リバプールDFアレクサンダー=アーノルドは筋肉をつけすぎた?元英代表が指摘「機動力に支障をきたすことがある」

元イングランド代表のOBたちがリバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの不調の原因を指摘している。イギリス『talkSPORT』が伝えている。卓越したキック精度を武器に、これまでリバプール不動の右サイドバックとして多くのトロフィー獲得に貢献してきたアレクサンダー=アーノルド。しかし、チームが不振に陥る今季はかねてよりウィークポイントとされてきた守備の課題が目立ち、多くの批判を浴びている。1日に行われたプレミアリーグ第29節のマンチェスター・シティ戦でも、先制ゴールの起点にはなったものの、マッチアップしたシティのイングランド代表FWジャック・グリーリッシュに苦戦。チームも1-4で敗れた。
アレクサンダー=アーノルドのパフォーマンスについて、元イングランド代表MFのダニー・マーフィー氏は「僕の明白な答え、そして唯一考えられることは、彼はフィットネスに関する良いセッションを受ける必要があるということだ」と指摘した。

さらに「今シーズンはもうトップ4には入れないから、遅いかもしれない。でも、夏に彼がどのようなやり方で臨むにせよ、それは違うものでなければならないと思う」と続けている。そして、元イングランド代表FWのダレン・ベント氏も「2、3年前の彼を見ると、ちょっと華奢だったんだ。上半身のウェイトトレーニングを続けていると、機動力に支障をきたすことがあるんだ」と筋肉量の増加が必ずしも良いことではないと指摘している。

それでも、「トレントのことを見ていていつも思うのは、フットボールに関しては、彼はまだ並外れた才能を持っているということです。パスの幅はまだあるし、それを失うことはないだろう」とその能力についても認めており、「だからマーフ(マーフィー氏)に賛成だ。彼がやっているやり方が何であれ、それを変える必要がある。ジムでウェイトリフティングをする時間を減らして、グラウンドの上で過ごす時間を増やすとかね」と同調している。

確かに以前よりも間違いなくガタイが良くなったアレクサンダー=アーノルド。改めて守備面での課題が指摘されているが、これから先変化は見られるだろうか。