伏兵アマド土壇場弾のユナイテッドが“夢の劇場”で劇的過ぎる4強進出! 120分激闘で散ったリバプールは4冠の夢潰える…【FAカップ】

2024.03.18 03:21 Mon
Getty Images
FAカップ準々決勝、マンチェスター・ユナイテッドvsリバプールが17日にオールド・トラッフォードで行われ、120分の激闘を4-3で制したユナイテッドが準決勝進出を決めた。なお、リバプールのMF遠藤航はフル出場した。逆転でのトップ4フィニッシュと共に今シーズン唯一獲得可能なタイトルとなる今大会制覇を目指すユナイテッド。直近のリーグ戦でエバートンに2-0で勝利し、ダービー完敗の嫌な流れを払しょくしたテン・ハグのチームはベスト4進出を懸けた難敵との大一番へ先発2人を変更。エバンスに代えて負傷明けのワン=ビサカ、負傷のカゼミロに代えてホイルンドを1トップに置いてマクトミネイとメイヌーで2セントラルMFを組んだ。

一方、シーズン4冠に向けて力強い歩みを続けるリバプール。リーグ前節ではマンチェスター・シティとの首位攻防戦をドローで終えて2位転落となったが、直近のヨーロッパリーグ(EL)ではスパルタ・プラハに6-1の圧勝を収め、危なげなくベスト8進出を決めた。クロップ監督はその一戦から先発3人を変更。ブラッドリー、クラーク、ガクポに代えてファン・ダイク、マク・アリスター、ルイス・ディアスら主力を復帰させた。
サラー対策のワン=ビサカの左サイドバック起用など変化を示したユナイテッドが良い入りを見せる。開始4分に左サイドのラッシュフォードが得意の角度から右足シュートでGKケレハーにいきなりのファインセーブを強いると、その勢いのままに先制点を奪い切る。

10分、相手陣内左サイドでブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォード、ガルナチョと細かく繋いでポケットを取ったガルナチョが右足シュート。これはGKに弾かれるが、浮いたこぼれにいち早く詰めたマクトミネイが押し込んだ。
相手の時間帯で耐え切れずにいきなりビハインドを負ったリバプールは、時間の経過と共に押し返していく。その中で自慢の3トップにはなかなか良い形でボールが入らないものの、中盤のソボスライらがフィニッシュに絡む。

一進一退の攻防が繰り広げられる中、前半半ばを過ぎてゴール前での攻防が目立ち始める。そして、序盤から存在感を示してきたメイヌーの見事な仕掛けからユナイテッドに追加点のチャンスが訪れる。

35分、相手陣内中央左で複数のDFを個で剥がす圧巻の突破を見せたメイヌーから左サイド深くでパスを受けたラッシュフォードが丁寧なマイナスの折り返しを供給。ボックス中央にフリーで走り込んできたマクトミネイがこれを右足ダイレクトで合わすが、ややコースが甘くなったシュートはGKケレハーのビッグセーブに阻まれた。

ケレハーのこの試合2本目の決定機阻止に救われたアウェイチームは、ここから一気に攻勢を強めていく。37分には遠藤が高い位置でのボール奪取からボックス右のサラーに預けてゴール前に侵入。リターンパスを右足ダイレクトでゴール左隅に流し込む、絶好調の日本代表MFの値千金の同点ゴールかに思われたが、このプレーはサラーの抜け出しの場面での微妙なオフサイドを取られて幻に。

それでも、この決定機をきっかけに完全に勢いに乗ったクロップのチームは前半終了間際に鮮やかな連続攻撃から一気に試合を引っくり返した。

まずは44分、相手陣内中央右でクアンサーが勇敢な持ち上がりでボックス右まで運んで中央のヌニェスに繋ぐと、ヌニェスがワンタッチで叩いたボールにボックス右で反応したマク・アリスターが右足を一閃。相手DFの出した足に当たってコースが変わったシュートがゴール右隅に突き刺さる。

