旗手の芸術弾に古橋が意地の一撃! セルティックが4発快勝でベスト4進出《スコティッシュ・リーグカップ》
2022.10.20 04:06 Thu
セルティックは19日、スコティッシュ・リーグカップ準々決勝でマザーウェルとアウェイで対戦し、4-0の快勝で準決勝進出を決めた。大会連覇を目指すセルティックはこの準々決勝でリーグ8位のマザーウェルと対戦。この試合ではFW古橋亨梧、MF旗手怜央がスタメンを飾り、FW前田大然、MF井手口陽介はベンチスタートとなった。
立ち上がりから主導権を握るセルティックは、旗手やモーイを起点に幾つものチャンスを作り出す。12分にはボックス右に抜け出した旗手の丁寧な折り返しをゴール前に飛び込んだ古橋がゴール至近距離で左足で合わせたが、枠の右に外してしまう。
さらに、19分にはペナルティアーク付近でパスを受けた古橋が左足のミドルシュートを狙うが、枠を捉えたかに思われた鋭いシュートは惜しくもクロスバーの内側を叩きピッチへバウンドしたボールはゴールラインを完全に割っておらず、先制点とはならず。
その後、ディフェンスラインでの不用意なボールロストからマザーウェルに決定機を許したセルティックだが、相手のシュートミスに救われてイーブンの状況を維持。すると、28分には再び旗手のショートスルーパスに抜け出した古橋に3度目のビッグチャンスが訪れるが、今度はGKにうまく間合いを詰められて右足のシュートはビッグセーブに阻まれた。
1点リードで臨んだ後半も立ち上がりに旗手の折り返しから古橋がシュートシーンを作り出す良い入りを見せたアウェイチームは、再びアバダが決定的な仕事を果たす。56分、連続で枠内シュートを浴びせかける波状攻撃からボックス中央でこぼれ球に反応したアバダのシュートがゴール前の密集を抜けてゴールネットへ突き刺さった。
これで勝利に大きく近づいたセルティックは、序盤から存在感を放っていた旗手が魅せる。60分、右サイド深くに侵攻したアバダからニアのゴールライン際で足元にパスを受けた旗手はうまくDFと入れ替わった後に鮮やかなダブルタッチでGKを一瞬外して左足のシュートを左隅へ流し込んだ。
このファインゴールで勝ち抜けを決めたセルティックは、続けて主力をベンチへ下げる中で72分には殊勲の旗手に代わって前田が投入される。すると、76分には前線での前田の見事なチェイシングからショートカウンターに持ち込み、ボックス右でアバダが放ったシュートは右ポストを叩いてハットトリック達成とはならずも、ゴール前フリーで撥ね返りに反応した古橋が冷静に無人のゴールへ流し込み、ここまでの決定機逸を払しょくするゴールとした。
その後は危なげなくホームチームの反撃をクリーンシートで凌いだセルティックが、旗手と古橋のゴール共演にアバダの3ゴールに絡む活躍によって4-0で圧勝。順当に準決勝進出を決めている。
マザーウェル 0-4 セルティック
【セルティック】
アバダ(44分)
アバダ(56分)
旗手怜央(60分)
古橋亨梧(76分)
立ち上がりから主導権を握るセルティックは、旗手やモーイを起点に幾つものチャンスを作り出す。12分にはボックス右に抜け出した旗手の丁寧な折り返しをゴール前に飛び込んだ古橋がゴール至近距離で左足で合わせたが、枠の右に外してしまう。
その後、ディフェンスラインでの不用意なボールロストからマザーウェルに決定機を許したセルティックだが、相手のシュートミスに救われてイーブンの状況を維持。すると、28分には再び旗手のショートスルーパスに抜け出した古橋に3度目のビッグチャンスが訪れるが、今度はGKにうまく間合いを詰められて右足のシュートはビッグセーブに阻まれた。
なかなか決定機をモノにできないアウェイチームだったが、前半終了間際にゴールをこじ開ける。44分、相手を深くに押し込んでの波状攻撃からボックス手前左のテイラーが味方とのワンツーでゴール左へ抜け出して絶妙なグラウンダーの折り返しを供給。これを3人目の動き出しで反応したゴール前のアバダがワンタッチで流し込んだ。
1点リードで臨んだ後半も立ち上がりに旗手の折り返しから古橋がシュートシーンを作り出す良い入りを見せたアウェイチームは、再びアバダが決定的な仕事を果たす。56分、連続で枠内シュートを浴びせかける波状攻撃からボックス中央でこぼれ球に反応したアバダのシュートがゴール前の密集を抜けてゴールネットへ突き刺さった。
これで勝利に大きく近づいたセルティックは、序盤から存在感を放っていた旗手が魅せる。60分、右サイド深くに侵攻したアバダからニアのゴールライン際で足元にパスを受けた旗手はうまくDFと入れ替わった後に鮮やかなダブルタッチでGKを一瞬外して左足のシュートを左隅へ流し込んだ。
このファインゴールで勝ち抜けを決めたセルティックは、続けて主力をベンチへ下げる中で72分には殊勲の旗手に代わって前田が投入される。すると、76分には前線での前田の見事なチェイシングからショートカウンターに持ち込み、ボックス右でアバダが放ったシュートは右ポストを叩いてハットトリック達成とはならずも、ゴール前フリーで撥ね返りに反応した古橋が冷静に無人のゴールへ流し込み、ここまでの決定機逸を払しょくするゴールとした。
その後は危なげなくホームチームの反撃をクリーンシートで凌いだセルティックが、旗手と古橋のゴール共演にアバダの3ゴールに絡む活躍によって4-0で圧勝。順当に準決勝進出を決めている。
マザーウェル 0-4 セルティック
【セルティック】
アバダ(44分)
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旗手怜央(60分)
古橋亨梧(76分)
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