開幕ゲームで惨敗のアーセナル、ルワンダ大統領が不甲斐ない黒星に苦言

2021.08.14 22:06 Sat
Getty Images
ルワンダのポール・カガメ大統領が、プレミアリーグ開幕カードでのアーセナルの敗戦に苦言を呈した。
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13日、2021-22シーズンのプレミアリーグが開幕。開幕カードは、クラブ史上初昇格を果たしたブレントフォードと復権を目指すアーセナルの一戦となった。プレミアリーグのビッグ6の一角でもあるアーセナルといきなりの対戦となったブレントフォード。アーセナルがポゼッションを高めて崩していく中、ゴールを奪えないでいると、ブレントフォードは22分にセルジ・カノスがファインゴールで先制。後半にはロングスローからクリスティアン・ノルゴーアがゴールを決め、2-0で勝利を収めた。
初のプレミアリーグでアーセナル相手にホームで快勝。さらに制限がありながらもスタンドにファンが戻った中で大きな一勝は大きく湧くこととなった。

一方で、昇格組に惨敗したアーセナル。主軸が数人居なかったとは言え、評価される部分はないなか、アーセナルファンとしても知られるカガメ大統領も怒り新党だった。
カガメ大統領はこれまでもアーセナルの結果についてコメントすることはあったものの、今回の敗戦にはツイッターで苦言を述べている。

「我々は平凡さを許したり、受け入れたりしてはいけない。チームは勝つために目的を持って構築されなければいけない。だから、我々が負けた時、それは予期されていなかった」

「誰の肩に最も重い負担がかかっているかを理解していると思う。彼らも知っているだろうか。それを受け入れることを願っている」

ルワンダ政府は2018年からアーセナルのユニフォームに「Visit Rwanda」のロゴを掲示し、3000万ポンド()以上のスポンサー契約を結んでいる。



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