さらに、前半アディショナルタイム2分には前線からの連動したプレスで相手陣内右サイド深くでB・フェルナンデスを潰してショートカウンターを発動。ボックス左でルイス・ディアスのパスを受けたヌニェスの右足シュートはGKオナナのビッグセーブに阻まれたが、こぼれに反応したサラーがワントラップから利き足とは逆の右足シュートを突き刺した。

ホームチームが善戦を見せたものの、勝負強いアウェイチームが逆転して折り返した試合は、後半も立ち上がりから攻め合うオープンな展開に。リバプールはソボスライ、ユナイテッドはホイルンドやB・フェルナンデスとボックス付近で足を振っていく。

ただ、時間の経過と共に試合は徐々に膠着。この展開を受け、両ベンチは70分を過ぎて大きく動く。

ゴールが必要なテン・ハグ監督は負傷明けのホイルンド、ワン=ビサカを下げてマグワイア、アントニーを同時投入。さらに、ヴァラン、メイヌーと守備的な選手を下げてアマド、エリクセンの投入でリスクを冒す。

対するクロップ監督はソボスライ、ロバートソン、サラーを下げてエリオット、ブラッドリー、ガクポとフレッシュな選手をピッチに送り込んだ。

一連の交代後もリバプールがうまくゲームをコントロールして時計を進めていたが、後半終盤にマグワイアを前線に上げるなど一発勝負特有の力業に出た赤い悪魔が土壇場で意地を見せる。

87分、相手陣内中央でルーズボールを回収したアントニーが左のガルナチョに展開。そのままボックス内に持ち込んでカットインから右足を振る。ボックス中央でこのシュートのこぼれに反応したアントニーが遠藤を背負いながら利き足とは逆の右足の反転シュートをゴール右隅の完璧なコースに流し込んだ。

加入以降、批判を浴び続ける伏兵の価千金の一撃によって追いついたユナイテッドは、このまま逆転まで持ち込むべく攻勢を継続。すると、後半ラストプレーとなった94分にはエリクセンからの絶妙なスルーパスで完璧にディフェンスラインの背後を取ったラッシュフォードにGKと一対一のビッグチャンスが舞い込むが、右隅を狙ったシュートはわずかに枠を外れて90分間での決着とはならず。

消耗戦となった延長戦ではコンディション面で圧倒的に優位なユナイテッドが押し込む状況が続く。その流れでアントニーやラッシュフォード、リンデロフと幾度か際どいシュートを放っていくが、リバプール守備陣の粘りでわずかに精度を乱されてゴールをこじ開けることができない。

すると、延長戦ではほとんどフィニッシュまで持ち込めずにいたリバプールが延長前半終了間際に一瞬の隙を突いてゴールをこじ開ける。105分、相手陣内右サイドでのスローインの流れからブラッドリーがドリブルで内側に切り込んでフリーのエリオットに繋ぐと、背番号19はすかさず得意の左足を一閃。エリクセンが出した足に当たってコースが変わると、これがゴール左下隅の完璧なコースに決まった。

これで厳しくなったホームチームは、延長後半開始と同時にリンデロフを下げて負傷明けのマウントを投入。なりふり構わぬ姿勢でゴールを目指すと、ここまで期待を裏切り続けたエースストライカーがようやく仕事を果たす。

112分、ヌニェスの不用意な横パスをボックス手前中央でカットしたマクトミネイがすかさずボックス内に走り込むラッシュフォードに繋ぐと、イングランド代表FWは丁寧な右足シュートをゴール右隅に流し込んだ。

これで3-3のイーブンに戻った激闘は最終盤の攻防に突入。PK戦も視野に入り始めたが、最後の最後に赤い悪魔が劇的過ぎるドラマを演じる。121分、リバプールの左CKの流れからクリアボールに反応したアマドが、遠藤とエリオットがややお見合いの形となったところでボールにアタックしてエリオットからボール奪取。このボールをガルナチョが引き取って2対1の数的優位のロングカウンターに持ち込むと、最後はボックス手前でラストパスを受けたアマドがゴール右隅へ左足の正確なシュートを流し込んだ。

