ直前の21日にはクラブとの2027年までの新契約にサインし、自身の将来がカンプ・ノウにあることを明確に示した18歳は、苦しい序盤戦を過ごすチームが浮上のキッカケを掴む上で重要な宿敵との一戦において、かつての背番号10のようにチームを勝利に導く活躍が期待される。
◆レアル・マドリー:FWカリム・ベンゼマ

マドリーの注目プレーヤーは今季も絶好調のエースストライカー。直近3試合連続でリーグ戦20ゴール以上を挙げ、マドリディスタにクリスティアーノ・ロナウドの存在を忘れさせる抜群の存在感を放つベンゼマ。さらに、今シーズンは開幕8試合で9ゴール7アシスト。今年12月に34歳のバースデーを迎える中、キャリアハイを更新する勢いを見せている。
昨シーズンは前線での起点づくりにチャンスメーク、フィニッシュとアタッキングサードでのすべての仕事にフルパワーを注いでいたが、今季はヴィニシウスの急成長など周囲のレベルアップによって局面に応じてフィニッシュ、チャンスメークと各仕事にパワーを注いでおり、プレー全体に余裕が見受けられる。そういった中、昨季同様に試合の行方を左右する重要な場面での決定的な仕事が印象的だ。
今回のクラシコでは相手の新10番であるファティやガビ、デパイ、アグエロ、ヴィニシウスやカマヴィンガ、アラバと次代を担う若手や新戦力に注目が集まるが、マドリーの絶対的なエースとして主役の座は譲れない。
就任2年目のクーマン采配の限界も指摘されているが、多数の負傷者や補強失敗の影響により、昨季のMFペドリに続きMFガビ、DFバルデ、MFニコ・ゴンサレス、MFデミルと10代の若手の台頭は、クラブにとって心の拠り所となっている。ここにFWアグエロやFWデンベレといった実績のある復帰組がうまく噛み合えば、ここからの巻き返しは十分に可能だ。前節のバレンシア戦、直近のCLディナモ・キエフ戦では盤石の勝利とはいかずも、今季初の公式戦連勝を飾っており、良い形で迎える今回の大一番を制し、浮上のキッカケを手にしたい。
また、CL第2節ではモルドバ勢のシェリフを相手にサンティアゴ・ベルナベウで敗れる屈辱も味わい、セルヒオ・ラモスとDFヴァランを失った守備陣、FWベイル、FWアザールの“予想通り”の戦線離脱によって手薄な攻撃陣と、停滞した今夏の移籍市場のツケを払い始めている。
それでも、アンチェロッティの優れた手腕もあり、バルセロナに比べてパフォーマンスレベルがある程度安定しているチームは、直近のCLでは昨季ダブルを喫した因縁の相手であるシャフタールに5-0の完勝を飾り、公式戦4試合ぶりの白星を奪取。良い状態で敵地に乗り込むことになった。
なお、今回で247試合目となるクラシコの通算対戦成績は、マドリーの98勝52分け96敗。昨シーズンの対戦ではマドリーが2007-08シーズン以来となるシーズンダブルを達成するなど、直近4戦負けなしだ。ちなみに、エバートンの元指揮官という共通点を持つ両指揮官は、クーマン監督がアヤックス、アンチェロッティ監督がミランを率いた時代に通算4度対戦。イタリア人指揮官が3勝1分けと貫録を見せている。
◆バルセロナ◆
【4-3-3】
▽バルセロナ予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:テア・シュテーゲン
DF:ミンゲサ、エリック・ガルシア、ピケ、ジョルディ・アルバ
MF:フレンキー・デ・ヨング、ブスケッツ、ガビ
FW:デスト、デパイ、アンス・ファティ
負傷者:DFアラウホ、MFペドリ、FWブラースヴァイト、デンベレ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはブラースヴァイト、デンベレに加え、ペドリとアラウホが間に合わず。一方で、ディナモ・キエフ戦で軽傷を負ったジョルディ・アルバは無事メンバーリスト入りした。
今季ここまで複数のシステムを使い分けているクーマン監督だが、いずれのオプションもあまり機能しておらず、通常の[4-3-3]の採用が濃厚だ。
スタメンに関しては前述の11人を予想するが、両サイドバックは変更の可能性も十分にある。右サイドバックにより経験のあるセルジ・ロベルトが入り、アルバのコンディション次第ではデストやミンゲサ、バルデが代役を担う。高さがない相手の最終ラインを意識し、ルーク・デ・ヨングの抜擢も考えられるが、さすがにスタートからの可能性は低い。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽レアル・マドリー予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:クルトワ
DF:ルーカス・バスケス、ミリトン、アラバ、メンディ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:ロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウス
負傷者:MFセバージョス、イスコ、FWベイル、ヨビッチ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはベイル、ヨビッチ、イスコのアタッカー3選手が欠場となるが、負傷明けのカルバハルとアザールが遠征メンバー入りを果たしている。
スタメンは5-0で圧勝したシャフタール戦と全く同じメンバーを予想するが、両サイドバックのいずれかに守備的なDFナチョを置き、中盤にMFバルベルデ、MFカマヴィンガの若手を抜擢する可能性も十分にあるはずだ。負傷明けのカルバハルとアザールに関してはベンチスタートが濃厚か。
★注目選手
◆バルセロナ:FWアンス・ファティ

Getty Images
バルセロナの注目プレーヤーは新10番として初の大舞台に臨むラ・マシアの至宝。2019年8月のベティス戦で、16歳298日というクラブ史上2番目の若さでトップチームデビューを飾った新鋭は、翌節のオサスナ戦で16歳304日でのクラブ史上最年少ゴールを記録するなど、クラブの様々な年少記録を塗り替えてきた。
その後、2020年9月にトップチームへ正式に昇格したものの、昨季序盤に負った半月板損傷の大ケガで長期離脱を強いられていた。それでも、先月26日に行われたラ・リーガ第7節のレバンテ戦で322日ぶりに公式戦復帰を果たすと、その一戦で早速ゴールを奪取。さらに、前節のバレンシア戦では見事なゴラッソにPK奪取とその背番号に相応しい見事な活躍を見せた。
そして、クラシコ直前の21日にはクラブとの2027年までの新契約にサインし、自身の将来がカンプ・ノウにあることを明確に示した18歳は、苦しい序盤戦を過ごすチームが浮上のキッカケを掴む上で重要な宿敵との一戦において、かつての背番号10のようにチームを勝利に導く活躍が期待される。
◆レアル・マドリー:FWカリム・ベンゼマ

Getty Images
マドリーの注目プレーヤーは今季も絶好調のエースストライカー。直近3試合連続でリーグ戦20ゴール以上を挙げ、マドリディスタにクリスティアーノ・ロナウドの存在を忘れさせる抜群の存在感を放つベンゼマ。さらに、今シーズンは開幕8試合で9ゴール7アシスト。今年12月に34歳のバースデーを迎える中、キャリアハイを更新する勢いを見せている。
昨シーズンは前線での起点づくりにチャンスメーク、フィニッシュとアタッキングサードでのすべての仕事にフルパワーを注いでいたが、今季はヴィニシウスの急成長など周囲のレベルアップによって局面に応じてフィニッシュ、チャンスメークと各仕事にパワーを注いでおり、プレー全体に余裕が見受けられる。そういった中、昨季同様に試合の行方を左右する重要な場面での決定的な仕事が印象的だ。
今回のクラシコでは相手の新10番であるファティやガビ、デパイ、アグエロ、ヴィニシウスやカマヴィンガ、アラバと次代を担う若手や新戦力に注目が集まるが、マドリーの絶対的なエースとして主役の座は譲れない。
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