ダービー延期のリバプールとエバートン、チャリティ活動を通して街の結束を示す
2020.03.18 15:40 Wed
マージーサイドの両クラブが、ダービー延期とプレミアリーグ中断の煽りを受ける地元コミュニティへのサポートを示した。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、4月3日までの全試合の延期が決定しているプレミアリーグ。その影響で、23日に行われる予定だったエバートンvsリバプールの“マージーサイド・ダービー”も当然延期となった。
労働階級の街として知られるリバプールは、イギリス国内でも貧困層が多いと言われている地域。そのためチャリティ活動が盛んに行われている地域でもあり、とりわけ試合日のスタジアムにおける募金活動など、サッカーを通したチャリティが盛んである。
しかし、プレミアリーグ中断を受けて、コミュニティ全体が経済的な打撃を受ける中、これらのチャリティ活動への損失を少しでも抑えるため、リバプールとエバートンの両クラブがそれぞれ慈善団体に向けて支援を行った。
今回ホームでダービーが開催される予定だったエバートンは、公式ケータリングパートナーである「Sodexo」がダービー当日に向けて仕入れていた635キロの果物や野菜などを、ノース・リバプール・フードバンク(NLF)に寄付。これは月曜日に運ばれ、牛乳136リットルと65リットルのクリーム、360個の卵も含まれている。
また、リバプールはファーストチーム、LFC財団、レッドネイバーズ(リバプール市の課題解決プロジェクト)、クラブスタッフが一同に介してNLFを支援。ホームゲーム1試合あたり1万ポンド(約130万円)、残りのホームゲームが4試合のため、合計4万ポンド(約520万円)を寄付することに決定したとのことだ。加えて、サポーターがNLFに直接寄付できるよう、オンライン募金ページも用意している。
また、LFC財団のディレクターであるマット・パリッシュ氏は「プレミアリーグの試合、特に“マージーサイド・ダービー”が延期となることは、NLFへの寄付が不足する可能性があることを意味します。クラブとして、この困難な時期に地域社会での重要な仕事をさらに支援することが不可欠です」と語り、クラブを代表して地元支援を行うことの大切さを語った。
NLFは、リバプールの地域コミュニティが食糧を支援する必要性があるということで2012年設立されたフードバンク。チャリティ団体トラッセル・トラストが運営するフードバンクの1つで配送センターは11あり、年間7000人へ食料を提供している。また、リバプールとエバートンの試合開催日には各スタジアムでファンによる食料や募金が集められている。
クラブ、ファンを含め、普段は何かといがみ合いがちな両チーム。しかし、地元コミュニティのために団結を見せるところは、まさに好敵手であると言えるだろう。
労働階級の街として知られるリバプールは、イギリス国内でも貧困層が多いと言われている地域。そのためチャリティ活動が盛んに行われている地域でもあり、とりわけ試合日のスタジアムにおける募金活動など、サッカーを通したチャリティが盛んである。
しかし、プレミアリーグ中断を受けて、コミュニティ全体が経済的な打撃を受ける中、これらのチャリティ活動への損失を少しでも抑えるため、リバプールとエバートンの両クラブがそれぞれ慈善団体に向けて支援を行った。
また、リバプールはファーストチーム、LFC財団、レッドネイバーズ(リバプール市の課題解決プロジェクト)、クラブスタッフが一同に介してNLFを支援。ホームゲーム1試合あたり1万ポンド(約130万円)、残りのホームゲームが4試合のため、合計4万ポンド(約520万円)を寄付することに決定したとのことだ。加えて、サポーターがNLFに直接寄付できるよう、オンライン募金ページも用意している。
「Sodexo」のサービスディレクターであるジョー・ウェザリル氏は「誰にとっても不確かで困難な時期であり、この唯一無二の状況において、我々は最も必要とする人々の一部に食料を提供することができました」とコメント。「この寄付により、延期となる試合から何かポジティブなものが生まれ、コミュニティのメンバーのライフラインとして機能するために重要な慈善団体に、貴重なサポートが提供できることを願っています」と地元への還元ができることを喜んだ。
また、LFC財団のディレクターであるマット・パリッシュ氏は「プレミアリーグの試合、特に“マージーサイド・ダービー”が延期となることは、NLFへの寄付が不足する可能性があることを意味します。クラブとして、この困難な時期に地域社会での重要な仕事をさらに支援することが不可欠です」と語り、クラブを代表して地元支援を行うことの大切さを語った。
NLFは、リバプールの地域コミュニティが食糧を支援する必要性があるということで2012年設立されたフードバンク。チャリティ団体トラッセル・トラストが運営するフードバンクの1つで配送センターは11あり、年間7000人へ食料を提供している。また、リバプールとエバートンの試合開催日には各スタジアムでファンによる食料や募金が集められている。
クラブ、ファンを含め、普段は何かといがみ合いがちな両チーム。しかし、地元コミュニティのために団結を見せるところは、まさに好敵手であると言えるだろう。
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リバプールのアルネ・スロット監督がイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの負傷状況について明かした。クラブ公式サイトが伝えた。 9日、プレミアリーグ第11節でリバプールはホームでアストン・ビラと対戦した。日本代表MF遠藤航は87分からの途中出場となった。 プレミアリーグで首位を走るリバプール。チャンピオンズリーグを含めて結果を残している難敵を迎えた中、20分にダルウィン・ヌニェスのゴールで先制。そのまま試合は進むと、84分にモハメド・サラーもゴールを奪い、2-0で勝利を収めた。 首位をキープしたリバプールだったが、25分にアレクサンダー=アーノルドがコナー・ブラッドリーと交代。プレー続行不可能となった。 試合後、スロット監督はアレクサンダー=アーノルドの状態について説明。詳細はわからないが、しばらくプレーできない可能性を示唆した。 「どれほど深刻であるかは言いにくいが、前半に選手が交代するということは常に深刻ということだ」 「私が彼を嫌ったからではなく、彼自身が交代を望んだからだ」 「彼は疲れていたから交代を望んだのではなく、何かを感じたから交代を求めた」 「まず第一にそれは良い兆候ではない。試合が終わった直後に正確に何かを言うのはいつも難しい。様子を見よう」 「今週、彼がイングランド代表でプレーするのを見ることができたら驚きだが、彼がそうなることを望んでいる」 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> 2024.11.10 22:40 Sun3
サラーが2ゴールに絡んだ首位リバプールがアストン・ビラに快勝! 遠藤航もクローザー役を完遂【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第11節、リバプールvsアストン・ビラが9日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが2-0で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航は87分から途中出場した。 前節、ブライトンとのアウェイゲームを2-1の逆転で制し、わずか1節で首位に返り咲いたリバプール。続くチャンピオンズリーグではブンデスリーガ王者のレバークーゼン相手にセンターフォワード起用のルイス・ディアスのハットトリックの活躍などで4-0の圧勝。CL唯一の開幕4連勝を達成した。その絶好調のホームチームはこの上位対決で先発2人を変更。ツィミカスとガクポに代えてロバートソン、ヌニェスを起用した。 6位のアストン・ビラは前節、トッテナムとのアウェイゲームに1-4の逆転負け。さらに、リバプール同様に開幕3連勝で首位に立っていたCLではクラブ・ブルージュ相手に、ミングスが信じがたい凡ミスで与えたPKによる失点が響いて0-1の敗戦。今季CL初黒星とともに公式戦3連敗。シーズン序盤の正念場を迎える。エメリ監督は首位相手に連敗ストップを狙ったビラでの公式戦100試合目のメモリアルゲームで先発4人を変更。ミングス、マートセン、マッギン、カマラに代えてパウ・トーレス、ディーニュ、オナナ、ラムジーを起用した。 立ち上がりからフルスロットルのホームチームが主導権を握ると、開始5分にはボックス右で仕掛けたサラーがカットインからファーストシュートを記録。安定したボール保持に素早い切り替えでアウェイチームを圧倒していく。 ただ、10分を過ぎた辺りから相手の圧力に順応し始めたアストン・ビラは、ワトキンスやラムジーのキープ力や個での打開力を活かしてフィニッシュのシーンを作り出した。 ここからより拮抗した展開も予想されたが、ホームチーム十八番のロングカウンターによってスコアが動く。 20分、アストン・ビラの左CKを撥ね返したリバプールはファン・ダイクのフィードに反応したサラーが快足を飛ばして一気にボックス付近まで運ぶと、ベイリーに後ろから押し倒される。決定機阻止での退場かに思われたが、プレーを止めずにこぼれ球を回収したヌニェスがゴール右に持ち込んで右足シュートを突き刺し、先制点に繋げた。なお、ゴールが決まったことでベイリーはお咎めなしとなり、アストン・ビラは数的不利を回避した。 この直後には筋肉系のトラブルか、アレクサンダー=アーノルドがプレー続行不可能となり、ブラッドリーのスクランブル投入を余儀なくされたリバプール。だが、動揺することなくゲームをコントロールすると、32分には再びロングカウンターからサラーのラストパスに抜け出したヌニェスに2点目のチャンスが訪れるが、ここはシュートを枠に飛ばせず。 何とか2失点目を回避したアストン・ビラは直後に得意のセットプレーから続けて決定機。いずれもニアで競り勝つ形からオナナ、ジエゴ・カルロスがヘディングシュートを枠に飛ばすが、GKケレハーの見事な反射神経を前にはじき出された。この良い流れで同点に追いつけずにいると、前半アディショナルタイムにはハムストリングを痛めたラムジーがプレー続行不可能となり、マッギンの投入を余儀なくされた。 リバプールの1点リードで折り返した試合は比較的オープンな形でスタート。キックオフ直後にボックス左に抜け出したロジャーズが枠の右に外れるシュートを放てば、直後にはロバートソンの正確な左クロスをゴール前のヌニェスがヘディングで合わすが、こちらも枠を捉え切れない。 全体的にはホームチームペースも徐々に膠着状態に陥ると、65分を過ぎて両ベンチが動く。リバプールはヌニェスとジョーンズを下げてガクポ、ソボスライを投入。対するアストン・ビラは切り札のデュランやマートセン、フィロジーンといった攻撃的なカードを切っていった。 過密日程の影響もあってよりオープンとなった後半終盤の攻防ではスコアを動かしたのは、やはり地力で勝る首位チーム。84分、ハーフウェイライン付近でDFジエゴ・カルロスのヘディングでのクリアをブロックしたサラーが一気に右サイドを持ち上がると、左を並走する味方をオトリにカットインからニア上を射抜く左足シュートを突き刺した。 その後、マク・アリスターに代えてクローザーの遠藤を投入したリバプールは危なげないゲームクローズで2-0の完勝。2位のマンチェスター・シティが今節取りこぼした中できっちりと勝ち点3を積み上げた。一方、指揮官のメモリアルゲームで敗れたアストン・ビラは公式戦4連敗となった。 リバプール 2-0 アストン・ビラ 【リバプール】 ダルウィン・ヌニェス(前20) モハメド・サラー(後39) <span class="paragraph-title">【動画】サラー起点のロングカウンターをヌニェスが仕留める!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">先制点はダルウィン・ヌニェス<br>アシストしたサラーは<br>11月のプレミアリーグ22試合で22ゴールに直接関与<br>(17ゴール、5アシスト)<br><br>プレミアリーグ 第11節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%A9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#アストン・ヴィラ</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/p1IrhRJHbQ">pic.twitter.com/p1IrhRJHbQ</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1855349078340841601?ref_src=twsrc%5Etfw">November 9, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.10 07:03 Sun4
今夏にリバプール加入もコンディション整わずのキエーザ…1月にイタリア復帰の可能性も?
リバプールのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(27)に、早くも移籍の可能性があるようだ。 これまでフィオレンティーナやユベントスで活躍してきたキエーザだが、今夏にユベントスから構想外の扱いに。多くの移籍先候補が浮上する中で、最終的にリバプールへの完全移籍が発表された。 しかし、ユベントスでプレシーズンに参加できなかった影響もあり、まったくコンディションが整っていなかったキエーザはリバプールでほぼ試合に出られず。ここまで公式戦3試合の出場、プレミアリーグでは18分、チャンピオンズリーグ(CL)では1分の出番に留まっている。 現在は負傷もあって戦列を離れているキエーザだが、ここまでの扱いもあって早くも去就は不透明に。イタリア『カルチョメルカート』によると、リバプールはこのままキエーザのコンディションが整わないようなら、来年1月の移籍市場でローマかミランにレンタルさせる可能性もあるようだ。 特にローマは今夏もキエーザ獲得を狙い続けてきた経緯があり、現在も動向はチェックしている模様。ただし、クラブはすでにダニエレ・デ・ロッシ監督とイバン・ユリッチ監督を続けざまに解任して後任選定中なこともあり、新たな指揮官がどのようなプランを持っているかにも左右されるという。 リバプールはアルネ・スロット監督の下でチームが順調なこともあり、1月に戦力を減らすことは基本的に消極的。とはいえ、この先もキエーザが戦力にならない状態が続く場合は再考の可能性があり、今後も動きは注目されることになりそうだ。 2024.11.13 10:55 Wed5