その殊勲のアマドは興奮してユニフォームを脱いでしまい2枚目のカードで最後までピッチに立つことは叶わぬも、残りの10人がしっかりとアウェイチームの反撃を凌ぎ切った。

この結果、夢の劇場で極上のエンターテインメントを披露したユナイテッドが劇的にベスト4進出。一方、宿敵に衝撃的な敗戦を喫したリバプールは今季4冠の夢が潰えることになった。


1 2

マンチェスター・ユナイテッドの関連記事

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が16日に行われ、0-1で敗れたプレミアリーグ第37節チェルシー戦後にコメントした。 5日後にヨーロッパリーグ決勝のトッテナム戦を控えるユナイテッドは、主力を起用。チェルシー相手に互角以上の戦いを見せるも71分に被弾して惜敗となった。 アモリム監督は試合勘を 2025.05.17 11:00 Sat
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が16日に行われ、1-0で勝利したプレミアリーグ第37節マンチェスター・ユナイテッド戦後にコメントした。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れ、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシーが、ヨーロッパリーグ決勝を控えるユナイテッドをス 2025.05.17 10:00 Sat
プレミアリーグ第37節、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドが16日に行われ、チェルシーが1-0で勝利した。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れてチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシー(勝ち点63)は、プレミアリーグ初先発となる19歳ジョージが最前線で起用 2025.05.17 06:16 Sat
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFハリー・マグワイアが来シーズンについて言及した。 今シーズンは大苦戦を強いられているユナイテッド。プレミアリーグでは16位に低迷しており、残り2試合となっている。 ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進んでおり、トッテナムとの戦いで勝利すれば、来シーズンのチャ 2025.05.16 22:55 Fri
先週末に行われた第36節ではリバプールvsアーセナルの頂上決戦がドローに終わったほか、ニューカッスルvsチェルシーの上位対決は前者に軍配。また、マンチェスター・シティが最下位サウサンプトン相手に痛恨のドローとなった。 最終節前となる今節は17日にFAカップ決勝のクリスタル・パレスvsマンチェスター・シティ、21日 2025.05.16 19:00 Fri

FAカップの関連記事

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が27日に行われ、2-0で勝利したFAカップ準決勝ノッティンガム・フォレスト戦後にコメントした。 3季連続でのFAカップ決勝進出を果たしたグアルディオラ監督だがこれまで通り、「今季は良くない。プレミアリーグでリバプールに10億ポイント差を付けられている。我々は 2025.04.28 09:00 Mon
FAカップ準決勝、ノッティンガム・フォレストvsマンチェスター・シティが27日にウェンブリー・スタジアムで行われ、0-2で勝利したシティが決勝進出を決めた。 下部カテゴリーの3チーム、準々決勝ではボーンマスに競り勝って準決勝進出を決めたシティ。今季唯一獲得可能なタイトル制覇を目指すチームは、プレミアリーグで熾烈な 2025.04.28 02:47 Mon
クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地が高い評価を受けている。 26日、クリスタル・パレスはFAカップ準決勝でアストン・ビラと対戦。鎌田は先発フル出場を果たした。 プレミアリーグで上位を争うアストン・ビラとの一戦。クリスタル・パレスはアーセナルとミッドウィークのリーグ戦で引き分けた中、31分にエベレチ・エ 2025.04.27 16:05 Sun
アストン・ビラのウナイ・エメリ監督が26日に行われ、0-3で完敗したFAカップ準決勝クリスタル・パレス戦を振り返った。 プレミアリーグで熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いを繰り広げているアストン・ビラのFAカップ決勝進出を懸けた一戦。 31分にFWエベレチ・エゼに見事なダイレクトシュートを決められ 2025.04.27 11:15 Sun
クリスタル・パレスのオリバー・グラスナー監督が26日に行われ、3-0で快勝したFAカップ準決勝アストン・ビラ戦を振り返った。 9季ぶりに決勝進出を目指すパレスは31分にFWエベレチ・エゼが見事なダイレクトシュートで先制点を挙げると、守護神ディーン・ヘンダーソンの活躍もあった中、1点のリードで前半を終えた。 2025.04.27 10:30 Sun

マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング

1

今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」

現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon
2

“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る

▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon
3

中盤補強も目指すユナイテッド、コパ・アメリカで活躍のコロンビア代表MFリオスに注目…約35億円オファー準備か

マンチェスター・ユナイテッドがパウメイラスのコロンビア代表MFリチャード・リオス(24)の獲得に動き出しているようだ。 オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(23)やU-23フランス代表DFレニー・ヨロ(18)を確保するなど、着々と補強を進めているユナイテッド。中盤の選手との契約も目指し、パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテ(23)が新戦力候補筆頭となっている。 一方、退団へ向かう可能性がある選手も複数。ブラジル代表MFカゼミロ(32)の移籍が取り沙汰されているほか、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイ(27)にはフルアムやトッテナム、ガラタサライなどからの関心が浮上。また、フィオレンティーナからレンタルしていたモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)に関しては、2000万ユーロ(約34億2000万円)の買取オプションの行使を見送ることとなった。 ウガルテの獲得だけでは選手層に不安が生じることも考えられるなか、移籍市場に精通するジャーナリストのルディ・ガレッティ氏によると、ユナイテッドはリオスにアプローチ。パウメイラスへの1700万ポンド(約34億5000万円)のオファーも準備しているという。 リオスは2023月10月にコロンビア代表デビューを飾ったばかりのセントラルミッドフィルダー。準優勝に終わったコパ・アメリカ2024では、グループステージから決勝までの6試合全てで先発し、攻守にわたって存在感を発揮した。 一躍その名を世界に広めたMFは、ミランのリストにも加わっているとのこと。しかし、リオスと2026年12月までの契約を交わすパウメイラスは、今夏の売却の意思がないようだ。 2024.07.22 18:42 Mon
4

ユナイテッド若手GKヴィテクが武者修行 今夏アピールもオーストリア1部へ

マンチェスター・ユナイテッドは21日、U-20チェコ代表GKラデク・ヴィテク(20)がオーストリア・ブンデスリーガのブラウヴァイス・リンツにレンタル移籍すると発表した。移籍期間は今季いっぱいとなる。 ヴィテクは2020年夏に母国クラブのオロモウツから加入。16歳でユナイテッド入りしたなかで、アンダーカテゴリーで研鑽を積み、昨季はプレミアリーグで初のベンチ入りを記録した。 2022年のFAユースカップ優勝時に守護神を担うなどの経験も重ねるなかで、この夏はトップチームの一員としてプレシーズンを過ごし、ノルウェーでのローゼンボリ戦では活躍を光らせた。 FCブラウヴァイス・リンツは2023-24シーズンからオーストリア1部を戦うクラブで、LASKリンツは地元のライバルとなる。 2024.08.21 18:28 Wed
5

元ユナイテッドSDがFAに復帰…新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任

元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨年12月にユナイテッドのSDをわずか5カ月で退任したアシュワース氏。それ以前にはブライトン&ホーヴ・アルビオン、ニューカッスルで手腕を発揮しており、国内外のクラブからのオファーも想定されていたが、2018年まで6年間に渡って勤務していたFAに復帰することになった。 アシュワース氏は、セント・ジョージズ・パークの再開発を監督し、2028年に開催されるユーロ2028の共催に向け、競技施設とピッチの改善を目指す。 さらに、この新役職は、男子フットボールのテクニカルディレクターであるジョン・マクダーモット氏と緊密に連携するとともに、FAの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ブリンガム氏とも連携する。 また、イングランド国内の地元出身のコーチの育成にも携わる予定だという。 2025.05.15 16:30 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly