ユーロ2024では無くなるか? UEFAが主審への抗議に処分の可能性を示唆「主審と話す唯一の選手がキャプテンであるべき」

2024.05.14 22:10 Tue
主審を囲む行為はユーロ2024では無くなる可能性
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主審を囲む行為はユーロ2024では無くなる可能性
今夏ドイツで開催されるユーロ2024。ピッチ上では違う光景が見えることになりそうだ。

ヨーロッパの頂点を決めるユーロ。スペクタクルな戦いが繰り広げられ、ワールドカップ以上に見所が多い大会とも言われる。

そのユーロだが、欧州サッカー連盟(UEFA)は、試合中の選手の行動について牽制している。
UEFAが言及したのは、試合中の主審に対する抗議。不可解な判定に選手たちは異議を申し立てることが多く、主審を囲む姿はよく見られる。一方で、これはサッカー界にとってはイメージが悪いものの1つ。UEFAはこれをやめさせようとしている。

UEFAの審判部長であるロベルト・ロゼッティ氏がコメントした。
「現状を改善するため、我々UEFAは来たるユーロ2024に出場する全てのチームに対し、審判団が自分たちの決定について説明することを望んでいる」

「どうやってこれを行うか? 考え方は単純だ。我々は全てのチームに、主審と話す唯一の選手がキャプテンであるということを確認するように求める」

「我々はキャプテンに対し、チームメイトが主審に詰め寄ったり、取り囲んだりしないように、ジャッジがタイムリーかつ敬意を持って伝えられるように直接会話ができるようにするように願う」

これはすでに国際サッカー連盟(FIFA)が試験的に導入しているもの。キャプテン以外の選手は主審と話すことはできず、代表して主審が話を聴き、判定についても話し合えるというものだ。

そしてUEFAは今大会でカードの対象になる可能性も示唆した。

「チームメイトがキャプテンの役割を無視したり、軽蔑したり、異議を唱えたりする兆候を示して主審に近づいた場合は、イエローカードが提示されるだろう」

「明らかに、キャプテンがGKであれば、ピッチの反対側で何かが起きた時、その役割を果たすことができる他の選手を指名する必要があるだろう」

ヒートアップしている試合中であれば、ついついやってしまいがちな行為。今大会でどこまでその光景が減るのか、注目が集まる。

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